第8話

 津田を見送ってから自宅に戻ると、玄関に見慣れないキャリーケースが置かれていた。親父が帰ってきたのだろうか。


 いや、違うな。

 玄関に親父の靴がない。


 ついでに言うと来訪者の靴もない。


 灯の愛用している安っぽいビーチサンダルが転がっているのみである。はて、これはどういうことなのだろう。


 誰も訪ねてきているわけでないのだとしたら、このキャリーバックはこの家に住んでいる人間の所有物となってしまう。


 俺の私物ではない。

 まさか灯の? 


 俺が名推理を働かせようとしたところでインターフォンが鳴り、同時に二階から灯が駆け下りてきた。


 相も変わらず、我が従妹はマリモを彷彿とさせるボンバーアフロのカツラを頭部に装着中しているままだった。


「おろ。タイシ帰ってたの? ちょうどよかった。鍵開けてあげてよ」

「は?」


 俺は振り向き、扉を見やる。

 ガチャリと音がして扉が開く。


「なんだ、開いてたんだ」


 制服姿で買い物袋を携えた額田唯子が入って来た。


「えーと……?」


 予想外の訪問者に俺は目を丸くする。


「あのねー、唯子は今日家に泊まるんだよー」


 訊いてもないのに灯が答えた。

 じゃああのキャリーバックは額田の所持品か。


 いや、ちょっと待てよ。


「泊まる? 誰が」

「唯子が」


「どうして」

「泊まるからだよ?」

「…………」


 俺の問いに対する答えを述べてくれないものだろうか。


「私が頼んだの。しばらく泊めてって。昨日赤司さんに電話で伝えたんだけど……」

額田が申し訳なさそうに言った。


 というかしばらくって、複数日滞在するつもりなのかよ。

 まあ、それは置いといて。


「俺は何も聞かされていなかったんだが」

「あー。大志に言うの忘れてた」


 とぼけた灯がのたまう。


「そういうことは俺にきちんと伝えろ」

「大黒柱気取りの大志であったー」


「やかましい」


 俺は灯の額に手刀を叩きこんだ。灯は「ふぎゃっ」と嗜虐心を刺激してくる声を上げ、こめかみを抑える。


「むー。いいじゃん。楽しいよ、きっと」

「そういう問題じゃないだろ……」

「ぶーん! わははー」


 灯は両腕を伸ばして広げ、リビングへとバタバタ走って行った。

 やれやれだ。


 呆れてものも言えない。


「いきなりでなんかごめんね」


 額田が謝ることではない。

 悪いのは灯、ただ一人さ。


「……まあ、いいよ。額田、上がれよ」

「お邪魔します」


 靴を脱いで玄関へ上がる額田。


「そういえば今日はいろいろ大変だったみたいね。お疲れ様」


 ねぎらいの言葉を頂戴した。

 まるですべてを把握しているかのような口ぶりだ。


 もう、今更驚いたりはしない。


 言及したら負けだとも思えるようにもなっていた。慣れとはまっこと、すごいものであることよなぁ。


「で、泊まるつもりらしいが。どういう風の吹き回しだ」


「そろそろこの前取り逃がしたイーヴルが傷を修復して再度襲ってくるころじゃないかと思ってね。護衛をしやすいように傍にいようかなって」


 やっぱりあれで息絶えるという俺の希望的観測は当たってはくれなかったのか。


「なるほどな。それはお手数をかけて申し訳ないな」


 同級生の女の子を家に泊めるというのにえらく色気のない雰囲気だ。幻想とは儚くも散りやすい。


 まあここは灯の家でもあるわけだし、深く考えるのはやめておこう。


「ただでお世話になるのもあれだから、今日の晩御飯は私が作るわね」


 手に持っていた買い物袋を掲げて、額田が言った。


「ほう」


 それはとても素晴らしいことである。ぜひよろしく頼む。


「カレーだけど、いい?」

「問題ない。カレーは好物さ」


「ならよかった」


「ちなみに辛さはなんだ? 灯は甘口しか食えんぞ。お子様だからな」

「友達だもの。知ってるわよ。それくらい。ちゃんと甘口を買ったわ」


 いい友達を持ったな、灯よ。

 俺は辛口が好きだけど。


 はたして額田がそれを知っているかは定かではない。




「わーい。唯子がお泊りだー! やっふーい!」


 浮かれてハジケて、一人で騒ぐ灯を会話の軸に据え、俺たちは食卓を囲んだ。額田の作ったカレーの味? 


 そいつはもちろん美味かったさ。もっとも、カレーを不味く作るということは、それはそれで至難の業だと思うが。


 飯を食い終わり、食器も洗い終えて一段落。俺達三人はテレビのバラエティー番組を見ながらリビングでまったり団欒のひと時を得る。


 灯のやつはくつろぎの極みを求め、ソファに寝そべりまどろみの彼方へ旅行中だ。


 かく言う俺も睡魔の野郎に攻め込まれている最中であり、まぶたが重力に押し負けてしまいそうになっている。斜め向かいで座布団に腰を下ろしている額田も目を擦って眠たそうな表情をしていた。


「ふぁ……。聖沢君、私お風呂先に貰ってもいいかしら」


 欠伸を漏らしながら額田が俺に訊ねる。


「ああ、どうぞ」


 茶を啜りながら応じる。


「じゃあ入って来るわね」


 キャリーケースから洗面用具と、恐らく着替えが収まっているのであろうビニール製の袋を持って額田は部屋を出ていった。


 話し相手がいなくなり、室内に響く音はテレビから発せられるタレントや芸人のトークばかりとなる。


 額田が出てきたら俺も風呂に入ろう。


 そして寝よう。しかし、それまでは起きていなくては。上まぶたと下まぶたの邂逅を阻止すべく踏ん張る。


「すーかー。ふー」


 気持ちよさそうな鼻息が聞こえる。ソファで爆睡している灯は俺をドリームワールドへ誘う工作員か。


 刻々と時計の針が時を刻む。


 長い。


 女の入浴時間はなぜこうも長いのか。


 一体何をすればここまで引き延ばしが可能なんだ。

 俺なんて平均十分もかからんぞ。


 やがて睡眠欲とのせめぎ合いの果て、俺は敗れこたつ机に突っ伏し夢の世界へドロップしていった。




「ん……」


 のそりと起き上がる。


 薄暗くなっているリビングを寝ぼけた眼で目視した。……はて、俺は電気を消して寝ただろうか。


 テレビも電源が落ちていて、今は真っ黒な四角形を見せつけるだけの存在となっている。何一つ悩みのなさそうに寝息を立てている灯を見た。


 額田が気を使ったのか? 

 そう思ったが、それは少し違う気がする。


 どういうわけか、嫌な予感がした。

 この薄暗さ、不自然というか不気味というか。


 なんだかすごく見覚えがある感じ。

 とりあえず窓を開けてみよう。


 立ち上がって窓に手を伸ばす。ぶよん、とした感触に妨害されて俺の突き出した指先は押し返された。外の景色も灰色に見えていて、斜め向かいにある田村さん家の紫色の屋根も色を失っていた。


 ああ、こいつは間違いないな。


 これはもうアレで決定である。先日、教室で閉じ込められたノワールという閉鎖された空間だ。


「よう、目を覚ましたみたいだな」


 俺は声がした方を振り向く。

 キッチンから人影が現れ、その相貌を視界でとらえる。


 あの糸を吐く金髪男がいた。

 服装はこの間と同じ、津田から剥ぎ取った制服のままである。


 ただ、しわくちゃだったワイシャツはところどころ糸がほつれ、泥がこびりついていてその汚らしさをさらに増幅させていた。


 あんな使い古した雑巾みたいな布をよく身に着けていられるものだ。あれから取り替えていないのだろうか。


 半端ない異臭を放っているぞ。


「腹が減っててさあ。これ、食わせてもらったぜ。くけけ……」


 気持ち悪い笑い声を吐き出しながら、こともあろうに金髪男は残っていた額田の手作りカレーを鍋から直接スプーンですくって口に運んでいた。


 この野郎。明日の朝飯に食おうと楽しみにしていたのに。

 よくもやってくれやがったな。


 俺は憤慨しながら金髪男を睨む。


「なに威嚇してきてんだよ。雑魚が」


 空になった鍋を放り捨て、金髪男は半眼で視線の応酬をしてきた。


「アカシはまだ寝てんのか。まあいいさ。叩き起こして始めるとするかな。キュリオスティータイムを」


 首をコキコキと鳴らし、肩を回す金髪男。

 しかしこいつ、どうにも前と比べると雰囲気が微妙に違う。


 言葉遣いが粗暴になっていないか? 

 顔も不健康そうにやつれているし。


 髪もぼさぼさに跳ねて脂ぎった光沢を放っている。加えて斜に構えたような態度が影を潜め、焦燥感の募ったピリピリした佇まいが垣間見れた。


「灯を狙うのをやめるわけにはいかないのか?」


 俺は和平交渉を申し出るため、説得を試みる。


「無理だね。オレはずっとこの時を待っていたんだ。今更手を引くつもりはないね」


 けんもほろろに断られた。

 やっぱりこいつは灯を手にかけることしか頭にない。


 駄目だな。これでは取りつく島もない。

 しょうがないか、こうなれば額田を呼ぼう。


 ……どうやって? 


 栞を紛失したことを額田に言っておくのを忘れていた。

 したがって今ここに栞はない。


 栞がなければこの場所には入れない。ということはつまり額田をここに呼び寄せることは不可能。 


 学習しない自分に辟易しつつある。


 それなら斑鳩にヘルプを求めようと思ったが、携帯電話の画面を見ると、どうにもならん。圏外だった。


「これは絶体絶命というやつか……?」


 驚嘆すべき眠りの深さで寝ることを継続している灯を見る。額田によると灯を戦わせてはいけないらしい。


 ならばここは俺が障壁となってこの金髪男を追っ払わなくてはいかん。はたして俺にできるのか。


 いや、絶対無理。誰か助けてくれ。


「おい人間。アカシを起こせ。そして差し出せ」


 金髪男が凄んでくる。

 だが引き下がるわけにはいかない。


「お断りだな。そもそもお前にうちの敷居をまたがせる許可を出した覚えはない。とっとと出てけ」


 ないものねだりをしていても現状は打破されまい。啖呵を切った以上いつまでもぐずってはいられないだろう。


 俺は何か手近で武器に応用できそうなものがないか探す。結果としてあったのは灯が片付けなかったスプーンだけだった。これでどうしろと。


「歯向うつもりかよ。利口じゃねえなあ……。そういうのは」


 俺だってそう思う。


「男にはやらなきゃいけない時があるんだよ、ってな」


 あー、ヤダヤダ。クサイサムイ台詞。でも無言でいるよりかは多少のハッタリになってくれるはずだ。


 俺はスプーンを握りしめる。

 まことに心もとない武器であるが、ないよりマシだ。多分。


 接近してきた金髪男に向けて俺は右手に握ったスプーンを振り下ろす。


「で、これで終わりかよ?」


 あっけなく手首を掴まれ防がれた。


「ど、どうなんだろうな、ハハハ……」


 俺は無理やり笑ってみせるが頬が引きつっているのが感覚で分かった。


「今日はお前には用がないんだよ。面倒くせぇけど横からちょっかい入れられても鬱陶しいし、先に始末しておくか」


 そう言うと金髪男は驚異的な握力で俺の手首を握りしめた。

 ぐあ、なんつう握力だ。


 あまりの圧迫に握力を維持していることができなくなる。手から離れたスプーンが床に転がった。


 さすがは津田を持ち上げた怪力。

 凄まじい。

 だが、感心している場合じゃない。


 やばい、手首折れそう。

 足が浮き、身体は宙を舞う。


 俺はいとも容易く放り捨てられた。

 この年齢になって投げ飛ばされることになるとは夢にも思わなかった。

 夢であってほしいのだが。


「うがっ……」


 受け身を取り損ね、床に肘をぶつけた。

 立ち上がると腰のあたりもズキズキと痛んだ。


「今回はあの変な武器を持った女は助けにこねえみたいだな」

「それはどうかな。もうじき来るかもしれないぜ」


 打ちつけた肘をさすりながら俺はそう言った。

 金髪男はその気になれば俺をすぐに殺せるはずだ。だが、やつの慢心と気まぐれが幸いして現在俺は生き長らえている。


「あの妙な武器で受けた傷のせいで、オレが治るまでどれだけ苦しい思いをしていたかお前に分かるか? ええっ? おいこら!」


 左足にミドルキックをお見舞いされた。


「ぐほっ……」


 めちゃくちゃ痛い。しかし、俺は生まれたての小鹿のように足を震えさせながらもなんとか踏ん張り立ち続ける。


「死んどけ」


 腹部に拳を入れられ、俺は嘔く。加えて右足にも蹴りを食らい、俺はとうとう身を崩し床に突っ伏した。


「弱いくせに逆らいやがってこの、クズ、ゴミ、カス!」


 貧弱な語彙力で俺を口汚く罵り、金髪男は俺の背中を踏みつける。


「…………」


 俺が沈黙してしまうと金髪男は攻撃を止めた。


「これ以上無駄な体力を遣わされちゃたまらないからな。そこで寝てろよ」


 俺に吐き捨てるように言って身を翻し、ソファで眠りこけている灯のもとへ向かおうとする。それは見過ごせないぜ。


「待てよ」


 這いつくばった姿勢のまま俺は金髪男の足首にしがみつき、行動を制止する。


「はんっ、灯のもとへは行かせないし、指一本だって触れさせるか!」


「邪魔するんじゃねえよ。オレは、あいつを! アカシを殺さねえといけないんだよ! 王になるのは誰でもねえ、オレなんだよ!」


 俺は金髪男に頭をガシガシと踏みつけられた。律儀に靴を脱いできてくれていたのが唯一の救いだ。


「大体どうしてお前がそうまでしてアカシを庇う。あいつはお前と同じ、人間じゃない。アカシはオレと同じイーヴルだぜ? お前に助ける理由があるのか?」


 嘲笑、侮蔑。それらの感情が入り混じった表情で金髪男は俺に訊いてきた。こいつはとんだクソヤローな質問だな。


「うるせーよ。灯が人間じゃなかろうが、髪が何色になろうが関係あるかバカヤロー! 灯は俺の家族だよ! 何年同じ家で飯食って寝て糞してると思ってんだ! いまさらそんな小さいこと気にするわけねーだろ! ふざけたこと言ってるとお前のその泣きボクロ引きちぎるぞ、このエセパンクヤロー」


 俺は怒鳴った。そりゃ怒鳴るさ。一方で金髪男の方は面食らったような顔をして動きを静止していた。


「……大志?」


 声のした方を向くと、灯がいつの間にか起きていてこちらを呆然とした顔で見ていた。アフロのカツラは外れている。


 薄暗い空間の中で、灯の初雪のように真っ白い髪が存在感を放っていた。


「そいつ、誰?」


 灯は夢遊病者のようなおぼつかない足取りでふらふらと俺や金髪男の方へ寄ってくる。


「馬鹿、灯、来るな! 危ないだろ、逃げろ」

「うるさい、わめくな」


 俺は振り払われ、とうとう金髪男の動きを制限するものはなくなった。


「なんだ、やるのか?」

「…………」


 正面で向かい合って鋭い視線を交錯させる二人。灯が真面目な顔してるところを見るのは何年ぶりだ。


「いいぜ、こいよ。オレはお前を倒してイーヴルの王になる」

「タイシをいじめないで」


 灯はなんの脈絡もなくそう言い、平手をかざす。

 パアァンと頬をはたく音が響いた。


「は……?」


 金髪男が呆気にとられ、一瞬の間が生まれる。


「この野郎……。ぶち殺す」


 頬をぶたれた金髪男は激高し、灯のパジャマの襟首を掴んで持ち上げた。

 しかし、


「ぐ、あ……っ」


 金髪男は突如苦痛に顔を歪ませ、手を離した。金髪男の頬に亀裂が走り、ぼろぼろと崩れていく。


「何だよ、これは! 畜生! ふざけるなよ! オレが、このオレが……」


 亀裂は全身に伝わり、金髪男の体は砂塵となって崩壊した。

 随分とあっけない幕切れである。

 終わってしまえば一瞬のことであった。


 後に残ったのは、金髪男のなれの果ての砂山だけ。

 どうなってんだ? 


 目の前で起こった不可解な現象に唖然とする。


「おい、灯! 大丈夫か」


 倒れている灯を発見し、俺は慌てて立ち上がった。まだあちこち軋むように痛む体に鞭を打って駆け寄る。


「灯?」


 俺は灯の脇に屈み込み、容体を窺う。


「ありがとう、大志」


 意識はあるようだ。だが、どうも口調に覇気がない。


「礼を言うのはこっちだろ。助けてもらったんだし」

「ううん、そうじゃなくてね」


「なんだよ?」

「んー、やっぱりなんでもない」


 灯はそう言って目を閉じた。

 直後、静かに寝息を立てだした灯を見て俺は一言。


「おつかれさん」


 でも、寝つき良すぎじゃないか? 

 金髪男が倒されたことで次第に周囲の色彩が戻ってくる。


 これでどうにか一段落。

 灯を付け狙う輩の存在に対して警戒しなくて済む。

 今日からは枕を高くして寝られそうだ。




 その後の話を少しだけ。



 ノワールが解け、元の空間に戻れた俺の目に飛び込んできたのはタオルを巻いただけという、目のやり場に非常に困るあられもない格好でうずくまる額田だった。俺と灯の存在に気付いた額田は一瞬の躊躇も見せず俺に飛びついてきた。


 おいおい。


「聖沢君、赤司さん! よかった、無事だったのね」


 額田の目は少し赤くなっていた。

 ひょっとして泣いていたのだろうか。


 そこには触れないでおこう。


「もう、なんでタグを使ってくれないのよ。すごく心配したんだから。もしものことがあったらどうしようかと……」


 ポカポカと俺の胸を叩きながら額田は言った。


「すまん」


 俺は悪戯を自白する小学生のような気持ちで栞を失くしていたことを伝えた。


「そうなら正直にそう言ってよね。別に怒ったりしないんだから」

「悪かったよ。それより額田」


「なあに?」

「服、着ないと風邪ひくぞ」


「馬鹿、エッチ」


 ベッと舌を出して額田が胸元を抑える。

 そんなつもりで言ったんじゃないのに……。濡れ衣だ。

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