朝の出来事 ※タイトル変更
何事も無く朝を迎えた。
「じゃあ、行きましょうか。」
「あぁ。」
自分は夜の間眠っていなかったが次の街までには眠気も覚める。
バリバリと歩きますか。
ぎゅるるる…。
あ、お腹が…。
ぐるる……。
…。
見るとトーカが赤面していた。
「の前に朝食が食べたいな。」
「…そうね。」
そして食べる朝食。
乾パンを砕いて作ったような朝食。
…まぁ、持ち運びできるって言ったらこれぐらいだよな…。
「うん、うまいな。」
味付けは…まぁ、ほんのりとした甘みがついてるだけでもありがたいし。
素材本来の味がするだけでもいける。
飲み物が少量の水なのが少し辛いが。
…さて、朝食を済ませたし、お昼のおなかがなる前に街へ着かないとな。
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朝食後のんびりと歩いていたが
「ウルマの速度で歩いてていいわよ。」
…自分の歩きが早かったか?
「歩き早いならもっとゆっくり歩くけど。」
「大丈夫だから!」
トーカの気迫の一言にあっけなくやられてしまった。
「お、おう。じゃあ自分の速度で歩かせてもらうよ。」
トーカが後ろから後を追ってきている。
まぁ…大丈夫だろう。
歩き始めて1時間後、二人の間に隙間が出来始める。
…よし。
「トーカ。」
「…な、なに?」
自分が足を止めるとトーカも止まる。
そしてトーカの肩で呼吸しているのがわかった。
「…よし。」
「え?何…え!?やめなさいって!」
背中に乗せたが軽いな。
「お、降ろして!恥ずかしいから!」
「うーん…そう、ちょっと全力で走ってみたくなったんだ。」
「え?…それ私が背中に乗る必要あるの?…あ。」
まぁ、試しだ。
ということでLeady...Go!!
そして、自分が走り出した後トーカの叫び声が背中から森に響いた。
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走り始めて日が真上に上がったころ。
お昼時ぐらいだろう。
森がひらけ、街が見えた。
このまま坂を下りれば街の入り口だ。
自分はトーカを降ろし、寝ていたようなのでトーカを起こす。
「ついたぞ。」
「ん…え?」
一目見るだけで食べ物が売っている店がずらりとそろっている。
通りになっているのか人通りが多い。
これは、壮観だな。
トーカが街をずっと見ているが何かあったのだろうか。
「じゃあ早速行こう!お昼を食べに!!」
「…そうね。こんなことで驚くのは早いもの。行きましょ。」
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