既視感があって斬新

こんばんは、埴輪です!


どうやら「カクヨムチャレンジカップ」にコンテスト応募作品が参加しても、特に問題はないようです!


――それはそれとして。


今日で就職活動に関連した創作物の作成も一段落し、今週中には応募が完了できそうな感じになってきました!

そこで、作業の後は散歩をしながら新作小説についてあれこれ考え、また一歩前に進むことができたように思います!


その中で「タイトル」も考えてみたのですが、「これだ!」と思ったものをネットで検索すると、似たようなもがあったり、同一のタイトル――小説ではないのですが――があったりと、そう簡単にはいかないなぁというのが実感です。


また、「タイトルが似通っている」=「内容も似通っている」ということであり、新作と同じ題材を扱っている作品もちらほら見かけましたが、あらすじなどを見る限りは、アプローチの仕方が異なっているようなので、少し安心しました!


流石に「これだっ!」と思ったアイディアが、「オンラインゲームの世界が舞台で、そこで死ぬと現実でも死んでしまう」みたいなものだとしたら、相当な個性がない限り、戦う前から勝負は決まってしまったようなものです。


とはいえ、それでも書きたいと思えるのなら素晴らしいことだと思いますし、それぐらいの覚悟がなければ、良い作品は書けないのかもしれません。


さらに言えば、今だかつてない作品を目指す余り、奇抜すぎるアイディアを採用してしまうと、読者からの共感を得られない可能もあると思います。


……そういえば、「『感情』から書く脚本術」に「既視感きしかんがあって斬新」という言葉が出てきたことを思い出しました。


これは一見すると矛盾しているようですが、「(プロデューサーは)目新しいものを求めているのだが、それはあくまで観客が身近に感じられる出来事や、共感可能な感情によって語られるのが良い」ということです。


つまり、例えば世の中に「異世界転生モノ」が溢れているのは、読者が異世界転生とそこで起こり得るドラマに共感可能であるという下地が出来上がっており、目新しさという部分さえクリアすれば、「異世界転生モノ」として受け入れられるというシステムが存在しているからだろうと思います。


すなわち、読者には「またこんな作品が読みたいけれど、全く同じじゃつまらない」という心理が働いており、それは「ファンタジーが読みたい」とか「SFが読みたい」とか「恋愛小説が読みたい」とかいう心理と何ら変わることはなく、ただ、ジャンルの中身がより具体的になっているだけではないかと思います。


……何だか話が横道に逸れてしまいましたが、とにかく、これから自分が書こうとしている作品がどういう位置づけにあるのか――今まで誰も見たことのないような斬新な設定の作品なのか、ありふれた設定ではあるものの、他にはない魅力を備えている作品なのか――ということを考えることで、今後どこに気を付けていけば良いかということが見えてくるのではないかと思います。


私の場合は、既視感があって斬新……かどうかは、今後の頑張り次第だと思います!

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