魔法の種類

「魔法っていうのはね…」


攻撃系魔法と防御系魔法。特殊魔法そして身体強化魔法の4つに分かれている。

例えば攻撃系魔法なら属性攻撃。

火が出たり、水が出たり、植物が生えたり、土が動いたり…するぐらい?


…防御系呪文なら

属性攻撃をはじいたり、というか防御系ははじくぐらいしかできないんだけど。


そして特殊魔法。

恵の雨を降らしたり、樹木をはやしたりの基礎攻撃魔法の上位版が多く、攻撃魔法以外はあまり知られてないわ。


そして身体強化魔法。

攻撃魔法を改変して火や水の膜などを体を覆ってあげたり、武器の一部に属性を混ぜた、いわゆる炎の剣とか。でも基本相手に使ってあげる人がほとんど。

だって自分にかけようとしようとしても制御が難しすぎる。

自分にかけた魔法は魔力で覆うものが多いから、膜を張り続ける意識、動くという意識など何個も同時に意識してやらないといけないから、魔法を使う攻撃や激しい運動などがほぼ全ての人ができない。


「魔法っていうと大雑把に言ってこんな感じかな?」

…まぁ、こんな感じだったな。


「で…さっきの走る速さ、あれって魔法を使ってたんでしょ?」


確かに5秒で50m先の走ってる人を抜くなんて前だったら絶対できてなかったし。

きっとこの世界の何かの力でもたまたま働いたのだろう。

そうまぐれだ。きっとそうに違いない。

「自分でもこんなに早かったかは疑問だが、身体強化魔法を使った覚えはないな。呪文なんて知らないし。」


「…つまり、まぐれと言いたいの?あんなおかしい速度で?」


まぐれだ。


「そう。」


トーカが何故かしょんぼりしたけれど、まぐれだ。きっと。


走りの件は後々のやつとしておいておくとして…、城の警備はできるのか?



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