第36話③ ユキ(逢いに行ったそのあとで…)
桃代からは毎日「寂しい」という内容のメールが届く。
今日は新入生の歓迎パーティーが催されているらしい。
周りの楽しい雰囲気が寂しさに拍車をかけたらしく、いつもより多めにメールが届く。
なんとかしてあげたいけど、この距離。
心から距離が憎たらしいと思った。
ゴールデンウィークも明けて日常が戻ってきたある日、美咲から電話。いやな予感がして出てみると、
「桃がピンチ!会いに来ちゃらんやか?」
とのこと。
恐れていたことが起こってしまった。
心の崩壊が進んでいる。
逢いに行こう!距離なんかには負けてやらない!
高速の往復とガソリン代はなんとかなりそうだ。今度の週末行って落ち着かせてあげよう。
妹から携帯ゲーム機を借り、ナビのソフトとゲーム機用のスタンドを買って、桃代の学校を登録した。
そして金曜日。
学校が終わってお土産のお菓子を買い、そのまま高速に乗った。
最初に入ったサービスエリアにて。
便所の鏡で自分の姿を見ると…。
あ…寝間着やった…美咲ちゃんと渓ちゃんに怒られるかな?しまったなぁ。
今のカッコはダボダボの原色で派手なスウェットに便所サンダル。
そう。ユキはホントにだらしないのだ。
高校の時は制服があったので毎日何も考えずそれを着ていればよかった。
だが、大学は違う。
制服がないのだ。
私服だからセンスが問われる。
オシャレな人は文系理系問わず必ずいる。
カッコイイ人はとことんカッコイイ。
しかしユキは今までオシャレなんかしたことないし、分らない。
自分への評価が最低だから諦めている。
誰かに聞いて服をなんとかするという選択肢なんかない。というかそこまで思いつかないし、思いつけない。
せめて幼馴染が同じ学科にいてくれたならまた違ったかもしれないのだが…。
いるのであれば、以前菜桜達から買い物に誘ってもらったとき選んでもらったみたいに何らかの対策ができるのだろうが、その肝心な幼馴染達が近くにいない。近くにいるのは千尋だが、科が違うため別の友達と遊んでいて学内ですら合わないのが現状だ。
だからこのカッコのまんま平気で学校に行く。
それどころかどこにでも行く。
それが、例え福岡で最もオシャレかつ発展しているであろう天神であっても平気でこのカッコ+ドテラ(冬)で参上する。
さらに服の購入を躊躇させるのが趣味。
服に金を注込むくらいなら釣具を買う。
クルマという新しい趣味もできた。釣具以上に金がかかる。マン単位で飛んでいく。なおさら服に金なんか使えない。というか、使う気もしない。
以上ような負の連鎖でダサダサユキが完成するのだ。
こんな感じだから、一緒にいると恥ずかしいという理由で合コンには絶対に呼んでもらえない。
月一程度のペースで行われているにもかかわらず、4年間で一回も合コンには誘われなかった。ペースがペースなだけに、もし誘われていたならば幼馴染達とも再会できていたわけで。もしかしたらもっとマシな展開になっていたのかもしれない。事実、コチラにいる幼馴染女子チームは何回かユキの学校との合コンに参加しており、現状を聞いたりしていたのだ。聞くと必ず「アイツ呼んだら小汚いき恥ずかしい」との返事が返ってくる。その度に幼馴染は呆れて溜息なのだ。そんな理由で合コン未経験のユキなのである。卒業するときにその話を聞いてちょっとショックだった。
ユキがダサい話はともかく。
無我夢中で走った。
眠くなるまで。
もう危ないと思った頃、パーキングエリアに入って仮眠を取る。そして目が覚め、飲み物や食べ物を調達し、再び走る。
軽自動車は非力で緩い上り坂でもすぐにスピードが落ちる。
4速MTなので平地ではすぐにエンジンが吹け上がってしまい、室内がかなりやかましい。
風が吹いたら二車線分ぐらいは一気に流される。
ワダチにも影響されやすい。無駄にタイヤが太いからなおさらだ。
ステアリングが小径なのでしっかり持つから結構疲れる。
でもこのクルマはお気に入りだから残すつもり。
いつかもう一台、普通車買っちゃる!
そう決心したユキだった。
大学を出て約20時間。
やっと桃代の学校の寮に着いた。
逢える!
美咲におしえてもらった来客用の駐車スペースにクルマを停める。
爆音と下品ないじり方、見たこともないナンバーに通り過ぎる人たちが冷ややかな視線を浴びせるが、どうせ二度と会わないからそんなことは知ったこっちゃない。
早速着いたことを美咲と渓におしえる。
サプライズなので、まずはメールなのだ。
すぐに美咲から返信が来た。
通話はOKらしい。
渓が桃代を連れ出したとのことで、どうしたらいいか聞くために電話する。
「やっと着いたばい。キチかった~。」
「やっぱお前やったんやの。えれー激しい音しよぉき。」
「うん。学生からでったん見られよぉばい。」
「当たり前て!恥ずかしいなぁ。ここまで丸聞こえやんか。」
「マジで?まぁそげいーなんな。」
訳:まあ、そんなに言わないでよ。
「まぁいーや。そこに出入り口あろ?」
「うん。」
「そこ見よってね。今から桃が渓と一緒いくき!」
「わかった。」
「確認したらクルマから出てやってね!」
「りょーかい!」
電話を切るとすぐに桃代と渓の姿が見えた。
ミラーに映る桃代が茫然としている。
ドアを開け外に出ると、涙をポロポロと溢しながらフラフラと裸足で近づいてくる。
とてつもなく痛々しい。
こっちまで涙が出そうになる。
「逢いたかったぁ…逢いたかったよぉ…」
力なく抱きしめ泣いている。
優しく抱きしめ返し、頭を撫でる。
人通りがかなりあって注目される。
とりあえずクルマに乗せ、気が済むまで泣かせる。
これ、帰ったらさらに壊れるっちゃないやか?
そんな心配事が頭をよぎる。
それから数分。なんとか落ち着いた。
「部屋いこ?ウチのこっちおった時の友達もおるよ。紹介しちゃーね。」
「わかった。」
クルマのエンジンを切って鍵を閉め、歩き出すとすぐに手をつないできた。
二度と離さない!
そう言うかの如くしっかりと。そしてそのまま桃代の部屋へ。
知らない女の人がいっぱいいる。
美咲と渓は、ユキのあまりにもダサダサなカッコに絶句。
他の友達も苦笑している。
美咲と渓からダサ過ぎるカッコについてボロクソにダメ出しされる。
やっと自己紹介。
「ども。小路有機です。」
「「「初めまして。」」」
「噂の…ユキくん?」
「そ。」
嬉しそうな笑顔が凄く可愛い。
この笑顔のまんまでおってほしいばってんが…無理なんやろぉな。さらにおかしくならんやったらいーが…。
心配だ。
お土産に買ったお菓子をわたし、みんなで食べる。
南蛮往来は関東の人にすこぶる評判がよかった。
そのままちょっとした飲み会みたいになる。
酒が入った美咲と渓が、中学から今までのラッキースケベの話を暴露しまくる。大ウケだ。二人して赤面しまくり。
今、学校で何を習っているか、今の趣味、遊びなどの話で盛り上がりまくる。
ある程度落ち着いてきた頃、気を利かせたのだろう。二人きりにされた。
即座に求めてくる。
やはり異常だ。
病んでいる桃代に気が済むようにさせる。
抱きしめてくる力がすごい。
落ち着くまで求めさせる。
抱きしめ、髪を撫で、かきあげそっと口づけ。
今だけはとても落ち着いているように見える。
明日は帰らなくてはならないが…大丈夫だろうか?
翌日。
泣いていた。
分ってはいたが…辛い。
このまま帰って大丈夫なんか?
力いっぱい抱きしめ、貪るように口づけてくる。
後ろ髪を引かれる思いで寮を後にする。
後日、以前にも増して痛々しくなったと渓から連絡があった。
予想はしていたが、どうしようもできない。
そのことに歯痒さが募る。
毎日のメールは欠かさない。たまには声を聴かせるために電話もする。毎回の「寂しい。」「逢いたい。」が痛々しい。それで少しでも気が紛れるならと思い、トコトン付き合う。
そんな日々が続く。
そして二年目の秋。
夏休み帰省し関東に戻った時、完全に心が壊れた。
桃代からの電話。
このタイミング…。
ちょうど大学の寮に着いた頃だ。
とてつもなく嫌な予感がする。
電話を取った第一声が、
「ユキくん…ごめん…ウチもうダメ…耐えきらん…こんなにツラいなら彼氏やらおらん方がいい…別れよ。」
力のない声で唐突の別れ。
絶望感が電話越しにも伝わってくる。
「なんで?なんでそげな考えになるん?オレ、ゆったよね?ちゃんと待つよ?帰ってくるまで絶対待つき!」
「ごめんね…約束守れんで…ウチのことは忘れて…他にいい人見つけて幸せになって…」
「好きやなくなったっちゆーこと?」
「なんかもう…そーゆーの何も考えきらん…ウチ…もうダメ…なんかもうダメなん…あと二年も待ちきる自信も無いし…それまで好きでおりきるかどうかも分からん…」
「それが桃ちゃんの本心?」
「うん……じゃーね…今までありがと…バイバイ。」
終わった。
「距離」という名の強敵。
完全に叩きのめされた。
その夜ユキは泣いた。
諦められるはずがない。
このまま未練を引きずって生きていくことが容易にわかる。
彼女以外ではダメ。
これでもかといわんばかりに実感した。
そして数日後。
菜桜、環、千春、舞、涼は桃代を慰めるため、何人ずつかで関東までいったという。
桃代のところに行き終わった時点で全員そろってユキの部屋に来た。
久しぶりに会えた幼馴染なのに集まった理由が最低だ。
自分達が振り回し、迷惑をかけたのが究極に心苦しい。
とてつもなく申し訳ないと思った。
菜桜、千春、舞、涼から怒られ、責められる。
「ユキ!なし桃の要求飲んだ?」
かなり感情的になっている菜桜。
ここまで怒っているのを見るのは恐らく初めてだ。
「あれが本心な訳ないやろーが!お前がシッカリしちゃらなどげするんか!」
好きだから故に飲んでしまう。
本心だと言われれば聞いてしまう。
病んで正常な判断ができなくなっていたとはいえ、その要求を受け入れてしまった。
自分の意見を押し通せなかった。
そんな弱い自分に嫌気がさす。
みんなが言うことはもっともだと思えた。
一言も返すことができない。
怒られても仕方ない判断をしてしまったため、俯いたまま黙って聞いた。
よりを戻すように説得されたが、拒絶された時のことを考えると恐ろしくて行動に移せない。
辛うじてそのことを口に出すと、
「もうお前やら知らん。いーごとせぇ。」
そう言って無表情で部屋を出ていった。
それ以来お互いが気まずくなり、あれだけしょっちゅう取り合っていた連絡の一切が途絶えた。
仲が良かった幼馴染との関係が一瞬にして崩壊した。
自分のせいやん!ホントにダメな男やな…。
心底嫌気がさした。
別れてから数日。
その場にいて一切口出ししなかった環が一人で慰めに来てくれた。
桃代と別れ、あれだけ仲が良かった幼馴染達から愛想尽かされ、何もかも失ってどうしようもなく落ち込んでいたから、泣きたくなるほど嬉しかった。
環は今、福岡の大学に自宅からクルマで通学している。
高校の時よりも髪が伸び、垢抜けて大人の色っぽさがある。地味さが良い具合に落ち着きへと変わり、キレイ系+可愛い系のルックスに変貌していた。
卒業して一年半しか経ってないのにずいぶん変わった気がした。
それに引き替え何も変わってない自分。
完全に置いて行かれた気分になった。
部屋に招き入れるとベッドにぎこちなく座る。左足を投げ出して。
あの日ケガした左足。
かなりよくなったようには見えるが、それでもまだ以前のような歩き方じゃない。
隣に座るとケガした足に目線を移しつつ、
「この前は無様なとこ見せてごめんね。足、まだ痛い?」
環の心配だけをする。
そんな心配している場合じゃないだろうに、と環は思う。
「痛くはないけどね。っちゆーか、ユキこそ大丈夫なん?」
「あんまし…かな?」
困ったような笑顔。
ツラさが滲み出ていた。
「そーよね…」
こうなった経緯と今の心境を、世間話的にポツリポツリと喋る。
一通り話し終えると大きな溜め息。
そしてしばしの沈黙。
で、やっぱり足の心配をする。
「足…だいぶんよくなったよね。でもまだまだ大変そうやね。」
環は、
そげなコトどげでもよかろーが!お前こそ大丈夫なんか?
言いそうになって寸前のところで止めた。
「うん。完全に治るか分からんけど…だいぶん歩けるごとなったきね。運転もオートマなら大丈夫。」
「そっか。近くにおるっちゃき、オレにできそうなことあったら気軽に声かけてね?いつでも手伝うき。」
必死に微笑もうとしているのが酷く痛々しい。
自分の方が大変な精神状態なのに…。
相変わらず優しい。
あの時の感情はまだ心のどこかで燻りつづけている。
この状況で優しくされたら、ますます諦めきれんくなるやんか!
そう思った瞬間、
「自分の心配せんか!」
爆発的に再燃しだす。
結果…抱きしめていた。
そのまま口づけ。
環のファーストキス。
大好きな人と別れ、落ち込んで弱っているところを狙った犯行。
計画的だった。
そのために今日ここに来た、と言っても過言ではない。
卑怯だとはわかっている。
でも。
感情を抑えることができなかった。
舌を入れ、絡ませても何の抵抗も見せないユキ。
半開きの目のまま、環のいいようにさせていた。
病んでいる。
強くそう感じた。
でも、躊躇なく次の段階へと進む。
それでもユキは抵抗しない。
服を脱がし、自らも脱ぐ。
お互い一糸まとわぬ姿になった。
ユキの上に跨る環。
ほんのり染まる白い肌。
とんでもなく色っぽい。
恥かしさで頬が真っ赤になっている。
少しだけ我に返ったユキ。
「環ちゃん…なんで、こんなこと…」
完全に困惑しきっている。
「そーやねー…ウチの気持ちの押し付け…かな?あれから全然諦めきらんでね…。」
苦笑いしながら答える環。
ユキは、
「こげなんでも男やき…このまま酷いことしてしまうよ?自分の欲望満たすためだけに…するよ?愛とか…全然ないよ?オレがいらんごとし出す前に…はよ服着り?」
あえて酷い言葉を使い、最低な男を演じて環を諦めさせようと試みる。
が、しかし。
ホントのところ、恋愛感情が全くない訳じゃない。
桃代がいなくなってしまった今、一度告白されているから、意識しないでいられるわけがなかった。
今日会うことできて、実際嬉しかったし…
すると、
「いーよ…ユキなら。初めての男がユキならウチ…後悔せんもん。」
寂しくも色っぽい笑顔で言い放つ。
完全に意識していることを看破されていた。
再びディープキス。
舌を絡める。
「…ん…」
大きく成長した形の良い胸。ユキの顔に密着させ、乳首を舐めさせる。自分で触ったときとは全く違った感覚に焦る。
「…くっ…」
意思に反し漏れそうになる声を押し殺し、耐えた。
ユキの指が環の下半身に這う。
敏感な部分で指が蠢く。
「あ…。」
堪えきれなかった。
思わず声が漏れる。
大胆だとは思いながらも、その部分をユキの顔の方へ。
舌を入れてきた。
今まで味わったことのない快感に腰が数度弾ける。
もう充分に潤っている。いつでも受け入れられるようになっていた。
お返しにユキのを口に含んであげる。
何度も脈打つ。
口でし終わると、そのまま跨り入れようとする。
「環ちゃん?ゴム…」
「せんでいいよ。ユキの子ならウチ、妊娠していいかもね。」
悪戯っぽく微笑んでゆっくりと腰を下ろしていく、のだが…、
「…いっ!」
痛さで腰が引け、表情が歪む。
ガチガチに緊張していて入らない。
それでも何回か挑戦するうちに力が抜け、ユキが入ってくる。
痛さで顔をしかめる環。
「大丈夫?」
心配するユキ。
「ん。」
やっと完全に入った。
が、痛くてとてもじゃないけど自分で動くなんてできない。
「あんまし無理せんでね?」
さっきからずっと心配ばかりしている。
優しい…なんでこげん優しいん?ウチ、今でったんサイテーで滅茶苦茶なことしよるのに…。
罪悪感を感じながらも先へと進む。
「大丈夫。ユキのいーごとしていーき。なんなら中で出してもいーよ?」
上下入れ代わり、あまり痛くないように優しく腰を振る。
そして…外に出す。
痛かったけど出血はなかった。
環にとって最高の思い出ができた。
「ユキ…無理矢理…ごめんね?」
いくら計画的だったとはいえ、申し訳ない気持ちは当然ある。
謝ると、
「こちらこそ…気持ち…こもってなかったき…イヤやったやろ?ごめんね…ホントに…ごめんね。」
逆に謝り返してくる。
でも、
「ウソゆーな。気持ち…でったんこもっちょったぞ。ちゃんと優しかった…嬉しかったよ。」
やっぱり見抜かれていた。
そして…
「…ヤバいな…ウチ…お前、全然諦めきれん。やっぱ大好き。」
二度目の告白。
「…ありがと。ごめんね…返事しきらん卑怯者で。」
罪悪感でつぶされそうになっていた。
「ううん。返事やら…いーくさ。さっき、ウチの気持ちの押しつけっちゆったやん。それよりも…元気出た?」
「少しね。」
「んじゃ…恥ずかしいの我慢して脱いだ甲斐あったばい。また慰めちゃーね。」
「うん…ありがと…オレ…ダメダメやな。」
震えていた。
そして、環の頬に滴。
ポツリ…またポツリと。
下になっている環は頭に腕を回し、力強く抱きしめ、その大きな胸に顔をうずめさせる。
静かに泣くユキ。
そのまま落ち着くまで頭をさすりながら、胸の中で泣かせてあげた。
どうにか泣き止んだあと。
服を着てベッドに二人して座る。
ユキはケガした方の足を見ている。
縫い目だらけになってしまった左足。
ゆっくりと、優しくさする。
何回も何回も。
なんか…涙が出そうになる環だった。
それから環は大学を卒業するまでの間、ヒマを見ては時々慰めに来てくれた。
一緒に釣りに行ったり、買い物に行ったり、ドライブに行ったり。
とにかく環にはたくさん救われた。
感謝してもしきれない。
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