9日目 ~等身大の小説~
こんばんは、埴輪です!
現在「れべるわんっ!」の第三話を執筆中ですが、今後書く予定の連作短編の内容を、大きく変更しないといけないかなぁと考えております。
というのも、こうしてじっくりと登場人物の人となりや背景を描いていると、自然にこういうシーンは必要だろうとか、こうなったのはこういう理由だったのかと、作者ながら発見の毎日だからです!
以前にもちょいと書きましたが、恐らく何らかの創作物を作ろうと考えた時、その人の頭の中には完成品のイメージというものが存在していると思います。
……とはいっても、その細部まで把握できている人は少ないんじゃないかと。(いわゆる天才と呼ばれる人は、そうじゃないのかもしれませんが……!)
ただ、良い物ができそうという直感はあったはずで、だからこそ、それを作り上げようと頑張るわけです。
私にしても、この「れべるわんっ!」という作品を書こうと思ったのは、何か光るものがあるという直感があったと思うのですが、本作が恋愛小説という初挑戦のジャンルであり、色々と新たな試みを取り入れた影響もあって、いつも以上に完成形のイメージができていなかったように思います。
こうした状況の中、言わば見切り発車のような形で執筆を開始したため、すでに予定より執筆が遅れに遅れているのですが、書けば書くほどこれを書こうと思った理由というか、書くことの意味を実感している次第です!
こうした感覚は、以前書いた「とある作品」でも味わったことがあり、それを某コンテストに応募した際は、「これ、受賞しちゃうんじゃないの!?」とまで思った私ですが……まぁ、一次も突破できなかったのは残念でなりませんが、それはイメージを形に仕切れなかったからじゃないかと、今では思います。
今回の「れべるわんっ!」にも同様の可能性を感じていて、それはどういうものかと言えば、商業用に耐えられるような面白いテーマ、内容だということです。
……こんなことを言うと大言壮語も甚だしいですが、それだけの可能性を自分自身が感じる作品だからこそ、時間を掛けてでもしっかり書き進めていきたいと思っているわけです!(結局、遅筆の言い訳みたいになってしまった!)
ただ、卑しくもプロデビューを考えている以上、自分の書いた作品がお金を払って読んで貰えるような水準に達しているかと考えるのは、悪くないことだと思います。
多くの小説コンテストは可能性のある新人を発見して育てることではなく、商用に耐えられる作品、そしてそれが書ける作家を発掘することがその目的だと思います。
ですから、コンテストに応募する以上は、その水準を意識することはとても大切なことだと思います。
もちろん、「受賞したらいいな」と考えて応募することは決して悪いことではなくて、何が面白くて面白くないか、必要とされているかされていないかも、応募してみないと分からないのが事実です。
ただ、何の因果か応募作でプロデビューが決まったとき、その作品が書店に並んで、読者にお金を払って買って貰う……こうした一連の流れに、誰よりも自分自身が耐えられるかどうか……それを考えてみるのも一興だと思います!
……余計なお世話みたいな話ですが、もしデビューすることだけを第一に考え、自分が好きになれない作品を書いて応募し、結局その作品でデビューすることになった場合、その人に求められるのは当然、自分が好きになれない作品なわけで、そうした事実に耐えられるのかどうか……それを自分自身に問いかけてみるのも、悪くないと思います。(予行練習として!)
時に背伸びをすることはあっても、自分以上の小説を書くことはできません。
借り物の力ではなく、
……何だか取り留めなくなりましたが、今日のところはこの辺で!
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