giftとcurse
アナ雪で、エルサが自分の異能をハッキリと呪いとみなすとこがあります。
I can’t control the curse!
悲しい場面だな、と思いました。お父さんの国王が育て方間違えたせいもあるかなと思いました。作品冒頭、父王とトロールの間でこんな会話が交わされます。
トロールの長老:
(エルサに異能が備わった経緯を尋ねて)
Born with the powers or cursed?
父王:
Born.
そう、単なる生まれ付きで本来curseじゃないんですよ。でも、赤の他人ならともかく、父親だったらそこでもう一歩踏み込んで、それはcurseでないばかりかむしろgiftですらあるんだと、どうしてそう思えるような育て方をしてやれなかったんでしょう?。まぁ、結婚も子育てもしてない気楽な身分の私が言っても全然説得力ないですけど。確かに異能持ちの子供って育てにくそうではありますよね。父王も、エルサの異能が最初のアクシデントを起こしたとき、氷に覆われた床や壁を見てこう言ってます。
This is getting out of hand.
わかるけど、でもそれ、エルサに聞こえるとこで言わないであげてよぅ、と思わず同情しちゃいました。
頭部に受けた氷の魔力によるダメージを取り除く際に、トロールが、ダメージと一緒にエルサの魔法の記憶もアナの記憶から併せて消したと説明した時、こう言って、自らの魔力を宿す両手をじっとみたエルサの悲しげな表情は胸に迫りました。
But she won't remember I have powers?
なのに父王ときたらすかさずこうです。
It's for the best.
結果的にあんまりベストじゃなかったじゃ~ん。(;_;)
なんて、孤独な異能の魂に妙にシンパシーを感じてしまうのは、私が、かつて自分に異能が宿ってると思い込んでいた中学男だったからなんでしょうね(笑)。幸い、無能ではあっても異能ではなかった私にとって、人生は、退屈ではあってもけして生きにくいものではなかったです。異能に苦しむ人に聞かれたら、怒られそうですがw
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