第30話② キャロ(実釣編)
それから数日後。
やっと雨が上がり、みんなで釣りに行くことにした。
大人数なので、普段釣っている場所よりも下流のポイントを選ぶ。
この日は夏休み最後の週末。
それはそれは釣り人が多かった。
県外ナンバーのクルマがかなりいる。
今回のメンバーはユキ、桃代、菜桜、環、千尋、千春、見学でミク。半分以上が女子なので、男だらけの状況下だと浮きまくる。
ほぼ全員サオを持っているから、一目で釣り人と判断できる。
筑豊では少ない「釣りガール」なのだ。
珍しいものを見る眼差し。
そして。
ヘタクソが遊びでドボンドボンやるのだろう、と嫌な顔をされる。
気にせず場所を確保。
ルアーは以下の通り。
ユキ:3インチファットヤマセンコー。
桃代:4インチヤマセンコー。
菜桜:ジャンボグラブ。
環:4インチシュリンプ。
千尋:4インチスイムセンコー。
千春:3.5gシンカーのライトキャロで3インチワンナップシャッド。
互いが干渉しない程度に離れ、釣りスタート!
全員が一投目で思ったコト。
「ぅわっ!投げにく!」
「シンカーもルアーも重いのに飛ばん。」
「これ、でったんバックラッシュする!」
「飛ぶとき回るねー。」
そう。
キャロはオモリとルアーが回転しながら飛んでいくから、勢いがなくなってしまうのだ。
普段使うリグよりゆっくり目に、大きめにサオを振る必要がある。
各々、何投かするうちにコツをつかんでくる。
なんとかまともに投げれるようになった。
投げて巻くこと30分。
沈黙を破ったのは菜桜。
選んだポイントには、根掛るような障害物なんかない。
川底はほぼフラットで水深のあるサンドバー(砂地)。
ズル引いていると「コツン!」と弾かれたようなアタリが出た。
「食った!」
小さくつぶやく。
巻くのを止めて待つと、サオ先がグイ~ンと持って行かれた。
しっかり待って全身を使い、大きめにアワセる。
「おっしゃー!ノッた!」
仲間以外の釣れてない人間をけん制するかのように、ことさら大げさにヒットを告げる。
一斉に注目された。
これまで、今まさに入ろうとしていたポイントに、走ってきて強引に割り込まれたり、今から撃って行こうと思っていたストレッチで、一言も断りなく追い越されたり、後から来た分際で、すぐ横に場所取りされ、狙っているポイントに横から投げ込まれ、引いているルアーを引っ掛けられたり、心無い行動でイライラが溜まっていた。
集中できず、ボーズが続き、悔しい思いばかりしていた。
しかも、その中の数人が、今まさにこの場所に居る。
だから、ストレス発散の意味も込めてある。
菜桜のサオは、そこまで硬いアクションじゃないためバット部からぶち曲がる。
流心から少しこっち岸寄りで掛けた。
まだまだ距離がある。
水面に向かう気配がする。
「やべ!飛ぶ!」
同時に、
バシャバシャ!
デカい!
サオの弾力を利用し、上手いコトやり過ごした。
今度は潜る。
巻かれるような障害物はないはずだ。
糸はフロロ12ポンド。力任せなファイトはできない。咄嗟にドラグを緩め走らせる。
テレビでよく見る、やらされた感しかない即席釣りガールなんか足元にも及ばない。
というか、普通に上手いくらいの男じゃ敵わない程上手い。
圧倒的な上手さ。
その場にいた他の釣り人は、驚きを隠せていない。
止まったと見なすや否や、一気にドラグを締めて強引に巻く。
その抵抗が最後だったのか、徐々に寄ってくる。
足元まで寄ってきた。
しかし、まだ油断はできない。
走る可能性は十分にある。
最後の一撃で走られてもいいように、糸の巻き具合と角度を考え、取り込みの体勢に入りしゃがむ。左手を高く上げ、直前まで引き寄せ、魚の口に親指を突っ込み、取った!
「やったね!なかなかデケーやん!」
満足そうな笑顔がとても可愛い。
でも、内心では「ざまーみさらせ!貴様らとは違うったい、ヘタクソが!」と思っている。
幼馴染達が寄ってくる。
「おぉ~!立派やん!」
「今日はグラブかぁ?」
わざと大声で釣れたルアーのタイプを口にする。
「菜桜やるぅ!」
「まぁね!」
「いい魚!」
指を広げてざっと測る。
43cm!
腹も大きく重量感のあるボディ。
口には数回釣られた痕。
地面に置いて記念撮影。この時もわざと大騒ぎをしながらバカさを演出しつつ、周りの釣り人達にバカさを大アピール。
もう一度左手に持って記念撮影し、そっと水に浸けてやり、
「バイバイ!」
手を振る。ゆっくり深場へと戻っていった。
心無い行動をしたヤツらが一斉にクラブへとチェンジしだす。
先程のバカ騒ぎが効いていた。
「うゎ~…あからさまやね。自分で何が釣れるか探そうとせんっちゃか?あ~。そっか。だき、人が狙いよぉポイントに平気で撃ち込んだりするんやね。」
今までの不満が大爆発だ。
駆け寄ってきた幼馴染に語りかけるフリしてわざと聞こえるように、イヤミったらしく言う。
すると、心当たりのあるヤツが気まずい表情になる。
それを確認した菜桜は不敵に笑う。
幼馴染達は、あともう少し自分の選んだ方法を信じ頑張ってみるつもり。
そして。
しばしの沈黙のあと千春が掛ける。
砂地に大きなゴロタが点在するポイントで食ってきた。
障害物を越えるとき、モワッと重くなる居食いに近い状態だったが、確実に見抜く。
「来た!」
小さくつぶやき、大きくアワセる。
瞬間、サオが弓なりになった。
これで、グラブがパターンとは言えなくなった。
何人かの釣り人は、菜桜が釣ったルアーを見ている。
そして千春のルアーも通りすがりに見ているため混乱しだす。
千春も「ざまーみさらせ!悩むがよい!」と、心の中で思っている。
ジ―――――…
少し大人し目のドラグ音。
下流に走られたため、左手でドラグを緩め、サオを立て耐える。
糸は多少無理のできる、フロロの5ポンド。
止まった!
ドラグノブを少し締め、ドラグ音を響かせながら巻き寄せる。
手前に走ったため、急いでリールを巻く。
これをやられると意外とバラす。
千春はどうか?
全然心配なかった。
幼馴染の間でスピニング名人と言われるだけのことはある。
周囲の人たちも大注目。
さらにエラ洗いを数回やられ、傍から見ていると危なっかしいのだが、本人は全く動じていない。
サオと糸の角度に注意し、弾力を利用して耐える。
徐々に大人しくなってきて、もう目前。
あと何回か突進があるかもしれないという予測はできていたので、そうさせないために急いでランディングネットですくう。
「悪いな、小野くぅん!」
魚を持って桃代に突き出し、ルアーフリークの加藤誠司プロのマネをしていた。
「誰のマネかっちゃ!んじゃ次、もしウチが釣ったら『悪いね加藤さぁん!』でいくきね。」
釣れもしないうちから次やろうとするネタをバラしている。
指を広げて測ると二回。
「やった!40cmある。太いね!」
喜んで、幼馴染達にピース。
「やるぅ!」
歓声が上がる。
ここにいる人達も、道具やカッコからしてベテランだ。
自分らには全く釣れなくて、後から来たこんなバカな連中に先に2本も釣られ、さぞかし腹が立ったことだろう。
それに追い打ちをかけるように桃代。
髪をピンで厳重に固定し、傷が完全に見えなくなっているため、この場ではブッチギリに可愛い。背も高いから、とにかく目立つ。しかも、これまでずっと下品でスケベでバカなことばっかり口にしていて、騒がしいので悪目立ちし過ぎている。恐らくこの場で一番バカだと思われている。
そんなヤツが掛けたのだ。
何もなく、底質が砂利のところをズル引きしていて食ってきた。
いきなりグッグッグ…とサオ先を絞り込まれる。
「食った!」
一呼吸待つと、男顔負けの力強いアワセ。
「おっしゃー!掛かった!」
ヒットをアピールし、ファイトが始まる。
おバカなのに超絶ウマい。
サオ捌きやドラグの使い方が尋常じゃない。
またこいつらか!
イラっとする空気を周囲から感じた。
でも、
知ったことか!
心の中で思いつつファイトし続ける。
ノーマルミリオネアはハンドルが短く、巻く力が弱い。
ドラグ力も大したことないので、なかなか寄ってこない。
ポンピングで寄せてくる。
巻かずにサオを立てると、魚が対岸へ向かって走る時にドラグが出る。
リョウガ2020がよかった。もう一個欲しいな。
そんなことを考えながら、必死こいて魚を寄せている。
エラ洗いしない。
別の魚?
右に左に重々しく走る。
その度にドラグが出る。
止まった!
一気に巻く。
やっと姿が見えた。
バスだ。
太い!
ユラッと寄ってきたところを強引に抜き上げた。
「よいしょー!悪いね加藤さぁん!おぉ~、長さの割にフッテーね!でったん重てぇき!」
「何それ!でったん肥えちょーね!」
「この前ありよった牛久のブタバスみたいやん。」
「ホント。」
フックを外し、そっと草の上に置き、サオを横に置いて記念撮影。
持ったところも写し、指を広げてざっと測る。
「47~8cmっちとこやな。」
魚を並べ、サオのグリップの端と合わせ、バットに書いてある文字のどの辺にくるか覚えて、帰って正確に測ってみるつもりだ。
「この辺。ありがと!バイバイ!」
護岸にしゃがみ、魚を水に浸け、そっと放す。
ゆっくり戻っていった。
みんな元のポイントに戻っていく。
男子チームがまだ釣ってない。黙々と頑張っている。
やっとのことで
「よっしゃ!食った!」
千尋である。
真横に投げ、護岸の際を狙っていた。
底をズル引いて弛んだ分を巻く。
これを繰り返していて、止めた時糸が走った。
大きくアワせ、白いサオが曲がる。
「あんまし大きくねーかな?」
結構な勢いでリールを巻いている。
が、突然反転。
「いや、そーでもない。」
サオが絞り込まれる。
対岸に向かって走り出す。
サオを寝かせ、耐える。
右に走り、エラ洗い。
40cmあるかどうか。
大きさの割に強い。
思ったよりファイトに時間がかかっている。
障害物はないけど、あまり暴れさせると針孔が広がってバレる。
突進止まったら強引に巻こう。
そう思ったとき上手いこと走りが止まる。
その瞬間サオを立て、ゴリ巻き。
ロングパワーハンドルの凛牙。
ドラグ力は桃代のミリオネアCV-X105と同じだが、やり取りのしやすさは断然こちらの方が上。
「千尋くんのリール、ハンドルだけ売ってないやか?」
桃代が羨ましそうに問いかける。
千尋がファイトしながら
「部品だけ注文できろーもん?」
おしえてくれる。
「そーなん?」
「多分できる。」
今度釣具屋デートするときはハンドルだけ注文しよ!
そう心に決めた桃代だった。
やっと寄ってきた。
「40は無いか。でも太い!」
足元まで寄せて抜き上げた。
「お~、カッコイー!」
「ホントね。」
「キレイな魚。」
測ると35cm程。
フックを外し記念撮影。
持ってみてマジマジと観察。
「いー魚。重い。」
水に浸け、そっと逃がす。
みんなが元のポイントに散らばる。
ノルマは全員一本ずつ!
今、決めた。
ユキは?
まだ釣ってないかな?
見ると、隣にいつも間にかミクがいた。
最初はみんなのトコロを回ってみていたはずなのに。
どうしても気になるので、定期的に警戒の意味を込めてチラ見する。
目が合う。
すると…
ユキの目線がミクの胸にいった、気がした。
「こらー!乳見るな!」
離れたところから教育的指導。
ユキが桃代の方を振り向き、ニーっと歯を見せて笑っている。
気がした、じゃなかった!
マジで見ていやがった!
ミクが一旦桃代の方を見てユキに向き直る。
シャツの首元に指をかけ、隙間を開けてユキに見せる素振り。
ユキはミクにサムズアップしている。
見過ごし難い事態だ!
サオを放り出し、猛然と走ってきて、
バシッ!
頭をはたかれる。
ユキは、
「ごめんごめん。」
笑いながら謝った。
「バカ!そげミクの乳がいーんか?そしてミク、見せんな!」
「いーやん。小路見たいっちいーよったし。」
「ホントにそげなことゆったん?」
ムゥ~っと睨まれる。
「さぁ…どぉかね?」
ニヤッと笑い、からかっている。
「あ~!浮気!」
口を尖らし膨れっ面の桃代。
「桃、そげ怒らんと。」
「うるせー!バカミク!あんぽんたん!ちょっとデカいっちゆってエバるな!」
「あはは。邪魔が入った。小路また今度、桃がおらんとこでね。」
「うん。またヨロシク!」
「も~~~っ!お前ら『また』っちなんか!いつどこでしたんか!どっちもバカ!」
いつもの如く、いじり倒される桃代であった。
周囲はワームを釣れたヤツに交換し、粘っている。
しかし、幸いなことにリグを変える人がいない。
気付かれてない?
仲間達全員がキャロというコトに気付いてないっぽい。
ちょっと嬉しくなる。
この分だといっときはここでキャロが通用するかな?
しばらく頑張ってやっとユキにアタリ。
コンッ!と弾くようなアタリ。
「食った…アレ?」
「小路、どげしたん?」
重さが乗らない。
離した?
待っても動かない。
サオ先を僅かに動かし、聞いてみる。
重みがない。
離している。
近くでまだ見ているものと仮定して、ルアーを舞い上げるイメージで、チョン!小さく、しかし鋭くアクションを入れる。
すると、
!
再度、弾くようなアタリが出た。
待つ。
グッグッグ…
絞り込まれるサオ。
食った!
待って…アワセる。
「おっしゃ!きたー!」
「おぉ~。」
サオが弧を描く。
隣で見ていたミクも喜ぶ。
みんなが寄ってくる。
「やっと来たね!」
桃代が自分のことのように喜んでいる。
かなりの引き。
対岸へ逃れようとしている。
リョウガのタックルなので強引に巻く。
ドラグは出ないが強い。
下へ下へと潜ろうとしている。
トルクフルな引き。
今度は横。サオを逆に寝かせバネを効かす。
強引に巻くと、頭がこちらを向いて引き寄せられる。
首を振っている感触が伝わってくる。
サオを立て、寄せに入る。
数m先で反転。
姿が見えた。
バス!
対岸に向かおうとして抵抗する。
40cmは余裕で超えている。
サオを立て、耐えると体を斜めにし、フラフラと寄ってきた。
サオを両手で持ち、フックの掛り具合を確認すると飲まれてはいない。
ハリスに傷は入っていないはず。
思いっきり抜き上げる。
「よっしゃ!太い!」
指で測ると二回分。
40cmジャスト。
丸々肥えた、ハリの傷がないキレイな魚体。
サオと並べ記念撮影。
下アゴを持ってそっと逃がす。
ここで、他の釣り人から何で釣れたか聞かれる。
「3インチファットです。」
「なるほど。試してみよ。」
リグは何かを聞かないで去って行った。
離れたところでゴソゴソやっている。
恐らくワームを交換している。
投げた。
着水。
波紋が一つしか出ない。
ということは、ノーシンカーかテキサスだ。
まだバレてない。
よかった。
ユキが釣ってさらに10分。
まだ釣ってなかった環にくる。
並んだ順番に釣れているので多分回遊だ。
とはいえ、幼馴染達の間で釣っていた他の釣り人には釣れていない。
完全にキャロのパターンだ。
何もないが硬い底質。
恐らく台みたいな形状の岩か何か。
その上で食った。
根がかったかのような感触だったがここには引っかかるような障害物は存在しないはず。
過去に下流で工事があって減水した時確認済みだ。
「きた!」
小さくつぶやき、おもいっきし後ろに仰け反るようにアワセた。
またもやサオが大きな弧を描く。
事故以来、足が不自由なまま。
体勢が不自然で、とてもファイトしにくい様子。
しかし、元々上手いためテクでカバーできる。
上半身だけを巧みに使い、エラ洗いや突っ込みを難なくかわす。
40cm超えの魚をいとも簡単に寄せてしまう。
「ふぇ~…きっつ~。足が悪いきいかんね。」
思わず苦笑い。
「環、すくうき!」
千春が網を持ってスタンバイ。
「ありがと!お願い。」
サオを立て、足元まで寄せたところをネットイン。そして、フィニッシュ。
「これもなかなか!今日は全員チビ釣れんやったね。」
桃代が言う。
「ホントやん!珍しいね。夏やき色んな大きさの釣れるのに。」
千春がそんなことを言っているとき、遠くで他人が20cmぐらいのを釣った。
スピニングでのフィネス。
近頃通用しなくなって困っていた方法。
全く釣れない訳ではないらしい。
それを見て少し安心する千春。
ユキが寄ってきて、
「やったやん!環ちゃん!」
一緒になって喜ぶ。
魚を持って記念撮影。
そのあとゆっくりとしゃがんで魚を水に浸け、逃がして立ち上がろうとし、よろける。
ユキが環の身体を支える。
「おっと…悪い、ユキ。」
「まだあんましよくないね。」
「なかなか治らんね。もぉダメかもね。」
「もしダメでもオレ手伝うき!ヤバい時はいつでもゆってね。」
「うん。ありがと。」
嬉しそうに微笑んでいる笑顔がとても可愛い。
地味な顔だけに、破壊力がスゴイ。
桃代は、「ユキくんこげなふうに誰にでも優しいき好かれるんよね」と思い、ちょっとだけ嫉妬する。
全員釣れた!
というわけでノルマ達成。
こんな日も珍しい。
普段だと、誰かが釣ったら安心してしまい、後が出なくなってしまうのに。
それにしてもキャロどハマり!
しかも、そこにいた釣り人は誰一人として気付いてない。
どこに行っても何をしても釣れなくなった今、この場所での必殺技としていつまでも釣れ続けてくれるとありがたい。
心からそう願い、釣り場を後にした。
まだ残っている釣り人が釣るかどうかを気にして振り返りつつ土手を歩く。
高校最後の夏休みが終わろうとしている。
10月終わりからは推薦試験が始まる。
受験勉強の追い込みが始まる。
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