レビューを書くタイミングはいつか。

「今でしょ!」とはかの塾講師の弁であるが、実際その通りであると私は思う。


完結してから書く。といった人もいるだろう。

ある程度エピソードが進んでから、といった人もいるかと思う。

読了してから。といった人もいるに違いない。


だが、書くべき時は、今まさに心を動かされたその瞬間なのである。


「続きが読みたい!」と書いてしまってもいい。

「現在何話まで読みました」と前置きするのもいい。


リアクションがあれば、書き手のモチベーションアップにつながるのである。

そして、カクヨム内に限って言えば、レビューは後からでも編集できるのだ。

なんとなれば「読み終えてから改めて書きます」と書いてしまってもいいかもしれない。


そして、読者とのやり取りを経た事で、書き手が当初想定していた筋書きを変えるといった事もあるかもしれない。

それは読者の作品における介入につながるのでは、といった懸念も確かにある。

しかしながら、ファンレターの内容から、エピソードの追加、変更が行われるといった現象は、連載小説や連載漫画においてままある事なのだ。

完結作品の前日譚、後日談、まさかの続編が書かれることだってある。


ファンと作者のやり取りにおいて新たな創造が行われる化学反応は、善し悪しもあるだろうけれど、まったくの無反応の結果、作品がフェードアウトしていってしまうよりははるかに良いと私は考える。

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