断片 卒業 ~晃と春奈の場合~

 寒風が和らぎ、ようやく温かい春の空気が混じり出した。それにつられて気温も上昇し、制服のブレザーもボタンをかけずとも寒くない。

 晴天の空には雲ひとつ無く、風にそよいで立つ桜は、葉の無い枝先をほんのりと紅色に染めている。

 静まり返った校舎、反対にざわめきで溢れる正門には、一輪の花を手に皆、次から次へと手当たり次第に写真撮影に興じている。

 泣き腫らした顔に笑みを浮かべ、清清しいまでのはしゃぎ様だ。誰しも一抹の寂しさの中に未来への大きな希望と不安を持ち、それを忘れるかのように一瞬の輝きを放ってそこに集っていた。

 ぶわりと強めの風が吹き、切ったばかりの髪がなびく。あたしは、皆の様子を見ながら一人満足してその場に立っていた。

「あの、工藤先輩」

 横から小さな声がして振り向くと、華奢で気の弱そうな女の子が一人、もじもじとしながら立っている。見かけない生徒だなと思ったけど、校章の色から二年生だと解った。

「何?」

「あの・・・・・・制服のボタン、袖口のでもいいのでください」

 彼女は真っ赤な顔をして、あたしに頭を下げてきた。頭を下げられるほど大物ではないので少し戸惑ったけど、その要求には答えられそうに無い。あたしは困って頭を掻いた。

「ごめん。その、ボタンだけじゃなく、記念としてあげられそうな物は、さっき全部奪われたんだ。今日はカバンも持ってきてねえし・・・・・・困ったな」

 あたしは取り合えずポケットを探る。ハンカチ以外の物が入ってないと解ってはいるが、涙目でこちらを見上げてくる彼女を前にしていると、形だけでも探さないと悪い気がした。

 卒業式の後、最後のホームルームを終えて教室を出た瞬間、生徒会の後輩に囲まれて身につけていたものは全て剥ぎ取られてしまったのだ。シャツにはリボンもなく、ブレザーは前をはだけたまま、というだらしのない格好で校舎を追い出されてしまった。

 がっかりした表情で俯く彼女に、どうしたものかと思っていると、視界の端で写真撮影に飲み込まれていく幼馴染が見えた。学内では特に人望の厚い方でもなかったが、こういう時は写真栄えもするし美人ってのも大変だ。

 女の子に視線を戻すと、駄目だと解っていても諦められないといった顔で立っている。いよいよ困ってしまって、あたしは乱暴にガシガシと頭を掻いた。

ハンカチは今年の誕生日に、あそこでもみくちゃになっている美少女から貰った物だ。いくら最後だとは言ってもやるわけにはいかない。どうする、ボタンの無いこのブレザーをやるか。だが、三年も着古したものだ。袖口は擦れて汚くなっているし、他人にやるにはちょっと気が引ける。

「せーんぱあーい!」

 あたしが真剣に悩んでいると、強い衝撃と共に背中から誰かに抱きすくめられた。

 振り返らずとも声だけで誰か解る。この事態を引き起こした元凶、現生徒会長の御手洗だ。

「好きです!だから一緒に写真撮ってください」

「御手洗。お前の『好きです』は大特価か!いつも安売りしやがって!」

 あたしは背中から彼女を引き剥がそうと肘で押し返した。が、御手洗はニコニコするばかりで全く効いていない。女の子、しかも慕ってくれている後輩に手荒なまねをするわけにもいかず、あたしは仕方なく彼女にされるがままになった。

御手洗は背後霊がごとくあたしにくっつくと、傍らに立っている少女に目を向けた。

「あれー?剱持けんもちじゃん。剱持けんもちあきら先輩に用事?」

 大きな瞳をくりっと動かして、御手洗は首を傾げた。この二人、知り合いだったのか。

「ボタンをくれって言われたんだけど、お前ら生徒会が全部奪っていったから、彼女にやるものが無くて困ってんだよ。余ってるなら返せ」

「嫌だなあ先輩。余ってるわけないじゃないですか。皆で仲良く分け合いましたよ。あ、ちなみに私はリボンを頂きました。入学式、生徒総会と晴れの舞台には先輩のリボンをお借りして望みたいと思います」

「正式な場に、あんなボロいものをわざわざ付けていかなくてもいいだろ」

「いえいえ。伝説の元生徒会長の力を分けていただくんです。験かつぎですよー」

 御手洗の言葉に、あたしは苦い顔をした。伝説って何だ。あたしが会長として就任していた一年間、生徒会顧問が笑ったところなんて見たことが無いぞ。

 入学式で寸劇をやったときも、総会で全校かくれんぼ大会をやったときも、顧問の森先生の眉間には皴が寄りっ放しだった。

 駄目だ無理だと言う先生を無視して突き進んできたが、この一年で先生の頭髪が寂しくなった気がするのは、あたしだけじゃないはずだ。それだけ迷惑をかけたという自覚だってある。

「あたしと違って堅実な運営をするだろうと思って、御手洗を会長に推薦したんだ。森ちゃんに優しくしてやってくれ」

「解ってますよう。でも森センセ、先輩がいなくなって順調に生徒会が回るようになったら、急に不安になったらしくて『俺は病気なんだろうか』なんて言ってましたよー」

 思わず言葉に詰まる。そんなに負担をかけていたのか。生徒会が代替わりして半年経つが、先生、無気力になって病院に通うようにならなければいいけど。

 あたしの心情を無視して、御手洗は剱持けんもちに笑いかけた。

「そういう訳でね。晃先輩の物は、生徒会で全部取っちゃったんだ。ごめんね」

 御手洗の言葉に剱持けんもちはうっすらと涙を浮かべた。驚いたあたしは、慌ててもう一度体中を弄る。

 ポケットへ手を入れた拍子にガサッと音をたてて、チューリップの花が地面に落ちた。ホームルームの後で配られたもので、まだ花は開いていないが赤い蕾が大きく膨らんでいる。

 あたしはそれを拾い上げると、埃を叩き落として剱持の前に掲げた。花が開けば長くは持たないだろうが、何もやらないよりマシだ。

「すまん、もうこれしか残ってないんだ。カタチとしては残らないかもしれないが、よかったら受け取ってくれないか?」

 剱持は、ゆっくりと腕を伸ばすと一輪のチューリップを受け取った。蕾に顔をうずめるようにして、小さい声で「ありがとうございます」と呟く。

 泣き顔を回避することは出来たが、貰ったものをそのまま横流しした気がして、剱持に悪い。何か、少しでも彼女の気持ちに答えられる方法があればいいんだが。

 俯いたままの剱持を見つめ、あたしはふとあることに気が付いた。

「なあ、剱持っていったっけ?下の名前は何ていうんだ?」

 彼女は訝しげな顔をしてあたしを見る。御手洗も不思議そうに、こちらを覗き込んだ。

「かさね、です。剱持かさね」

「かさねちゃんか。可愛い名前だな、羨ましいよ。あたしには、もうカタチとしてやれるものはないけど、思い出だけならいくらでもやれる」

 あたしは、かさねの右手を持ち上げると、両手でその小さな手をそっと包みながら微笑んだ。

「かさねの名前は絶対に忘れないよ。ありがとうな」

 かさねは赤くなって首を上下に振る。カクカクとした動きは、まるでばね仕掛けの人形みたいだ。

 御手洗を背後霊にしたままだったが、それなりに喜んで貰えたらしい。窮地を脱して、ほっと一安心した。

「先輩、ずるいー」

 ぎゅううっと抱きすくめる腕に力を入れて、御手洗が耳元で叫んだ。女子の力なので大してダメージは無いが、柔らかく温かい感触が背中を伝わってきて、少しどきりとする。

「うるせえなあ。なんだよお前は。あれだけ追い剥ぎっといて、まだ足りねえのかよ」

「『しずくの事も忘れないよ』ってイケメンスマイルでお願いしますぅぅ」

「なんだそれは。それにあたしはイケメンじゃねえ。誰にでもやってたら、かさねの思い出になんねえだろ」

「えー。剱持だけー。やっぱりずるいー」

 御手洗は不満をあらわにすると、しな垂れかかってきた。細身だが、背の高い御手洗にのしかかられるとさすがに重い。あたしは体をくの字に折り曲げながら、ぐえっと呻いた。

「こんなに先輩のことが好きなのに、先輩はちっとも答えてくれないんだもん。ずるい、冷たい、いけず」

 文句を言う度に御手洗の重さが増していく。あたしは踏ん張ると、重量挙げさながらに御手洗を押し上げた。

「お前、同姓に告白されて本気にするわけないだろう。それに御手洗が言う好きは、友愛の好きじゃないか」

「えー、それはそうですけど、でも、好ましいって事実に変わりはないじゃないですか」

 押し上げられた御手洗は、あたしから手を離すと正面に回ってきた。痩身そうしんで高身長の彼女は、手足も長く顔も小さい。ベリーショートに包まれた愛くるしい瞳をまたたかせて、御手洗は少し寂しそうに笑った。

「先輩と同じ学年になれないのは仕方ないですけど、二年間を一緒に過ごせてよかったって思ってます。そのうち一年間は同じ生徒会で、楽しいこと沢山やって・・・・・・たぶん、これからもこんなに楽しい時間を過ごせることって無いと思います」

 あたしは驚いて目を丸くした。気さくで笑顔の絶えない御手洗が、改まって何か言うことなんてこれまで無かったことだ。

 ふざけているのか真面目なのか、顔を合わせると二言目には「好きだ」と言ってくる御手洗。あたしが会長を務めた一年間、彼女は副会長として傍らに立って支えてくれた。

「いつか先輩とはこうして離れ離れになるって解ってました。好きの方向がどっちを向いていたとしても、伝えられる時間は初めから限られてたんです。黙っていたってよかったけど、私は言わないで後悔するより言って後悔する方が良い」

 御手洗は笑顔を引っ込めると、今度は少し唇を突き出して拗ね始めた。

「それに、同姓に告白されて―――とか、そんな考え方、先輩らしくないです。いつでも気持ちに真っ向勝負なところが、私は好きなんですよ。剱持にはあんなに優しいのに、私のことは適当にあしらって・・・・・・」

 そう言う御手洗に、あたしは苦笑するしかなかった。先輩、先輩と慕って後を付いてくる御手洗に甘えて、一番近くで力を貸してくれる彼女の心の機微に気付けなかったなんて先輩失格もいいところだ。

 あたしは御手洗に近づくと、そっと彼女を引き寄せた。抵抗せずに、あたしの肩に持たれかかった御手洗の背中をポンポンと軽く叩く。

「悪かった。あたしだって雫には感謝してる。お前がいなかったら、全て計画倒れに終わってたんだ。お前の言う楽しい時間は、雫がいてくれたおかげで実現したんだ。計画実現に向けて、雫と一緒に廊下を歩いているときが一番わくわくしてたよ。ありがとな」

 あたしは再びぎゅと御手洗に抱きしめられた。

「先輩ぃぃぃ。卒業しないでくださいよー」

 御手洗の背中を擦りながら、あたしは「ははっ」と笑う。

「無理言うな。中学留年とか勘弁してくれよ」

「先輩、寮に入っちゃうんですよね?なんで、そんなに遠くの学校にしちゃったんですか!―――私、来年は先輩と同じ高校に行きます」

 あたしは慌てて御手洗の両肩を掴んでひっぺがす。どさくさにまぎれて、血迷った発言をするんじゃない。

「馬鹿言うな。あたしが行くのは工業高校だって言ったろ?お前、将来は小説家になるんだって言ったじゃねえか。そういうの全部無かったことにすんな」

 御手洗はむくれてあたしを睨んでくる。睨まれたって、将来の方向性が違うのだから仕方ない。それに、御手洗が小説家になって本を出版するのを、一番楽しみにしているのはあたしだ。

「休みになったら、絶対に返ってきてくださいね。学校にも、生徒会にも顔を出してくださいよ」

「あたしが顔を出したら、今の執行部がやりにくいだろ。老兵は黙って去るのみ、だ」

「違うー。私のためにですよ!何言ってるんですか」

 睨みをきかせたまま、御手洗があたしの頬を引っ張ってきた。指にはかなりの力がこめられている。こいつ、本当はあたしのこと先輩だと思ってないんじゃないのか。

「わひゃった。やふそくするから、はなへ」

 満足したように御手洗はあたしから手を離した。そして、放って置かれていた剱持を振り返ると「写真、剱持も一緒に撮るでしょ?いいよね、先輩」と言った。

 あたしは頬を擦りながら頷く。

 御手洗の言うように、離れ離れになる時間はすぐそこまで迫っている。再び合うことになるやつもいれば、もう二度と顔を合わすことがないやつもいるだろう。未来は誰にも解らなくて、だからこそ今、この瞬間が全てだ。

 やったね!と笑う御手洗は、口元に手を当てながら振り返り、大きく腕を振った。

「はーい。工藤先輩から写真オッケーが出ました。一緒に撮りたい人は並んで下さーい。なお、ここからは生徒会権限で執行部が仕切らせてもらいまーす」

 その台詞にあたしはぎょっとする。いきなり何を言い出すんだ。

「やめろよ御手洗。あたしと写真撮りたいやつなんて、そう何人も・・・・・・・」

 にいっと笑った御手洗が振り返る。彼女の前には十数人の女の子が集まりつつあった。

「せんぱあーい。先輩は、本当に自分のことを解ってませんね?スポーツ万能で腕っぷしが強い上に頭も悪くない。女の子に優しくて頼れる先輩が、中学生女子に人気が無いわけが無いじゃないですか。これから訪れる本番に向けて、先輩はちょうどいいカモなんですよ」

 は?

 真っ白になった頭で、あたしは御手洗を見つめた。

「男子ほど凶暴でも未知の生物でもない。本格的に異性を好きになる前の女の子は、いろいろと心の準備が必要なんです。ふふふ、写真一枚に付き一人六十、いや八十円・・・・・・さ、先輩、イケメンスマイルでお願いしますね」

 彼女は、どこからかさっとデジカメを取り出すと、笑顔で離れていった。

 御手洗との付き合いは長い方だが、あたしはこの瞬間ほど、こいつを恐ろしいと思ったことは無い。あっという間に執行部を集めて、即席の撮影会を始めてしまうとは、神様だって思いもしなかっただろう。しかも、なにやら企みを持っているらしい。

 こいつを生徒会長に推薦して、本当に良かったんだろうか・・・・・・。

 若干の後悔と共に、あたしは空を仰いだ。薄い色の青空には、太陽が燦々と輝いている。

 写真撮影を終えた同級生たちは、三々五々に学び舎を後にし始めていた。喧騒が少し引いた構内は、卒業式を終えただけなのに、もう他人のような顔をしている。

 校舎はいつも通り、ただそこに建っているだけだ。でも、そう見えてしまうのは、きっと「卒業」という一つの節目を終えたあたしの心が見せる幻影なんだろう。

 楽しいことも悔しいことも沢山あった。辛いと思った日も、困難に立ち向かえない日も、一日一日の積み重ねがあって、それが今、あたしをここに立たせている。

「あっちゃんは、これから撮影会?」

 横から幼馴染の声がする。彼女の方を向くと、少し疲れをにじませて列に並ぶ女の子たちを見つめていた。

「おお、ハル。お疲れ。そっちの撮影会は済んだのか?」

「うん、まあ。でも、記念でもなんでもないよ。話題作りの為に、撮っておけって感じだったもの。作り笑いをしすぎて表情筋がおかしい気がする」

 怒ったような、それでいて何も考えていないような顔で春奈は呟く。ハルからしてみれば、掌を返した同級生の態度に納得のいかないところがあるんだろう。

「あ、日下部先輩もいる!ナイスタイミング!スリーショットを希望の人は、こっちに名前を書いて。一人百円ね」

 目ざとく春奈を見つけた御手洗は、当たり前のように彼女を撮影会に引き込んだ。春奈は「えっ」と小さく声を上げて、隣で目を剥いている。

 ハルには悪いが、この学校で御手洗を止められるやつはいない。数々の嫌がらせからハルを守ってきたあたしだが、御手洗の無邪気な企みから守りきれる自信は、はっきりって無い。

「悪りぃ、ハル。御手洗に見つかったのは運が悪かったと思って諦めてくれ」

 ハルが唖然として集金をする御手洗を見ている。御手洗の呼びかけにより、女子だけでなく男子も少しずつだが集まってきていた。

 静まりかかった騒ぎが俄かに大きくなり始めたところへ、離れた場所から森ちゃんが鬼の形相で駆け寄ってきた。

 金銭を徴収して撮影会を行うといった、御手洗の行動にようやく気がついたらしい。

「こら御手洗。生徒会長ともあろう者が、金銭取引をするんじゃあない。今すぐ止めなさい」

「えー。でもセンセ、これは焼き増し料ですよ?嫌らしい下心なんてこれぽっちも無いんですけど」

 しゃあしゃあと言い放つ御手洗に、森ちゃんはタジタジとなった。生徒会の運営はスムーズかもしれないが、あたしと違う扱いの難しさがありそうだ。これは無気力になっている暇は無いな。

 二人の掛け合いを笑って見ていたあたしに、ハルが真面目な顔をして話しかけてきた。

「あっちゃん、私、決めた」

「あん?なんだ急に」

「急じゃないよ。本当はずっと考えていたことなの。私ね、高校に入ったら変わるから」

 あたしの方を振り向くでもなく、ハルは正面を見つめたまま言った。整った綺麗な横顔に、長いまつげが伏せられる。

「いつまでもあっちゃんに守ってもらってちゃ駄目だって思ったの。男子とだって平気で話せるようになるから」

 ハルの中でどういう心境の変化があったのかは知らない。でも、一緒に進む高校は男子が圧倒的に多い学校だ。だから、今ここでハルがそういう決断をしたことは、いいことなのかもしれなかった。

「ああ、そうだな。でも、無理すんなよ」

 ハルは少しむっとしてこちらを振り向いた。

「頑張るのは大事だけど、ちょっとずつしか進めない。一度に全部が良くなるなんて都合のいい現実は何処にもないからな。これからも隣にいるんだし、疲れたら寄りかかったっていいんだぞ」

「あっちゃんは、私に甘すぎる!せっかくの決心が揺らぐじゃない!」

 頬を膨らませるハルの横で、あたしは晴れ晴れとした気持ちで笑った。離れた場所からは、カメラを構えた御手洗が「先輩?撮影始めますよー」と言っている。

「それじゃあ、まず、作り笑いじゃないとこから始めるんだな」

 そう言って、あたしは笑いながらハルの肩を叩いた。

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