EPILOGUE――哀しみと幸せ――

 今でも思う。

 私は彼のことを愛していると。

 彼を失いたくなどなかったと。

 彼と共に一生を過ごしたかったのだと――。

 だけど彼は私の為に命を投げうってくれた。

 そこまで私を愛してくれる人など、もういないと思う。

 私の全てを包み込んでくれた優しくて可愛らしい悪魔は、世界の捨てJOKERと呼ばれた私の悪魔は、私の最高の切りJOKERになってくれた。

だけど彼は、私の前にはもういない。

それでも私は彼を愛している。

私は一生、彼を愛している。

彼が私にくれた、私の命が尽きたとき、そのとき私達は永遠に結ばれるのだと、信じている。

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JOKER 神水紋奈 @seagodragon

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