小学館ライトノベル大賞への道 第十二話「行動あるのみ!」
こんばんは、埴輪です!
お陰様で、「第十二話」を書き上げることができました!
……ついに、残り四話!
今回で私が本作で伝えたかったことを、「ほぼほぼ」書き切ったようにも思います。
後は、「行動あるのみ!」という感じです!
思うに。
小説において「会話」や「心理描写」というものは、とても重要だと思います。
映像を持たな小説の強みとして、この二つが挙げられることも多いと思います。
……ただ、やはり登場人物の「行動」も、重要ではないかと思った次第です!
変な話。
小説……いや、このエッセイにおいても、「~と思う」はよく出てくると思いますが、実際にはそこまで色々なことを思っているわけではないと思います。
「あの時、私はこう思いました」というようなことを、実際に「あの時、私はこう思った」かといえば、そんなことはなく、大体が「後から思い返したら、こんなことを考えていたと思う」止まりだと思います。
もちろん、そこで何かを思ったことは確かだと思います。
ただ、それを100%言葉に置き換えることはできません。
一方で、何をしたかという「行動」は、正確に記述することができると思います。
そして、なぜ「行動」したかと言えば、何かを思っていたからに他なりません。
これは、「人は行動することで自分の思いを示している」ともいえるでしょう。
恐らく、その行動に至るまでには複雑な心理が働いていることでしょう。
それを巧みな心理描写で描いていく小説も、また味わい深いものです。
ただ、そんな小説でも、その心理で何をしたか……ということは重要です。
……何を言いたいかというと、やっぱり「心理」と「行動」は表裏一体、どちらも必要だということです。
逆に言うと、「心理」と「行動」が一致していないと、読者が感情移入するのは難しいということです。
もちろん、「頭ではこう思っているけど、不自然な行動をしてしまう」……という場面もあるでしょう。
その場合は、なぜそうなったかを、読者に伝わるように書く必要があると思います。
……こう考えると、多くの人が「こう思ったら、こう動く」とイメージすることを書くことは、比較的容易だとわかります。
熱いものに触れて、「あつっ!」と言ったり、「甘いものが大好き! だって、女の子だもん!」と言ったりは、まぁ伝わりやすい部類だと思います。
一方で、「明日は雨だから、絶好の洗濯日和だぜ!」みたいな台詞の場合、なぜそうなのかを、説明する必要があると思います。
……なぜこのような話になってきたかというと、私が今書いている作品は、読者の共感を得にくい内容だという自覚があるからです。
それでも描いているのは、「こういう考えもアリだと思ってもらえるのでは?」という期待があるからですが、それを成功させるには、なぜそういう考えにいきついたかを、きちんと積み立てていく必要があります。
それが出来ていないと、本日書いた「十二話」、そしてクライマックスを読者に楽しんで貰うことはできないと思います。
そう考えると、ちゃん導線を引けたのかしらん……と不安になり、今後の見直しでは、その点を注意していきたいと思う次第です。
……ただ、一番怖いのは、自分の考えが自分だけしか分からない考えである可能性も、ゼロではないということなんですよね……!
これは実際に公開して、意見を窺わないと分かりませんが、ちょっと怖いです。
この恐怖の可能性を避けるには、なるべく読者の共感を呼びそうなキャラクター、設定、ストーリーで作品を書くことしかなく、それが所謂「ラノベ」のポイントだと思うのですが……分かっていても、そこから外れる作品を書くのが私の性です。
……まぁ、これは書く前から覚悟していたことで、「この次に書くのは違う方針だから!」と自分に言い聞かせ、残り四話をしっかり駆け抜けたいと思います!
では!
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