第25話「旅立つ者」

最後はお前だ、そう言ってオリジナルが指す先にはラビリ。


「私?」


ラビリは変わらない態度で笑っている。

オリジナルもペースを崩されまいと言葉を続ける。


「これ以上犠牲者は出させない、こんな馬鹿げた実験を、全てを、終わらせてやる。」


「全てを終わらせる、ね」


小さく悪意を含んだ笑いをラビリは見せ、言葉を続けた。


「壊しても何してもいいけどここから出れると思ってるの?それともみんなで生き埋めになって死ぬ気かい?」


ラビリの言葉に藤音達は最深部で退路を塞がれていたことを思い出す。

生き埋めなど困る、藤音が口を開こうとした時、オリジナルもまた同時に口を開いた。


「いや、死ぬのはお前と俺だけだ」


オリジナルの言葉にへぇ、とラビリは笑ってみせる。オリジナルは自分達以外は逃がす気でいるのだ。

そんな無駄な抗いにラビリの心中は掻き乱されていた。

あぁなんて楽しいのか、希望への道を絶たれた人間が縋って抗う様はとても楽しい。


「じゃあ君は自分を犠牲にして彼らを助けるんだ」


そしてその為の手段もある、と。ラビリがそう言えばオリジナルは頷く。


「 あぁ、そうだ。」


オリジナルは語る。

自分は一度完全に死んだ身、死者なのだと。そして死者は蘇ってはならない、生きていてはいけない存在なのだと。

オリジナルの言葉にいち早く反応したのはフーリオだった。


「そんな事あるかよ!生きちゃいけないなんて誰が決めた!そんな決まりどこにある!」


声を荒らげて叫ぶ。

フーリオの叫びにオリジナルは答えない。

そして、フーリオに続いてレナントが声を発した。


「俺がやるよ、オリジナル」


「…分身」


静かなその声は、その場の全員を驚かせた。

レナントは言葉を続ける。

自分にはオリジナルの考えてる事が分かる、自分は造られた命。偽物の自分よりも本物であるオリジナルが生きるべきだと。


「それにさ……フーリオ。」


そうしたらお前の望み、叶うだろ?


そう続いたレナントの言葉にフーリオの目は見開かれた。

自分の命よりも自分の事を憎んでいる相手を優先するというのか。お前にも仲間がいるのに。

フーリオは先程の光景を見てレナントが、本物の記憶の中でではなく、自分自身として大切に思える仲間が出来たのを知っている。

だからこそ、今はどちらのレナントも死なせたくないと思っていた。

自分よりも、いや、自分を犠牲にしてでも他人を選ぶレナントの考えにフーリオは舌打ちをして掴みかかる。


「テメェは…!!」


どこまで同じなんだ。フーリオは出かかったその言葉を飲み込み、掴んでいた胸ぐらを乱暴に離す。

そして襟を整えるレナントにオリジナルが歩み寄った。


「ばか、そんな泣きそうな顔して言う事じゃないだろ」


そんな所まで、俺に似なくて良かったんだ、消え入る程小さく呟いた声は誰の耳にも届かなかった。

そしてオリジナルはレナントに耳打ちをする。


「俺を生かしている呪いの渦巻くこの施設が無くなれば俺も消滅する、だからここは俺にやらせてくれ。お前が無駄死にすることは無い。」


それだけ言い終わるとオリジナルは一息付いて言葉を続けた。


「何よりお前達がここを出るにはお前が必要だ」


「え?」


オリジナルは声を小さくして言う。

俺がラビリを道連れにし、零距離で砲撃魔法を使う。

だが自分の魔力は少なく、ラビリの命は奪えても施設を爆破できるほどの魔法は使えない、だから分身、お前がここを爆破するんだ。

お前なら時限式の砲撃を撃てるだろ、先に砲撃で扉を壊して逃げ道を確保し、それを設置したら外まで逃げろ。

そして藤音には別に頼みごとがある、と。


「頼みごと?」


「あぁ」


オリジナルがレナントにこっそり耳打ちをすれば、それを聞いたレナントは優しい顔で静かに頷く。


「それじゃあ、頼んだぞ。」


レナントはエリオスたちの元へ、オリジナルはラビリの元へ、2人は背を向けて別々の方に足を進めた。

そしてエリオスたちの目の前に来たところで足を止める。

真っ先に口を開いたのはエリオスだった。


「レナントさん」


エリオスは少しムッとした顔でレナントを見上げている。

たじろぎながらもレナントはどうした、と尋ねる。


「…死ぬ気だったの?」


「…」


エリオスの何で、という視線とともに突きつけられる言葉。

そうだ、自分は死ぬつもりだった。偽物の自分は生きてても仕方が無い、だから最後はせめて大切だと思えたエリオスたちの役に立って死のうと思っていた。

レナントがそう答えればエリオスは眉に少し皺をよせる。


「レナントさんの犠牲で助かっても嬉しくない。みんなで脱出しないと意味が無いよ。」


「…ごめん」


エリオスの言葉を聞き、藤音やアイルズ、ドラたまを見れば彼らはそれに頷いた。

レナントは俯く。そんなレナントにエリオスは寄り添って手を握り、言う。


「責めたいわけじゃないんだ、ただ…」


誰かに先立たれるのはとても辛いから。

エリオスの言葉にレナントは黙る。

例え俺の記憶が偽物だったとしても、それでもフーリオとのあの別れはとても辛くて、認めたくなかった。

だからこそエリオスが言わんとしている事が理解出来た。

レナントはエリオスの目を真っ直ぐ見て言う。


「…俺、ちゃんと生きるからそんな顔しないでくれ。」


「…うん」


レナントの言葉にエリオスは頷き、口を開く。


「ねぇ…オリジナルのレナントさん、どうにかして助けれないのかな。あの人死ぬ気なんでしょ」


エリオス言葉を聞いたレナントは先程のオリジナルの言葉をみんなに伝える。

それにいち早く反応を返したのはアイルズだった。


「オリジナルのレナントくんは今は生きてるんだよ?生きてちゃいけないなんてそんなのおかしいよ!せっかく生きてるのに…」


「呪いが消えれば、あいつも消える。どうにか出来ないのか。」


アイルズと藤音の言葉に答えたのはレナント、ではなくドラたまだった。


「死者は蘇ったらアカン…それがこの世の、世界の理なんや」


「だけど…!」


「死者を蘇らすなんて、最高神である太陽神ヘリオスですらやったらあかん事になっとる。」


どれだけ足掻いてもそれは変えられへん。ドラたまの言葉にみんなが黙る。

そしてレナントは沈黙の中ゆっくり口を開いた。


「オリジナルを助けることは出来ない。だけど…藤音さんに、オリジナルから頼み事があるんだ。」


「頼み事?」


レナントの言葉に藤音だけでなくエリオスたちも反応する。

そしてレナントは言葉を続けた。


「無事外に出れたならオリジナルと、オリジナルと共にある呪いに侵された魂を浄化して弔ってほしい。」


それがオリジナルからの最初で最後の頼み事。レナントがそれを言い終わると藤音は静かに頷く。


「私でよければその役目、担わせてもらおう」


「ありがとう藤音さん」


レナントが礼を言う。そして


「みんなで、一緒に逃げよう」


レナントがエリオスたちの目を真っ直ぐ見て言えばエリオスたちは何も言わず、ただ頷いた。

その時オリジナルの声が響く。


「どうやら話は済んだみたいだな!!」


オリジナルの声にエリオスたちがそちらの方を向けば、オリジナルと、フーリオが傍らで佇んでいた。

恐らくオリジナルがフーリオを説得したのだろう、だが受け入れはしたものの納得はしていないようで拳を固く握りしめている。

レナントはオリジナルとフーリオの元に足を進めた。


「分身、こいつを頼んだぞ」


そう言ってオリジナルがフーリオの腰を叩けばフーリオはハッとして顔を上げた。


「お前も泣き虫だったか。」


揃いも揃って涙脆い奴らだな、と涙を浮かべたフーリオを見てオリジナルは笑う。


「これでお別れだ」


2人に背を向け今度こそ、ラビリの元へ足を進めた。

そして目の前に立ち、ラビリを見上げた。


「抵抗しないのか?」


「抵抗?何で?」


ラビリは本気で何故?と首を傾げており、オリジナルはため息を吐いた。


「お前今から死ぬんだぞ?この研究も全部なくなるんだぞ?」


オリジナルがそう言うとラビリは笑った。


「そんなのどうでもいいよ」


ラビリは言う。

言ったでしょ?私の目的は2人のレナント・シングラーを合わせる事。

それが叶った今、やりたいことが無くなりどうでもよくなったと。

それを聞いてオリジナルは怒りを顕にして掴みかかる。


「どうでもいい!?お前の実験はその程度か!?その程度の欲望の為にどれだけ犠牲を出したと思ってるんだ!!」


掴みかかったオリジナルに顔色一つ変えることなくラビリは言う。


「…少し話をしてあげよう。」


オリジナル、君は私が今まで見た人間の中で1番お気に入りだった。

だって君は凄かった、魔力で地形や気配を察知する能力、そしてその射撃精度、とても素晴らしい。何より素晴らしかったのは耐久力。

他の実験体なら死に至るか気を狂わせていた実験でも君は耐えきった。

そして君は最後まで私に屈すること無く、抗い続けた。


「今までの実験体ってある程度したら従順になってつまらなかったんだよね、私が見たいのは無駄だとわかってても抗う様なのに。」


だから君はお気に入りなんだ。そんなお気に入りが生き返ってごらん?もうこれ以上の達成感はないよね?

ラビリは問う。


「自分で言うのもなんだがそのお気に入りが生き返ったらまた実験しようと思うんじゃないのか?」


「死から生への実験が成功した今君は完璧な実験体だ。だから満足して燃え尽きちゃったんだよねぇ」


死者を蘇らせるなんて人間にとって永遠の願いみたいなものだし?とラビリは笑う。掴み所のないラビリにオリジナルは舌打ちをして掴んでいた服を離す。


「そーかよ、なら気が変わらないうちに殺してやるよ。」


オリジナルは手をかざし魔力を練る。

それでもラビリは逃げようとする意思さえ見せない。

魔力が練り終わり、オリジナルとラビリの間を埋め尽くすほどの魔力の塊が具現化しており、それを喰らえば無事では済まないのは明らかだった。


だがオリジナルは手で空を切り、魔法を発動した。


その瞬間。魔力の塊は弾け、ラビリを撃ち抜いた。

ラビリはその攻撃によって息絶える。

そして強い魔法の反動がオリジナルを吹き飛ばす。

吹き飛ばされたオリジナルの身体をレナントが受け止める。


「…っ、オリジナル…」


レナントの顔は良かった、生きてた、と少し安堵の色を見せている。

抱きとめられたオリジナルは少し気恥ずかしそうだ。


「死に…損なう、とはな」


それでも体へのダメージは大きいのか方で息をして歯を食いしばっている。

そしてはぁはぁ、と荒い息を吐き、深呼吸してからレナントを真っ直ぐ見つめ、オリジナルは口を開いた。


「後は、頼むぞ…」


レナントは頷き、フーリオにオリジナルを託す。

フーリオとオリジナルから距離を取ったレナントはタクトを取り出し魔力を練る事に集中し始めた。


「フー…リオ」


「なんだよ…」


オリジナルはフーリオの名前を呼ぶ。

声を震わせて答えるフーリオにオリジナルは少しは笑って言った。


分身を、もう1人のレナントをもう憎まないでやってくれと。

あいつは、本当に何も悪くない。ただ、俺のクローンとして命を与えられて、俺の代わりに実験体にされ辛い目にもあった。

だからそんなあいつを憎まないで、受け入れてやってくれ。

オリジナルは必死に伝えた。


「あぁ、もうあいつを憎んじゃいない。…だが俺の中で、まだ気持ちの整理はまだつかないみたいだ」


眉を潜め、フーリオは呟いた。


「ありがとう…今はそれでもいい」


だけどいつか、オリジナルがそこまで口にした所でレナントの声が響き渡る。


「みんな!今から砲撃を撃って扉を破壊する。危険だから離れててくれ!」


レナントの声でエリオスたちは扉から距離をとった、それを確認したレナントはタクトで空を切る。

その瞬間その砲撃は凄まじい威力で扉を破壊し、その先に真っ直ぐ弾道を描く。


「…これで外までの道は確保できただろ…」


「レナントくんやり過ぎじゃない…?」


アイルズは砲撃が通った後の惨状を見てうわぁ…と口に手を当てている。


「え、嫌だってここ複雑だし全部壊して直線距離で逃げた方が早いかなって…思って…」


そう言うレナントの声は徐々に小さくなっていく。

藤音とドラたまがアイルズに賛同してやり過ぎじゃないのか、という中エリオスだけは


「良いと思うよ」


と言ってレナントに同意していた。

そんな和やかな雰囲気の会話が終わると、レナントはこの施設を爆破する為の砲撃魔法の為に魔力を練り始めた。


暫らくすれば小さな魔力の塊がぽんぽんと部屋に具現化し、それは施設全体に飛んでいく。


「これで後は俺が合図を出せば爆発が始まる。逃げよう、みんな」


レナントがそう言えばエリオスたち、フーリオ、そしてフーリオに抱えられたオリジナルがこの施設から脱出する為に動き出す。

暫く走ればレナントとドラたまが閉じ込められたあの部屋の前を通る。


「…」


「レナント?」


立ち止まったレナントに藤音も立ち止まり、呼ぶ。

レナントは振り向き、藤音に言った。


「あのさ、藤音さん。ここに、俺に…レナントになれなかった人たちが眠っててさ、だから、出たら…オリジナルたちと一緒にここの人たちも弔ってあげて欲しいんだ」


レナントがたどたどしく言えば藤音は頷く。


「勿論だ」


「…ありがとう」


レナントと藤音はお互いに少し笑ってまた走り出した。

そうして今度は真っ直ぐ走り続けているうちに光が見え始める、そして光を抜けると



「…外に出た?」


どれだけあの施設にいたのかはわからない、だが今は日が高く登っており、室内にいた一行は眩しさに目を細める。


「さて、出て早々だが頼むぞ、分身」


フーリオから降りていたオリジナルが施設を爆破をするように頼む。

レナントは返事をし、タクトを取り出した。そして、爆破の合図として空を切れば施設から爆発音が聞こえ始め、崩れ始める。



「これで、本当に全て終わるんだ」



「っ、レナント!!」


一行は崩れる施設を見つめていたがフーリオの大きな声でオリジナルレナントに視線が集まる。

オリジナルの体は透け、周りを光の粒子が包んでいた。


「施設が無くなれば呪いも消える。」


「そうだ、だから藤音さん。みんなを…俺を弔ってくれ」


オリジナルが微笑めば藤音は静かに浄化の術の詠唱を始めた。



「これで、今度こそお別れだ。」


「…っレナント…」


「フーリオ、俺は一足先に行ってる。お前はこっちでゆっくりしてから来いよ」


すぐに来たらぶん殴るからな、とって言えばフーリオは目尻に溜めていた雫を落とす、そしてあぁ、と返事をしオリジナルレナントを抱きしめた。


「全く、泣き虫め…」


自らの涙は拭わず、オリジナルはフーリオの涙を指ですくうが、フーリオは何も言わずただオリジナルを抱きしめ泣き続けている。

そんなフーリオを見て仕方が無いな、という顔をした後、レナントたちの方に視線を移した。


「エリオス、藤音さん、アイルズ、ドラたま。出会って短い時間なのにレナントを大切に思ってくれて本当にありがとう。」


オリジナルがそう言えばエリオスたちは応えるように微笑む。


「特に藤音さん、あんたには感謝しても足りないよ。」


「気にするな」


術の詠唱をしていた藤音はフッ、と笑ってそれだけ言うと再び詠唱に集中し始める。

そしてオリジナルはレナントを自分の元に呼び寄せた。


「…」


「お前は俺のクローン、だけど、俺はお前に出会えて本当に良かった。」


お前が造られている時、正直言うと俺は血の繋がった家族ができるようでとても楽しみだった。そしてお前に出会えた時、弟のように可愛がってやろうと思ってたんだ。


「まぁ、そんな余裕はなかったけどな」


オリジナルは屈むように言い、手が届く高さにきたレナントの頭をわしゃわしゃと撫でる。

その荒くも優しい手つきにレナントの涙腺は緩む。


「もーなんだよお前ら本当に泣き虫だな!」


そう言うオリジナルの頬にも涙が伝っている。


「…詠唱は完了した。後はお前次第だ」


術の詠唱を終わらせた藤音が最後の別れをするオリジナルたちに声をかける。

それに気が付き、オリジナルが藤音に言えば藤音は手を空に掲げ、術を発動し、オリジナルたちの足元に術式が展開される。



「じゃあな」



そう言うとオリジナルの体は次第に透けていき、やがて光の粒子となって消えゆく。



暫らくすればオリジナルが消えた場所から光が消え、完全に彼が消滅したことを示していた。

暫く泣いていたフーリオとレナントだったが、フーリオが突然フラフラと立ち上がり、レナントを立たせた。


「俺は、…今はまだ、お前を受け入れることが出来ない。」


フーリオの言葉にレナントは目尻を下げる。だがそれを見たフーリオが少しだけ笑って言葉を続けた。


「最後まで聞け。…だから俺は、今はお前の前から去る。だけどいつか、俺がお前を受け入れれるようになった時、お前の前に現れてもいいだろうか」


フーリオの言葉にレナントは目を見開き、ぶわっと涙を溢れさせる。


「うん…うん…!」


「お、おい、そんなに泣くか…」


「だってぇ…」


子供のように泣くレナントにフーリオはたじろぎ、泣くのを止めさせる。

暫くフーリオがレナントを泣き止ますのに必死になっていたが泣き止み、次第に双方落ち着いた頃、別れの言葉を交わす。


「現れるって言っても俺の居場所分かるのか…?」


レナントがふと疑問を口にすればフーリオは左目を指し、言う。


「俺の左目は実験によってお前と、あいつと同じ能力が備わっている。」


そもそもお前を見つけてただろ、そう言えばレナントはそっか、と納得する。

そしてフーリオは別れ際、レナントにこっそり耳打ちをし、その場から去っていった。


レナントはその言葉にレナントは笑顔を見せる。

そして、フーリオが去っていった方に背を向けエリオスたちの元へ足を進めた。


「レナントさん、嬉しそう」


エリオスがレナントの変化に気づく。

エリオスの言葉にレナントははにかんでまぁな、と言う。

それを見た藤音やアイルズ、ドラたまと微笑ましげにレナントを見る。


「とりあえず街に行くか。」


疲れているし休もう、藤音がみんなに声をかければ一行は歩き出す。

レナントは振り返り、フーリオが向かった先を見つめる。




ーーーまたな、レナント。



レナントは先ほどのフーリオの言葉を思い出してはにかむ。

そして深呼吸をし、先を行くエリオスたちの元へ駆け寄った。


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碧眼が見た世界 星治 @hositoki

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