第17話「あとがき」


元々、剣良子を書こうと思ったのは「東京魔人学園」というゲームをプレイしたからです。このゲームの影響力はとても大きく、筆者がラーメン好きになったのもこの作品がきっかけでした。このゲームを遊んで、みんなと戦ったり、悩んだり、ラーメン食いに行ったりする青春群像劇が本当に素敵で……自分でもそれを小説で書けないかな?と思った事がきっかけでした。




最初は風紀委員の男の子と問題児だけどすげー強い良子が活躍する話でしたが、話が思いつかず没。次のバージョンは良子を主人公にし、世界が謎の敵の攻撃により壊滅状態でそれを仲間達と共に突破するという話。PS「RPGツクール3」で自主制作したほど好きなシナリオでしたが、戦闘描写やら敵の設定考えるだけで大変で小説化は途中で頓挫。この時、礼奈さんはまだ敵キャラでした。でも良子LOVEという関係だったり。この二人の百合設定は当時からありました。




で、良子を再び主人公にした新たなバージョンを完結したけど、最終話が気に食わない展開で自己没。4パターン目が本作です。かるく10年超えてます(笑)




しかし、4パターン目(今作)も破天荒な展開が目立ちました。百合要素は極力セーブしつつ書きましたが、担当である友人A氏も頭を抱えるほど。設定が出来すぎていたのが逆に足かせになりました。というか、良子ちゃんの人気が無さすぎて……どっちかというと、マコやさくらに人気があります。それはメイちゃん担当をしてくれる友人Bも同じ見解。




もう少し続けさせてもよかったんだけど、今のままでは良子だけしか活躍できないので他の仲間の見どころが無さすぎたのもあり、良子の不人気状態で連載を続けるのは作者・読者としても面白くないだろうと思いました。どうせ良子が最終的に解決するんでしょというワンパターンに終わらせたくないのもあり、泣く泣く完結させました。結構迷ったのだけど、いい加減中途半端にさせるのはよくないと思ったからです。





良子自体は完結しますが、そのDNAを受け継いだ次回作を書くつもりなので、ぜひ楽しみにしていただければ幸いです。




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ケンドー女剣良子の獅子奮闘記 カクヨム版 六恩治小夜子 @sayoko

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