②直接戦ってはいないけど「闘争心」を満たそうとしている人達
企業戦士とうつ病
昨日は、「闘争心」と関係しそうな日本のサブカルチャーやミリタリー趣味について書きました。それらは、現実と関係ないところで何のためらいもなく戦える「闘争心」のはけ口として機能しているみたいです。
そして、現実では波風立てないようにしている。
と思わせておいて、実はそうでもない。
実生活で「闘争心」を満たしている人達もいますよね。たとえば、仕事をものすごく頑張っている人。営業マンってそんな感じのイメージかなあ。それで業績が上がっているのなら、うまい戦い方をしているとも言えますが、彼らの私生活がめちゃくちゃだったとしたら、このやり方もよくなさそう。それになんかギラギラしてて怖い。
彼らは仕事を頑張っているという意識はあるでしょうが、戦っているという意識は持ってない。まあ、口では「殺ってやるぜ!!」とか漫画みたいな台詞言いながら働いている人もいるかもしれないけど、本当にそう思ってるわけじゃない。
「やる気」はあっても「闘争心」でやる気を出してるとは思ってない。だから、「私は平和を望んでいる一人の日本人だ」と無意識的に思ってるんじゃない?とかも私は思っちゃう。
そういう人達はひょっとしたきっかけで壊れてしまう可能性がある。それがうつ病だと私は思う。「人の役に立ちたい」「よりよい社会にしたい」「平和な世の中を望んでいる」というのは建前で、本音は自分の中のギラギラした「闘争心」だと気付く、もしくは、「闘争心」を失って、もう何もかもどうでもよくなって自分のことも嫌いになる。
詳しく本を読んだり、有識者の話を聞いたわけじゃなくて、私の今の感覚で出せる答えはそれです。「闘争心」とうまく付き合うことができないことが現代日本人にとって結構重要な課題になるのではないかと思います。
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