第十八回 帰郷せし者たち
朽ちた人家が、一軒だけあった。
人里から離れ、周囲には背の高い
(見事に隠れたものだ……)
と、芒の原に身を隠した、睦之介は思った。
あの人家に、
潤という男は、身分こそ無足組と低いが、その学識から加藤甚左衛門の軍師を務めていた。自身も熱烈な勤王派で、楊三郎と共に京へ上ると、曲渕信濃の下で権謀術数の限りを尽くし、志士の間では〔先生〕と尊敬の念を集めていたという。また、政変後は楊三郎と共に荻へ落ち延びたと噂されていた。
その潤が怡土に戻った。その情報は〔駒〕によってもたらされたもので、報告を受けた睦之介は、自らが指揮する
潤は怡土勤王党最後の大物であり、楊三郎の所在を知っているであろう、重要な男。この時期に戻った事と、父の暗殺とは深い関係があると睨んでいた。
そして報告から五日後の昨夜、潤は僧形に変装し此処に潜伏していると掴んだ。
睦之介は手をあげ、手下の一人を呼んだ。
傍に来たのは、若い武士だった。名前は、
「喜平太。小屋の周囲を固めろ。背後と左右にそれぞれ二人ずつだ」
「かしこまりました」
「配置についたら合図しろと伝えろ。だが動くのは俺とお前だ。いいな?」
「ええ」
「目付組以外は信用するなよ」
喜平太は緊張した面持ちで頷くと、すぐに指示を出した。
手下は小普請組から五名、町方同心から三名。それと、目付組二名の十名である。今回は、その全員を伴った。皆が皆、股立ちを取り、襷で袖を絞った討ち入り仕度である。
(しかし、な)
目付組以外は信用するなとは言ったものの、その目付組の仲間も信用出来るかというと疑問である。
(今や、誰が敵か味方か判らぬ)
藩内は混沌としていた。執政府内には、新たな政争の兆しもある。首席家老を巡る争いだ。
父の後継とばかりに名乗りを挙げたのは、名門以外に取り柄が無い、深江大炊助。そして、父とは関係が浅いが、どの派閥にも属さず孤高を貫いてきた三苫伊豫である。
大炊助は父の子飼いであったが、最近では種堅に尻尾を振り接近している。時流は大炊助に味方するだろう。しかし、種堅はそれを認めるのか。一番の反対者が死に、首席家老が空位の今が藩主親政に乗り出す好機である。
(まだまだ揉めるな、この藩は)
だが睦之介は、この状況を部外者のように冷淡とした眼で眺めていた。
父を殺した藩など、
(どうにでもなれ)
と、思っている所もある。
この怡土は、種堅のものなのだ。あの男が君臨する限り、藩の為に何かをしてやろうという気は毛頭無い。
(いつか、種堅を――)
あの男は父を殺し、楊三郎を弄んだ。このまま、おめおめと種堅に仕える気はなく、最近ではその事ばかりが頭に浮かぶ。
「始めます」
喜平太の声で我に返り、睦之介は片手を軽く挙げて応えた。
それを合図に、手下が動き出した。背を低くし、芒の中を素早く駆けていく。
小屋の正面には、睦之介と喜平太を含む四人。背後と左右に、二人。これで捕り逃す事もないだろう。
睦之介は、更に待った。
(手向かいせねばいいが……)
睦之介の役割は、政事に関わらない部分での探索である。つまり、父・織部に恨みを抱く線を洗っているのだが、どうしても荒っぽくなってしまう。それは睦之介の望む所ではないのだが、父が為した事を思えば、抵抗されるのも仕方なく、何より織部の子となれば、一太刀でも浴びせたくなるのが人の情だ。
一方、義父の大須賀は、政事向きの線で動いている。これは政争に関わるものであり、精密な
それを思うと、この方が向いていると認めざるを得ない。そもそも、今では目付などしているが、元はと言えば博打や喧嘩など遊蕩に耽った風来坊なのだ。緻密な駆け引きは性に合わない。
(さて、潤はどう出るか)
睦之介は、思考を目の前の人家に潜む叛徒に切り替えた。
家の中に潤がいる事は、〔駒〕によって知らされている。仲間はおらず、一人きりだそうだ。
(だが、気を抜けぬ)
潤は、
「緊張するか?」
睦之介は、傍でしゃがむ喜平太に訊いた。
「そのような事は」
と、喜平太は否定したものの、その表情は緊張に満ち固くなっていた。
「無理はするなよ。ここは命を投げ出す所ではない」
喜平太は何もかも、普通の男だった。剣も学問もそれなりに出来るが、飛び抜けた所は無い。生まれた環境や育ちも、いたって平凡だ。人を疑うという拗ねた役目の目付組にあって、こうした男は実に珍しい。この男が、どこまで伸びるのか。それとも、拗ねていくのか。その先の姿が見たくて、暫くは傍で使ってみようという気に、睦之介はなっていた。
◆◇◆◇◆◇◆◇
配置完了の合図とばかりに、方々から手が挙がった。
「行くぞ」
二人が立ち上がる。他の手下は、いざという時に出てくる手筈になっていた。小普請組や町奉行の連中が、目付組の為に動いてくれるならば、の話だが。
戸の前に立った。近付いてみると、意外と人家は大きかった。裕福な百姓屋ぐらいはあるだろう。睦之介は、喜平太を一瞥し顎でしゃくった。
喜平太が訪ないを入れた。暫く待つが、返事はない。今度は戸を叩いたが、同じだった。
「入るぞ」
喜平太が頷く。戸は施錠されておらず、睦之介が手を伸ばすと、何の抵抗もなく開いた。
まず目に入ったのは、囲炉裏だった。火は
「誰かな?」
奥から声がした。喜平太に目配せをして、草鞋履きのまま中に入る。奥の部屋は畳敷きになっていて、初老の男が一人文机に向かっていた。格好は僧形である。〔駒〕からの報告通りだった。
「潤殿とお見受けします」
睦之介が声を掛けると、その男は顔をこちらに向けた。
老人にしては、精気漲る顔付きをしていた。坊主頭が肌の黒さを際立たせ、肌には張りがある。老いても意気盛ん。その言葉が良く似合う男だった。
「ほう」
男は、不敵に笑って頷いた。
「如何にも。私が潤である。確か君は谷原織部様の……」
「大須賀家に養子に入りまして、今は大須賀睦之介と申します」
「そうだった。噂には聞いている。随分と父上を困らせたようだな」
「その通りですが、放蕩からは足を洗いました。今では遊ぶ暇もありませんが」
「確か、今は見付組の筆頭与力だったな。隈府への使者に抜擢されたとか」
「いいえ、あれは単なる護衛役です。私は何もしておりません」
そう答えながら、睦之介は些か驚いた。隈府藩に行った事を知っていたのだ。この事を知っているのは、内々のごく僅かなはず。諜報の結果か、或いは内通者がいるのか。それは今後問い質す必要がある。ただ、今はその件ではない。
「私を捕縛しに来たのか?」
「潤殿の居場所を掴んだ上は、見過ごす事は出来ません。しかし、今日はその前にお話を伺いしたく」
潤は目を細めた。そして、
「判った」
と、手招きした。
「立ち話もなんだ。座って話を伺おう」
「いえ、私はこのままで」
「それでは私が話しづらいな」
「潤殿は、真陰流を使われると聞きました。実戦的な流派で、小太刀術、それも相手の不意を突く抜刀の技に富んでいるとか」
すると、潤は快活に一笑した。睦之介も僅かに頬を緩めた。
「存外、用心深いのだな。父親似かね?」
「小心なのですよ。血筋なのかもしれませんね」
と、笑って見せた。
「荻におられたと報告を受けました」
「ああ。政変後、我々が生きられる場所は荻の他になく、共に都落ちをしたのだ。そこで、藩主の大内大膳大夫様に拝謁し、家老の
毛利と言えば、荻藩の政事一切を取り仕切っている名家老として名が通っている。軍事では陶五郎という男が担い、精強な軍を育てているという。
「潤殿。何故に怡土へ戻られたのですか? 荻におれば安全だったはず」
「確かにそうだ。荻はよい。素晴らしい国だ。まず藩主の大内様が出来たお方である。政事を把握した上で、藩士に全てを任されておられるのだ。君子とはこう君臨すべきだという姿を示されておる。〔どこぞの小物〕とは違う」
小物とは、種堅の事だ。あの男は、自らで政事を為そうという野望がある。先日その種堅に拝謁したが、あの男が持つ稚気を言葉の端々から感じ取れた。
「それに、勤王派が佐幕派を駆逐して以降、藩内は勤王で統一され、挙国一致で幕府と戦おうと気勢を挙げている。藩が一丸となっているのだ。これも、家老が殺され混迷の一途を辿る、〔どこぞの藩〕とは違う」
「お恥ずかしい限りです」
「だがね」
睦之介は、次の言葉を待った。
「それは、荻人であればの話だ。荻という藩は、極論他藩の者を信用はしておらぬ。言わば他藩の者は捨て駒よ。それはあの藩が置かれた状況を鑑みれば仕方のない話だが、それに気付いた私は、不意に強い望郷の念に駆られた」
「私には、潤殿が荻で何かしらの密命を帯び帰国したように思えます」
「ほう。例えば?」
「谷原織部の暗殺」
「残念だが、荻の眼中には怡土など無い。あるのは幕府のみ。佐幕派と言っても、取るに足らない藩の宰相を殺しても、荻に利する所は無い」
「では復讐ですか? 潤殿個人の」
「おいおい。私はそれほど暇ではない。私の眼は、日本という国に向いている。復讐などという小事にかまける時間は無い」
「さて、それを信じられましょうか」
潤は、野心に溢れる男だった。加藤甚左衛門の軍師になったのも、志よりも成り上がる為だったと言われている。そのような男の言葉を、無条件に信じられるはずがない。
「だろうな」
潤は苦笑した。その不敵な笑みを見て、
(身体から、野心が漲っている)
と、睦之介は思った。
潤の若さの源は、野心だろう。そして、常に陰謀を張り巡らさなければ生きていけない、生きる価値が無いと思う男なのだ。今も、何かを企んでいる。それはこの男が持つ雰囲気で判る。まだ、枯れてはいないのだ。
「では、加藤揚三郎はどうですかな?」
睦之介は、核心に迫る質問を投げかけた。
その名を出した時、潤は一度目を伏せた。
「彼なら動機があるな。有り余る動機が」
「彼とは一緒だったのでしょう? 京都から荻と」
「そうだ。彼は優秀な人材だった。京都では天誅の先鋒として獅子奮迅の働きを見せてくれた。荻では剣術を教えていた姿をよく見掛けたな。荻では今、百姓を兵士にしようとしている。彼は教え方が優しく上手い。だからか、百姓に好かれていたよ」
それを聞いて、睦之介は何故か安堵する自分に気付いた。
(あいつは変わっていない)
荻での様子が、脳裏に浮かぶ。羽島道場でも、楊三郎は丁寧な指導で門下生に好かれていた。濁流の中にあっても、楊三郎は自分を見失わないように努めていたのかもしれない。
だが、その楊三郎が父を斬った。いや、斬ったと睦之介は思っている。あれほどの護衛を物ともせず、父を斬る事が出来る剣客は、楊三郎の他にいるだろうか。そうせざる得ない動機も、楊三郎には十二分にある。
「君と楊三郎は幼馴染だったそうだな」
睦之介は小さく頷いた。
「それが敵味方か。皮肉なものだ」
「で、楊三郎は今どこに?」
「君は知らぬのか」
「ええ」
「そうか。そうなのか」
潤は、ほくそ笑みながら、睦之介を見据えた。
「この世にはおらぬ」
「……」
「死んだのだ」
睦之介は、絶句した。思いもよらぬ告白である。返す言葉も出ない。
「驚いたか? そうだろうな。君は楊三郎が下手人だと思っていた。だから、驚く。当てが外れて残念だな」
「楊三郎は何故死んだのです?」
絞り出すように訊いた。
「労咳だな。京都にいる時から、その気はあった。荻でも暫くは元気にしていたのだが、一度喀血した後は早かった」
潤は神妙な顔で俯き、頭を振った。
「そうですか」
睦之介は、一度大きく息を吸った。そして、落ち着くよう、自分に言い聞かせた。これは潤の罠で、楊三郎が死んだと嘯き、心機を乱すつもりなのかもしれない。
睦之介は、気持ちを切り替えるよう喜平太を一瞥した。困った表情をしている。判断をしかねているようだ。
(早急に答えを出すべきではないな)
信じるべきかどうか、この場で答えは出せるものではない。こうなれば、身体に訊く他に術は無いだろう。拷問は好きではないが、必要とあれば行う。ここ数日で、二人の武士に石を抱かせていた。
「判りました。私からの質問は、まずはここまでです。続きは奉行所で行いますが、御同道してくれますね?」
「いいだろう。しかし、私も武家。もうこのような格好ではなく、武士として城下に入りたい」
「では、此処で待っております」
「無体だな。人前で着替えろと言うのか。なぁに心配せずとも自決など私の流儀に反する。それに逃げもせぬ。どうせ周囲を固めているのだろう?」
潤の申し出を暫く考えた後、睦之介は受ける事にした。武士の情け、というものだ。潤の人柄は別にして、一時とはいえ勤王党に藩政を掌握させたその力量は、目付組という謀諜の日々を送る睦之介にとって敬意に値する存在でもある。
「ですが、刀と今書いているものはお預かりいたしますぞ」
「やはり用心深い」
「小心なのです」
睦之介は喜平太に命じ、大小の刀と文机の上にある書付けを押収させ外に出た。
「どう思った?」
立ち話のように、睦之介は喜平太に訊いた。
「信用出来ません。ただ、潤殿の人柄を考えると、実は本当で嘘と思わせるように仕向けているとも考えられます」
「つまり、判らんという事だな」
「すみません」
喜平太が、申し訳なさそうに目を伏せた。
「いや、俺も同じだ。兎に角、出て来たらお前が縄を打て。続きは奉行所だ」
「はい」
◆◇◆◇◆◇◆◇
それから暫く待った。しかし、潤は出て来る気配はない。
「くそっ」
己の甘さに舌打ちをして、喜平太と中に駈け込んだ。
血臭。それが鼻腔を突き、睦之介は苦虫を噛んだ。
奥の部屋。畳に、赤い花が咲いていた。
「お前は、まだまだ甘い……のう」
潤の腹が、血で汚れている。潤が顔を上げた。大量の脂汗。苦痛を堪え、皮肉な笑みを浮かべている。そこには、勝利者の優越が見て取れた。
「その甘さが、お前の足元を掬うぞ」
と、潤が血に塗れた小柄を見せた。これは意地なのだ。何もお前には話さぬという。
「肝に銘じます」
睦之介は、一礼をして三之平兼広を抜き払った。
「お前が介錯するか」
「私でよければ」
訊きたい事は山ほどあるが、傷を見るに助かる見込みは無い。出来る事は、この策士を楽にしてやる事だ。
睦之介は、潤の背後に立った。
潤が前屈みになり、首を差し出す。すかさず、三之平兼広を上段に振り上げる。氣が全身に満ちてくる。
「善い夢を見たわ」
そう言った刹那、三之平兼広を一閃させた。首が牡丹のように落ちると、鮮やかな赤が
それから、全員で棲家の捜索をさせた。押収できるものは、全て行李の中に放り込ませた。手下からは、何故自刃を許したのかという声が聞かれた。喜平太はそれに怒りを見せたが、睦之介は素直に自らの不明を詫びた。この不手際は、自分の甘さにある。
帰還を指示したのは、それから半刻後だった。骸は城下に戻り、非人頭に始末を頼むつもりでいる。潤家は脱藩の罪で断絶し、一家は離散。引き取り手はいないのだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇
夕方前に、睦之介は町奉行所に戻った。睦之介は赤橋の命令で奉行所の一角を借り受け、探索の指示を出していた。それに不満を抱く与力同心がいる事は知っているが、気にはしていない。
喜平太と共に、報告書を手早く書いた。証拠品に目を通したが、重要な証拠となる物はなかった。潤が書いていたものも単なる写経で、特に事件と関係しそうな物ではない。
(やはり、潤を死なせたのは痛い)
喜平太を帰して一人になると、睦之介は改めてその事を考えた。
悔やんでも仕方のない事だが、踏み込んだ時に捕縛すべきだった。判断の甘さ。己の未熟さ。歯痒さで、気持ちは深く沈んだ。
(これでは、あの男に太刀打ち出来ぬ)
睦之介は、懐から一枚の紙を取り出した。
これは、執事だった井上久兵衛の知人と名乗る男から、〔父の形見〕と称して睦之介に届けられたものである。
その書付けには、数名の名が記されていた。
御舎弟 慧照。
御一門 原田外記。
中老 三苫伊豫。
若年寄 谷原九郎衛門。
大番頭 納富式部。
そこまで書かれ、赤橋の名は上から墨で消されている。
列挙された、五つの名前。彼らを繋ぐ線は今の所は無いが、これが意味する所は考えずとも判る。しかし、今の自分にこれを使いこなすだけの実力は無い。今日はその事を痛感させられた。
屋敷に帰宅した頃には、日がどっぷりと暮れていた。
「やっと戻ったか」
戻るなり、大須賀が慌てて出迎えた。
「義父上、何事ですか」
「首が見付かったぞ。織部様の首が」
「それは誠ですか?」
「ああ。赤橋様から知らされた。場所は
睦之介は目を剥いた。楊三郎は死んだと、潤は言っていた。やはり、あれは嘘であったか。
「決まったな」
大須賀が、睦之介の肩に手を置いた。
「はい」
墓前に供える。それはわざとらしくもないか。潤が言った、死んだという言葉。そして、墓前の首。全てが罠という可能性もある。
「墓前には、首と共に酒も供えられていた」
「酒ですか?」
「その酒が普通ではない。菊の花弁が中に入っていたそうだ。お前はその意味が判るか?」
「……」
睦之介は、鈍器で殴られたような激しい衝撃に襲われた。酒。そして、菊。楊三郎と最後に交わした言葉が、脳裏に蘇った。
「義父上。今日は何日ですか?」
「今日か。確か九月四日だが。それが何か関係あるのか?」
やはり。睦之介は確信した。
楊三郎は約束を守り、怡土に戻って来たのだ。
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