第11話
/拾
世界に、終焉の鐘が鳴り響く。
タルテトを始めとして、人間族の多くの街がたったの一日で無くなった。
その被害は魔族でも止められなかった。魔族にはダルメト以外にも巨大な都市は幾つもあるが、その全てが一日ですべて消失した。
更にそこで被害が止まることはなく、獣人の街までもが無くなり始めた。そして魔族と同じ様に、一日で主要な都市はすべて消失した。
その次の日には、獣人族の大陸が海に沈んだ。
そして同時に、一部の獣人族に匿われていた
そして次の日、魔族の大陸を海に沈めた。
六日。
たったの六日で、地図に残ったのは人間族の大陸だけだった。
明日は、運命の七日目。
神が世界を創造した時間。それと同じ速度で、世界を壊していった。
そしてその七日目、彼は目覚めた。
永遠と言う呪いと共に。
死ねないと言う、呪いと共に。
不死と言う、呪いと共に。
同時にその日、彼は人にして……神に至った。
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