頭の切り替え ~百本突きと寸止めの話~
こんばんは、埴輪です!
今日は『明日ガル』モードだった頭を、新作モードに切り替える一日でした!
この切り替えがすぐにできる方もいらっしゃると思いますが、私はどうもマルチタスク……作業を同時進行することが苦手なんですよね……!
これは一つの作業に全力投球しているとも言えますが、別の作業を開始するまでに時間が掛かってしまうのが困りもの。
ただ、私も何だかんだで○十年生きている大人ですから、マルチタスクをするための方法も分かっています。
それは、一つの作業をほどほどに済ませるということ。
……何を当たり前なことを思われるかもしれませんが、そうでもしないとマルチタスクなんてできねぇよ! ……というのが、私の本音でもあります!
このようなことを考える時、私の脳裏に浮かぶのは空手の先生に教わったことです。(注:私はその昔、空手をやっていたのです!)
先生は百本突き……文字通り、突きを百回繰り出す練習のこと……ができるのはなぜか? ……という問題提起をした上で、それは百本突けるように力を加減しているからだと仰っておりました。
つまり、全身全霊を込めた突きを一本一本繰り出していたら、とても百本など突けるものではない……という
他にも、寸止め……相手の体に当たる直前で拳を止めること……が出来るのも、寸止めするぞ! ……という意識で突きを繰り出しているからであり、それでは本当の突きの練習にはならないという話もありました。
これは私にとって腑に落ちる話あり、これが
もちろん、これは非常に大切なことだと思いますが、良くも悪くも、一つ一つの仕事に対して手加減をしているとも言えるのではないかと思います。
しかし、百本突きの話にしろ、寸止めの話にしろ、要は全身全霊を込めた突きを百本突けるようになろう、相手に当たるほどの勢いがある寸止めができるようになろうということであり、これを仕事の場合に当てはまると、手加減することなく多くの仕事をこなせるようになろうということになりますし、事実、そのように仕事をこなしている人もいると思います。
ただ、そのためにもまずは一つ一つの仕事に全力で打ち込むことが必要であり、最初から仕事をほどほどに済ませ、しかも、それで問題がないとあれば、それ以上の発展は見込めません。(それで十分だというのもまた、仕事だとは思いますが……)
私も数年前のような小説への取り組み方で執筆すれば、とてもスムーズに作品を書き上げることができると思いますが、それでは自分の求めるクォリティ、そして読者の方が求めるクォリティには到底及ばないことも分かるので、私はまだ一つ一つの作品には全力で打ち込んでく時期だろうと思いますし、その上でも、目指す高みに辿り着くことが困難なのだろうと思います。
そして、そんな全力の作品が量産できるようになった作家こそ、プロと呼ぶに相応しい存在なのではないか……そんな気がしております!
……ともあれ、私は例え時間がかかろうと、非効率であろうと、一つ一つの作品に全力で打ち込む姿勢は、これからも継続していきたいと思います!
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