歌詞の力

こんばんは、埴輪です!


ボブ・ディラン氏がノーベル文学賞を受賞したから……というわけでもないのですが、今日は「歌詞」について考えてみたいと思います!


私は小説を書く上で……というより、アイディアを考えたり、イメージを膨らませたりする時に、「歌」がきっかけというか、ヒントになることが少なくありません。

また、その際に「歌詞」も大いに参考になるというか、影響を受けているというか、とにかく何かこう、いい知れない「力」があるように感じています!


ところで。


私の考える「小説」と「歌詞」の違いは、その文字数もさることながら、受け手が触れる回数、解釈の頻度にあるのではないかと思います。


いくらお気に入り小説でも、百回も読み直すことは希だと思いますが、お気に入り歌なら、百回以上聞いていてもおかしくないと思います。(iTuneではこれまでの再生回数が記録されているので、ご利用の方はぜひ確認してみてください!)


これほど多くの回数、耳にすることになる歌詞……言葉ですから、それに耐えうるだけの強度、「力」が備わっていなければならないと思います。


……では、どういった歌詞に「力」があるかというと、一概には言えませんが、聞く程に発見があるというか、奥深いというか、示唆的というか……抽象的すが、これってやっぱり小説にも通じるところがあるというか、歌詞に限らず詩や短歌……「力」を持った言葉は、とても魅力的なものではないかと思います!


……と、前置きが長くなってしまいましたが、最近体験した、歌詞に関するちょっとしたエピソードを一つ。


和田光司さんの「Butter-Fly」という歌があります。

これはアニメ「デジモンアドベンチャー」のオープニング曲で、かなり昔の曲ではありますが、私の大好きな曲の一つです!


この曲を最近聞く機会があり、それこそ百回以上聞いてきた曲なのですが、なぜか今更のように、その歌詞の意味に気付いたわけです!


……と、ここで歌詞を引用すると面倒なことになるかもしれないので割愛しますが、ざっくり言うと、これまで「夢から目覚めたこの現実世界は何かとままならないけど、頑張っていこうぜ!」という意味だと思っていた歌詞が、「デジタルワールドでの冒険を終え、現実社会へ戻ってきた主人公達に対するエール」といった意味合いもあるのではないかと。


この解釈が正しいかどうかは別として、今更ながら、こうした解釈がふと出てきた理由は、私の成長(と敢えて言いたい!)だけではなく、歌詞の「力」だと思います!


つまり、歌詞はいかようにも解釈できる余地がある一方で、単に抽象的というわけでもなく、熟慮の上で意味が込められた言葉なのだと思います!


その一方で、「本当に深い意味がある言葉」だけではなく、「意味があるように見せている言葉」、あるいは「いかようにも取れる曖昧な言葉」もまた、存在しているのも事実だと思います。(これは小説にも言えることだと思いますが……!)


ただ、突き詰めて考える程に、言葉は読み手があってのものなんだと感じます。

どれ程深い意味が織り込まれていようとも、それを読み解くことができなければ、ただの暗号でしかありません。


それは小説も同じことで、そういった部分にまで神経が行き届いた文章が書けるようになって初めて、プロの作家と呼ばれるようになるのかもしれません!


……と、歌詞の話から随分と脱線した気がしますが、とにかく言葉というものは奥深いなぁということで、今日は終わりにしたいと思います!(強引)


そして、明日からの五日間、恋愛小説コン応募作品のシナリオを考えていきたいと思っております!

「まだその段階なのかよ!」と突っ込まれそうですが、初めて意識的に書く恋愛小説ですから、十分に準備をした上で挑みたいのです!


いざ書き始めたら一話ごとに随時公開予定ですので、とにかく頑張ります!


……というわけで、近況ノートは簡素、あるいはお休みする可能性もありますが、どうぞ温かい目で見守ってやってください!


では!

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