個人出版(の見積り)のススメ ~本気で書籍化を目指す方に向けて~

こんにちは、埴輪です!


今日は幻冬舎ルネッサンス新社の企画編集部の方とお会いし、個人出版について2時間ほどお話をさせて頂きました。


……私は今日ほど「お金が欲しい」と思ったことはありません!

なぜなら、見積書に記載された金額を用意するだけで、「自分の本が本屋さんに並ぶ」という夢が実現できるのですから……!(国立国会図書館にも納品!)


もちろん、出版までには編集提案・組版くみはん・校正・校閲こうえつもありますし、出版までには6カ月~8カ月ほどの期間も必要となりますが、それはもう、やるしかありません!


……しかし、悲しいかな、私の人生で唯一不足しているものがお金であり――これほど不足を意識したのは、新聞奨学生として二部の大学に通うか、就職するか、海上自衛隊に入るかの三択を迫られた高校三年生以来でしたが――、残念ながら、その場で即契約とはいきませんでした。(再度見積もりを出してもらっています!)


……こう言ってしまうと、個人出版には相当なお金が必要だと思われるかもしれませんが、発行部数や紙質、本の形態(ハードカバー、ソフトカバー、文庫、新書など)によって大きな違いがあるものの、ざっくりとした目安を言えば、車をローンで買えるだけの経済力があれば、個人出版は十分に可能です!


でも、個人出版じゃなぁ……とは、私も長年思っていましたが、少なくとも、幻冬舎ルネッサンス新社の個人出版は、書店流通にも対応しており、全国の本屋さんでプロの作品と同じように陳列して貰える他、本の内容に合わせたプロモーション活動まで含めた費用が、上記の金額となります。(自分で原稿を書いた場合)


企画編集部の方にお話を聞いてしみじみ思ったのは、本気で書籍化を目指すなら、個人出版という選択肢は大いにありだということです。


作品を小説投稿サイトで公開したり、電子書籍として販売している作家の方は身に沁みていることだと思いますが、どんな力作を書き上げたとしても、読者がそれを読んで面白い、面白くないと判断する前に、まず作品と出会ってもらうということが難しく、それはもう、奇跡の領域です!(しかも、プロモーション活動まで自分でやらなければならないのですから……!)


書いた作品を読んで欲しい……ただ、それだけなのに。

読んでさえもらえれば、面白さが分かってもらえるはずなのに。


……そうした思いを抱えている方にこそ、ぜひ見積りを取って欲しいと思います!

なぜなら、見積もりを出した作品は、担当の方が必ず読んでくれるからです!


見積りを出された作品は書籍化が前提となりますので、そのために何が必要かを見極めるためにも、まずは作品を読まないことには始まりませんからね!


見積りだけでは……厳密に言えば、契約するまでは費用もかかりませんから、見積もりを出せば、無料でプロの編集者に作品を読んでもらえるだけでなく、作品に対する感想や、どう改善していくべきかというアドバイスを得られるわけです!


これはもう、利用しない手はありません!


……と、これほどまでに幻冬舎ルネッサンス新社の回し者のような発言が続いているのも、それだけ個人出版という道を周知したいと思ったからです。


書籍化への道として、コンテストで賞を取ることがすぐ思い浮かぶとは思いますが、それはとてつもなく狭き門です。


難易度で言えば、何らかのスポーツで日本一になれるぐらいの努力と実力が必要だとは思いますが、スポーツだと無理だと諦められるのに、小説なら可能性があると思えてしまうのも、小説の価値や面白さが、明確に優劣を判断できるようなものではない、曖昧模糊あいまいもことしたものだからだと思います。


個人出版を検討するということは、その曖昧さをお金によって明確にするということでもあり、そのためだけでも、やってみる価値はあると思います!


自分の作品に、車をローンで買うのと同じぐらいのお金をかけて出版するだけの価値があるのかどうか……それを自分自身に問い直す絶好の機会だと思うのです!


そんな価値はないと思う一方で、同じ作品をコンテストに応募する……そんな矛盾に気付いたらしめたもので、それならもう、胸を張ってこれなら出版できると言える作品を書き上げるしかありません!(コンテスト受賞作を出版する場合、それに必要な費用(+賞金)を出版社が全て負担するわけですから、それ以上の価値があると判断されるような作品でなければ、受賞することはありません)


長々と書かせて頂きましたが、書籍化への道はコンテストだけでなく、個人出版という道もあるのだということを、頭の片隅にでも置いておいて頂けると幸いです!


ちなみに、幻冬舎ルネッサンス新社では、小説のコンテストも実施しています!

締切は2月28日(水)と目前ですが、どんな作品、文字数でも受け付けているので、見積もりは敷居が高いという方も、良かったらぜひ応募してみてください!(完成した原稿だけでなく、企画書も受け付けているようです!)


幻冬舎ルネッサンス新社

https://www.gentosha-book.com/


小説コンテスト

https://www.gentosha-book.com/pickup/contest_novel2018/

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