おまけ・本編その後

親友と話をした後に、なぜか廊下で会長と遭遇してしまった。


「あ、会長だ!会長ー!!会長がネコになるんなら健も乗り気みたいですよ!」

「あ、こら!馬鹿!」


ベシっと親友の頭をはたいても時すでに遅し。

声はちゃんと届いてしまったようで、会長はしっかりとこちらを見据えていて、親友を見た後にゆっくりと目線をオレに持ってきた。

その目は以前のような睨むようなものではなかったが、異様なまでの真顔だ。



「……安心しろ。最初からそのつもりだ」



((……まじっすか))


会長の考えは、いつもオレの斜め上を行く。


終   2015.4.25

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