作者をオススメする。
ある作者がいたとする。
いくつか作品を出していたとする。
『文は人なり』と言ったもので、作品には必ずその作者としての「個性」があらわれる。
「作風」とも言えるし「作者が持つ独特の味わい」といっても良いだろう。
作者独自の文体。といってもいい。
きわめて身近な例でいうと村上何某だったり、夢枕何某だったりといった感じである。
揶揄するつもりは全く無い。
むしろ、一読して誰の文章かというのがはっきり分かるほどに昇華されたがゆえのものであり、一つの完成した文章の型であると言える。
これは文体に限った話ではない。
作品としての構成、設定、登場人物、テーマ。
あえて、あるいは挑戦として作風をずらす方もいる。
しかしながら、その作者が纏っている雰囲気や思想というものが作品には「味わい」としてあらわれてくるものだ。
レビューを行う際、その作者の作品を複数知っているならば、作風をひとつの指標として書き示すのもよい。
作品の底流にある味わいを示すことで「こういった雰囲気のものが読みたい方に」といった薦め方ができるからだ。
もちろん、作者の持つ味わいが合う読者、合わない読者は必ずいる。
願わくば、気の合う作品とめぐりあいたいものである。
もっとも、気の合わない相手でも、思わぬ刺激を得る機会になることもある。
肝心なのは、感動を伝播させることだ。
ふとした気まぐれで、触れた事のないジャンルにドはまりすることだってあるのだから。
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