第4話 ★(評価)をばら撒く行為について

 3/10日に運営さんから、「異常な数の★(評価)を、読んだ実態のない作品につける行為について」アナウンスがありました。今回はこの件について触れながら、作家さん、運営さんそれぞれの思惑や苦労みたいな話をしていきたいと思います。


 まず、小説の内容を読まずに★をばら撒く行為が何故駄目なのかというと、2つの意味で混乱が生じる為です。


1.内容が伴わない作品に星が集まるなどして、ランキング順位や読者の作品選定に

  支障が出る。


2.★を貰ったお返しに★を送るなどの、馴れ合い評価が拡大してしまう。


 他にも自分を評価してくれた人はどんな作品を書いているのだろう? と興味を引くために呼び水として利用される事もありますが、これは広義の意味で2に含まれるとしましょう。


 運営さんはこの行為を『迷惑行為』と断定しました。なので、作家さんも読者さんも今後はちゃんと読んでから評価するよう注意しましょう。


 因みに私も今でこそ気をつけていますが、何度か内容を読まずに「これ設定が秀逸過ぎるだろ」ポチー とやってしまった事がありました。何十何百と異常な数ポチポチやってないので、現時点で警告も何も来ていませんが、どこかでマイナス補正を受けている可能性はあります。

 もしそうなら運営上しょうがないので、甘んじて受けましょう。


 細かいことを言えば、こういうユーザー側の行為に関して運営さんが処断するのは、『法の不遡及』の観点からみて本来は無効にしなければいけません。法の不遡及とは、『法が設置される前に犯された事に関しては、遡って処罰しない』というルール作りにおける極々基本的な原則です。

 もし法的に訴えられると、運営さんが負ける可能性だってあるでしょう。


 ですが、それでも運営さんが厳しく対処しなきゃいけない理由があります。


 それは、グレーゾーンを一切踏んでない善良な人達が評価上損をしてしまう可能性があるからです。ユーザー側の理解が『グレーゾーンを見つけたら積極的に踏んでいけ!』ではサイトは今後混沌に陥ってしまうので、『グレーゾーンは極力踏むな!』という形で決着をつけないといけません。


 要望としては、今後も運営さんにはよりよいサイト作りを目指して頂くと共に、グレーゾーンにはいち早く白黒つけるよう(せめて警告を出しておくよう)心がけて頂ければとお願いしたい所です。



 そういえば現在、数話読んで途中で閉じる(今度読む予定)場合には★1、最後まで読んで★2か3という評価方法を私はちょくちょくとっていますが、これは今の所問題ない様子。長編小説ほどランキング上不利と言われますが、未読評価はアウト、途中評価はセーフという事なら少しは長編小説も評価されやすいかもしれませんね。


 さて次に、サブアカウントによる自己評価や身内による評価について触れてみたいと思いますが、小難しい話が続くので続きは5話へ。 ノシ

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