一種目 小説家になるためのサキイカ

 貴兄らはサキイカを何と心得るか?

 と聞かれて応えられるやつぁあいない。


 いないだろう。


 仮にAくんとBさんが居たとする。名前は記号であり、記号でよい。

 

A「小説家になりたい」

B「公募とかがいいんじゃない?」

C「自分が小説家になったと思えばそれが小説家になるっていうこと」

D「プロとアマチュアの違いなんて」


 小説家になりたいわたしは、とりあえずミサイルどーん!! で話を終わらすことなんてできない。

 小説家になる。

 小説家になって、小説を書くだけでご飯を食べられるようになりたい。

 小説家になって、とりあえず一冊でも紙の本を店に並べたい。

 小説家になって、有名になりたい、誰かを見返してやりたい。

 ただただ自分の紡ぐ物語を人様に届けたい。


 動機はいろいろあるけれど、この世で一匹、平面小説家の作中作家は、漫画のキャラであれば二次元と表されるわけであり、イラストもなにもついていない小説内のキャラクターは


   てん・点


 であり、一次元である。そこには太さも長さも存在しない。

 物語と云う一本の道を進むご都合的な思考を持ったキャラクタ。

 そんなものになってはいないか? あなたの小説のキャラクタは?


 それでよい。

 これはマルチシナリオのゲームではない。


 小説に分岐など存在しない。


 だから問おう。


 諸兄に、続きが読みたいか? 否か?


 エッセイが読みたいのであれば、目次に戻って 

『一種目 小説家になるためのサキイカ 第二章』を


 小説を期待しているのであれば、

『一種目 小説家になるためのサキイカ 第二章 Aと・』


 そもそも続きなど読みたくもないのであれば、ミサイルどーん!

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