3枚目 Diamond and ReefSword
「ナレテキタ…………コレガミュータントノチカラカ…………」
「うーん、思っていたよりも頭良さそうだな…………」
その姿まさに『怪人』、如何にも無理矢理人間とそこらへんにいる犬モンスターを混ぜたような見た目。しかしそれだけで十分に恐怖感が出る。それでいて自我を持っているとなるともう手のつけようがないのではとも思う。が、それだけではなく…………
「オレタチヲナメテモラッテハコマル…………ダイヤ。」
「僕の事を知ってる!?」
「ジャア…………ハジメヨウカ?」
「うわっ!!」
ダイヤの身体に怪物の爪攻撃が入る。
「オモッタヨリ…………ヨワイヨウダ!」
(僕の戦術を知っている上に思っていたより強い!こうなったら…………)
「…………リコシェレーザーッ!」
「!?」
壁によって反射されるレーザーを手持ちの銃から発射したダイヤ、しかしその弾を見た怪物は…………
「アンゼンナポイントハミキッタ…………」
しかし、これこそがダイヤの狙いだった。
「グレイテストォォォォォォォ、グレイシャアアアアアアアアアアアッ!」
ダイヤの両手から氷の波動が3つずつ飛ばされ、そのそれぞれが別の軌道から怪物の言った『安全地帯』へと進んでいく…………
だが、それでもダイヤの計算上ダイヤが立っている場所とは別の一か所だけ『安全地帯』があったのだ。怪物Aもそれに気が付いたのかその位置へと移動していく…………
「今だッ!」
ダイヤの槍が怪物Aの腹を刺した。高速でその安全地帯に突っ込んだのだ。
「怪物はなんとか倒したけどボロボロだね…………自分の攻撃の反射を喰らいながら攻撃するのは僕らしくなかったかも…………」
ダイヤはその場で倒れてしまった。
ガアアアアアアアアアアア
「さて、どうしよっかな…………」
リーフは刃の能力を所持しているのとは別に初心者用の風の呪文も一通り覚えている。しかし、犬面をした怪人は彼女も初めてで、どうすればいいのかは分かっていない。
「これでもどうかな!」
リーフは大きな刃を腕にまとい、怪物に斬りかかりにいった
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
リーフ「うん、一応効いてる!風よ歌え!嵐よ吹け!」
リーフは続けざまに魔法詠唱をした。
グルアアアアアアアアアアアア!
怪物はそれを気にせずに攻撃をしかける。
「痛い!けど…………いける!」
リーフは敵の攻撃を捉え、怪物の頭に刃のオーラを突き刺した!
「ギャアアアアアアアアアアア!」
「ふぅ…………なんとか倒せた…………かな。疲れたよ。」
リーフはその場に座り込んだ。
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