第5話 その評価、有効ですか?

 さて、5話ではサブアカウントによる自演評価や、身内による評価について触れてみたいと思います。


 まずサブアカウントによる自演評価について。これは黒のようです。あからさまだと強く処罰されるでしょう。


 しかし、これに関しては運営さんが判定を下す上で難しいケースが沢山あるだろうと予想されます。何故なら、多くの場合は『サブアカウントが本人によって作られた証拠は無い』からです。特にスマフォや他人のパソコンであった場合は。


 自分以外の人間がサブアカウントを作って評価する事なんてあるのかよ、と思う方もいらっしゃるでしょうが、本人によって作られていない可能性というのは割とまぁそれなりにあると思います。

 これにはおおよそ2つのパターンがあるでしょう。


1つ目は、悪意を持つ者によってサブアカウントが作られたケース。


 例えば目の上のタンコブ的な、あいつさえ居なければいいのに! と妬まれているライバル作家さんが居たとします。このライバル作家さんに対して、サブアカウントを大量に作って作品を読みもせずに★を大量に与え続けたとしましょう。


 一見すれば、ライバル作家さんが自演評価しているように見えてしまいます。ですが実際は、不正行為をやっているように見せているのは悪意ある別の人物です。これによってライバル作家さんが処罰されたら、目も当てられませんよね。


2つ目は、善意を持つ者によってサブアカウントが作られたケース。


 例えば作家さんの事を応援してくれている家族、恋人、友人、そしてファンなどが居たとしましょう。その人達が作家さんの事を思って、サブアカウントを作って大量評価しているかもしれないのです。


 ひょっとしたら……



J('ー`)し「たかしの為に、今日も沢山アカウント作って★をプレゼンツしなきゃ」

( '∀`)「やったー。何でかしらないけど今日は沢山★が集まってるぞ!」

J('∀`)し「ダブルメテオをくらえっ! ポチポチポチポチ」

( '∀`)「まだまだ増える! とうとう俺の時代が来たんだ!」

J('∀`)し「スターダストレヴァリエだぜっ! ポチポチポチポチ」


( 'A`)「あれ……? 何か運営からメールきてるんだけど……」



 こんな事が無いとも言い切れません。

 さて、これらに対してどうやって防衛線を張ればいいのでしょうか?


 まず、1つ目の『悪意』への対処は、不自然に評価を受けるようになった時はメールをまめにチェックするよう心がけましょう。余程アホじゃない限り運営さんも悪意あるユーザーによる工作の可能性を考慮するでしょうから、まずはメールなどでコンタクトを取ってくるはずです。これにきちんと答えて潔白を証明していきましょう。

 予め自分から運営さんに報告しておくのも手です。


 2つ目の『善意』への対処は、カクヨムで連載している事を他人に知らせる時、荒らしたり、過剰評価したりしないようにと予め伝えておきましょう。善意から来るオウンゴールほど悲しいものはありませんからね。


 判断が難しいので運営さんは、現在怪しい評価は無効という方向で調整しているようです。判定基準は分かりませんが、評価無効なら多少判定ミスがあっても問題は拗れ難いでしょう。妥当な判断だと思います。

 でも大変そう……。


 それでは機会あればまた後日。 ノシ

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