最後まで読んでの感想です。
はっきり言います。こんな良作を考え出した作者様に脱帽です。
バトルもなく、異世界に飛ぶことも、魔法もない。ただただ、純粋で透明で....まるで学生時代の1ページを語ったかのような、短いストーリーでしたが、完結した途端、寂しさがこみ上げてしまう様な作品でした。
正直、ここで終わってしまうのはもったいない！もっと読みたい！ これは個人的なわがままです笑
登場する人物のそれぞれが個性を持っており、また主人公の一人称だけでストーリーが続くのではなく、それぞれの視点も踏まえてストーリーが描けていて、それぞれの心情が深く読み取れました。
とにかく最高です。アバウトな表現ですが一度読めばもう涙涙......ここで終わってしまった切なさ、淡く透明な関わり方の主人公達....思わず笑ってしまいそうな部分も、胸痛む部分も、うまく読者を引き込ませているそんな作品です。
最後に、純粋で透明な作品に心が洗われました。もっと書いて欲しいと我ながら思ってしまいます

転校生である主人公が、目にハンデを背負った少女と出会います。
少女の保護者的立ち位置のもう一人の少女も。果たしてこの三人を中心に、どういう人間関係が紡がれていくのか。

今後が楽しみな作品です。