第33話アイディア(オリジナリティ、アンバランス、スタイル)
副題に書いたことと関係していますが。世界の作りかたというような話です。
さて、「正真正銘のオリジナリティなど存在しない」とか、「オリジナリティは既存のものの組み合わせだ」という話を聞いたことがある人ももすくなくはないと思います。
もちろん、それでオリジナリティに到達する人もいるでしょう。ですが、そこで問題があります。「そうやって到達したオリジナリティは、本当にオリジナリティなのか?」ということです。
ここで、こういう声も聞こえてきます:
あまりに突飛だと、理解されない
まぁ、それは確かにないとも言えません。なら、そういう世界を作ってからいってください。
ただし、これには逆の意味もあって、一人よがりの設定では理解されないという面もあります。これは、まぁ、避けたいところです。
ですが、それと、「組み合わせ」というのとはまったく別物です。
ここで、組み合わせにもニ種類あります。
一つは、既存のフィクションなどでのアイディアの組み合わせです。
もう一つは、過去から未来までを見通してのアイディアの組み合わせです。
どちらも組み合わせですが、質が異なるという点はいいかと思います。
一つめはどう繕おうとも焼き直し、二番煎じです。
ですが二つめは本当のオリジナリティを持つ世界かもしれません。
どちらを目指すかは言うまでもありません。
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