第11話 上毛新聞社側の提案

 弁護士との法律相談と司法書士との法律相談の中間の時期に、電話対応をした上毛新聞の記者が母に対し一つの提案をした事がある(もちろん、この記者は当事者であるT記者ではない)。


 再三にわたり抗議を行った母に、記者は「言ってもらえれば○○さん(著者の母)、の良いように書く」と発言したらしい。当然その発言は母の神経を逆なでした。正直状況を聞いただけでは挑発の意図があったとしか思えない提案だが、上毛新聞の記事には『取材』という過程が存在しないことを示す貴重な発言でもあった。


 母は、この記者の発言、すなわち「まともな取材をせず、ただK氏の発言を鵜呑みにしてコラムを作成した」という推測が正しいものだったと確信できるこの出来事を契機に、上毛新聞を追及する決心をしたのである。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る