第7話 終焉

一度まともになると

今までが

ひどく歪んでいたことに

きづいた

私が誰にも興味を持たれないのは

私が誰にも興味を持たなかったからだと

やっと理解した

今まで自分がひどく渇いた人間だったということに

やっときづけた


彼に出会って変われた


顔を隠すようにしていた前髪

淀んでいた瞳

全てを変えた自分を

彼にもみてもらいたくて

約束の場所に


鏡に映る自分が昔の自分とかさなったけど


そっちにはいかない


一言のこして

家をでた


ああ

空ってこんなに青かったっけ


数年ぶりに空をみたきがした

外にでたのも空気をすったのも


世界がはじめて 綺麗 だった


前見たときは汚れていて

息苦しくて


自分をこうもあっさりと変えてしまった

彼におどろく


こういうのが恋っていうのかな?


約束の場所に

すでに彼はいて

横断歩道を渡るとき

彼の声がきこえたけど


トラックのブレーキと

周りの悲鳴とで

掻き消されて

次の瞬間

宙に舞う自分に

やっぱり

恐怖はなくて


やっぱり 変われなかったや



自分に終焉が訪れるということに

安堵している

自分がいた

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終焉 @parunyapu

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