絶賛する。

これこそ私が読みたかったもの!という作品があったならば、迷わず書くべきだ。


読後の熱を伝える事は新しい読者を呼び込む事につながるし、それが作者のモチベーションにもつながる。

ただし、ほめ過ぎて読む前のハードルが上がり、結果として読んだ人が「期待外れだった」と落胆する事にもなりうるのではという懸念もある。

確かにそうしたことも、十分に考えられる。


ここで重要なのは、嘘をつかない事だと私は考える。

誇張された絶賛は、作者にも読者にも案外見抜かれるものだ。


素直な範囲で、ベタ褒めする。

伝えるべきは、いかにほれ込んだかであり、期待するものは、結果として相手が「そこまで言うならちょっと読んでみるか」なのである。

とはいえ、絶賛すればするほど、冷めた目で見るひねくれ者が引き寄せられる。といった側面も確かに無いでは無いのだが。


しかしながら、十人十色というように、好みの問題は離れられない。

こればかりは、注目を浴びるものの宿命といっても良い。

その点は、割り切った上で絶賛することを勧めたい。

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