31日目・32日目・33日目 ~7月の終わりに~

こんにちは、埴輪です!


夏休み明けの週末も近況ノートをお休みさて頂きましたが、もう大丈夫です!


近況ノートをご覧頂いていた方ならお察し頂けていたかもしれませんが、ここ最近の私は、一言で言うと「停滞」していました。


その原因は何だろう……夏バテかな? それも一つの理由だと思いますし、ただ怠けているだけというのも否定できませんが、先に発表された電撃大賞の結果が、思っていた以上にショックだったというのが、今の私の考えです。


絶賛公開中(宣伝)の『不老のセツナと不死のイマ』は、十年に渡る執筆生活を経た私の総決算的な作品であり、プロデビュー後の連載まで視野に入れたほどだったのですが……一次選考すら突破することはできませんでした。


本来なら筆を折る絶好の機会だと言えましたが、結果論ではなく目的論(アドラー心理学)を信条とする私としては、書きたいものを書けた、面白い作品が書けたという自負がある以上、それがどう評価されるかは気にする必要がない……はずだったのですが、まぁ、そう簡単に割り切れるものでもなかったようです!


これはアドラー心理学が間違っているというより、私の優先順位が「書きたいものを書く」よりも、「評価される」ことの方が上回っていたからだと考えられます。


そうなると、目的は達成されていないばかりか、それは達成されるべきものであると考えるならば、評価されるまで『不老のセツナと不死のイマ』を宣伝することが必要ですが、どう評価されるかは自分の力ではどうすることもできないことであり、たとえ宣伝によって読んでくれる人が増えたとしても、作品の面白さそのものが向上することはあり得ませんから、必ずや、限界というものがあります。


幸いなことに、また嬉しいことに、『不老のセツナと不死のイマ』は多くの方にお読み頂いているだけでなく、おすすめレビューという評価さえ頂いております。

それは自分が作品を宣伝した成果であるとも言えますが、それだけではなく、評価をしようと思って頂けるだけの作品を書いたからだと、私は信じています。


もし作品をお読み頂き、評価して頂いた方が出版社の方で、これは売れると思って頂けたなら、私はプロデビューしていたはず……なんて、何とも奇妙かつ虫の良い話ですが、結局のところは、そういうことなのだろうと思います!(実際、私に力があればどうにかしてあげたいと思える作品もありますからね……!)


……と、話が逸れてしまいましたが、全ては作品があってこそと思えば、四の五の言ってないで書くしかない……そう開き直ったというか、覚悟を決めたところ、ふっと気持ちが軽くなったというのが、今の心境です!


とはいえ、それでどんどん筆が進むというわけではないのが現実ですし、それでも何とかやってきたというのもまた現実ですから、何とかしてやろう、何とかするしかない、何とかできるはずだ……というわけで、8月も頑張りたいと思います!

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