第9話 再開のとき

 途中、旧ミュケナイで数日の休養と補給を済ませた後、馬車は南に向かう。


 街道はここで三つに分かれており、東に向かえばアルゴスやテバイへと続くテーベ中央への道。そのまま南に向かえばコリントスの領内に入り西側へ向かえばキクラデス諸島やラコーニアへ出る。


リック・ヴィオラのいうダフネ大森林は、帝国の最南端であるラコーニア公国とコリントス侯国の間に位置する。


 広がり続ける大森林は辺縁部はともかく、中央部にたどり着くことは到底不可能で、伝承ではダフネーと呼ばれる強力な魔人族アトラスが住みついているという。


 そうでなくても、過去の大戦時に連れてこられた魔獣達の多くが逃げこんだといわれていて、それだけでも人跡未踏の地になるには十分な理由だ。


「ここまでに有った毒沼は三カ所。急がなければな」


「恐らく次の町では追いつけるはずでござる」


「一昨日の沼は7日前には無かったそうだからそうなるわね」


 人間族の足なら平均5日。リアムがどれだけ急いでも3日半はかかる道。

デメトリオスも相当疲れていたが、旧ミュケナイで修行中のケンタウロスの騎士を捕まえ、今は休憩中。変身を解いて人間の姿で寛いでいた。


「デメトリオス殿、もうすぐ泉ヶ淵でござるー」


「おうとも、世話になったなアンティオコス殿」


「なぁに、皇帝戦車を牽く誉れは我らには何事にも変えられぬ栄誉。こちらこそかたじけない」


 デメトリオスよりも若い人馬族ケンタウロスの騎士アンティオコスは陽気に手を振ってそう答えた。

 皇帝戦車を牽いてさらにコリントスへの紹介状ももらえるとあれば、喜び勇んで請け負おうというもの。

 わずか二日でダフネ大森林に一番近い村まで送り届けてくれた。

そしてそのままコリントスへ颯爽と駆けていった。


泉ヶ淵村はその名の通り大きな淵の側にある人口100人ほどの小さな村だ。

街道を行く旅人向けの宿があり、様々な木工品をうる店もある。

 

それに淵から取れる食用の水草が名物になっている。


 元は淵の水源である泉の側に村があったが、大森林の拡大に伴いこの場所に移転してきた。

街道は森が覆い尽くさないように、ミケーネやコリントスが人足を出して森の木を伐採するため、なんとか大森林に飲み込まれずに踏みとどまっている。


 だが、村に入るとそこは明らかに常では無い様子だった。

本来いるはずの村人の姿が見えないのだ。

 

「まさか……遅かったの?」


 もしかしたら、リアムは完全に魔精霊ダイモーンと化してしまったのか?

それなら村人の安否は絶望的だ。


「しかしこうまでもぬけの殻というのは変だな。魔精霊が人を食うという話は聞いたことが無い」


「そうですよ。先生。明らかに村には人が住んでいる形跡があります」


 言われてみてば、家畜もそのままだし、テーブルの上には食べかけの食事なども整然と残されている。

つまり、村人が総出で出向かなければならない異変は起きているということだ。


「向こうでござる!」


 黙って会話を聞いていたデメトリオスが、そういって村の奥を指さす。

ケンタウロスである彼は鋭敏な聴覚と視覚を持っている。


 指さす方角には、泉ヶ淵村の名前の元となった淵があるはず。

 

 そこには老若男女、村中の人々が集まっていた。


「これは、一体どうしたことだ?」


「おおお、騎士様。大変なのでございます。泉が!」


 こちらを見るなり、村長と見られる男が話しかけてきた。


「ここ、普段はこんな色じゃ無いのよね?」


「はい。大雨で濁ることはありますが、このように赤茶けた水の色は初めて見ます」


 淵には湖面を覆い尽くす緑色の水草が生えていて、ところどころ美しい紫や黄色の花が咲いている。普段は澄んでいて村の人々の生活用水としても利用されているその水が赤茶けた色に変色していた。


「ここ最近雨は降りましたか?」


 ここでまず疑うべき可能性は鉄砲水による土砂の流入だ。


「いえ、降ってはおりませんな。ところであなたは何者です?」


「こちらのお嬢さんはフィオナ・グレン。ダイアー・グレンの孫娘といえばわかるか?」


「ひぇぇっ! あのダイアー様の孫娘なのですか!」


「おじいちゃんを知ってるの?」


「知ってるも何も、この水草や山葵ワサビの栽培を推奨したのがダイアー様なのですよ。そちらの辞典を片手になにやら調べ物をしておられましたな」


「へぇ……こんなところにもおじいちゃんが来てたのね。それよりも村長。他に心当たりは?」


「私にはわかりません。誰かわかるものはいるか?」


 その呼びかけに木樵きこり仕事から駆けつけてきた斧を背にした男が手を上げる。


「そういや、ここ最近森で魔獣を見た。もしかしたらそれかもしれない」


「夜中に鳥が変鳴き方もしてたな」


「そうだ。昨日から来てた騎士見習いのあんちゃんはどこいった!」


「あのお兄ちゃんなら、水源の様子を見てくるっていってたよ」


 口々に、村人達が語る中、気になる話が出てきた。


「待たれよ。その騎士見習いというのは茶色い髪で、そこの騎士殿と同じくらいの背丈であったか?」


「そうだよ。竹とんぼを作って遊んでくれたんだ」


 そういった少年は、作ってもらったという玩具を嬉しそうに差し出した。 

竹とんぼはアルゴス地方の郷土玩具だ。


「おい、フィオナ。それはもしかして……」


 話しかけられたフィオナは一瞬返事ができなかった。

今の今まで泉が濁っていた原因に思いを巡らせていたが、その思考は一瞬で消し飛んだ。ついさっきまでこの場に彼がいたのだ。


「村長さん。水源は遠いんですか!」


「ここから数時間の場所にある。そこの旧道を抜けた高台だよ。だが、魔獣が出るかも知れない場所に行くなんて危険すぎる!」


「それはわかっています。デメトリオスさん。お願いしても?」


「承知した。あの弟子には拙者からもいわねばならぬことがある」


 そういうと人馬形態になり矢のような勢いで村に走って行くデメトリオス。


「け、ケンタウロスだって! フィオナさんといい、あんたら一体何者なんだ」


「こちらのお方は、コリントス侯子、ヘリオス・ジェイソン殿下です!」


「で、で、殿下ですって!」


 いつも通りのメディアの紹介に慌てて村人達が頭を垂れる。

この村もコリントスの領土内である。突然の領主の訪問に慌てふためくのは当然である。


「礼はよい。私自らが原因を探る。諸君らは案ずること無く村に戻るが良い」


 こうなるのはわかりきっていたので、敢えて名乗るは避けていたが、告げてしまった以上は仕方ない。

どのみち馬車を見られれば気がつかれるのだから早いか遅いかだけの違いだ。


「行きましょう! ヘリオス。今ならまだ間に合うわ!!」


 この道の先にリアムがいる。それだけでフィオナは逸る心を抑えることができなかった。


 この先に彼がいる。


 フィオナはそのまま駆け出そうとするが、その肩をガシリと掴まれる。


「デメトリオスの帰りを待とう。何か悪い予感がする」


ヘリオスは普段なら絶対にそんなことをいわないはず。

そんな彼がフィオナの行動を妨げるからには何かの根拠があるはずだ。


「そうね。少し落ち着かないとね」


 ここで一人でリアムに追いついてもフィオナ一人では何もできない。

それがもどかしいのだが、ここまでついてきてくれた仲間達を信じるのは当然に思えた。


 まもなく馬車を引いたデメトリオスがやって来る。

その様子に村人達は余計に平伏してしまいそうになるのだが、そこはメディアが事前に説明してくれていたので、多少緩和されたようだ。


 フィオナはだいたいのことは一目で理解して納得してしまうし、ヘリオスは変に世間知らずなので、こういう時のメディアの根回し力の高さはとても役に立つ。


「はい。それではこれからヘリオス様と我々で状況を調査してきます。こちらにフィオナ先生もおられますので、皆様は安心して普段の生活にお戻りください」


「あのー。先に様子を見に行った騎士見習いの兄さんは大丈夫なんじゃろか?」


「それは大丈夫よ。あの人は私の夫です。この村で待ち合わせ予定だったのだけど困ってる人を見捨てておけない人なので……」


「あれまぁ、こんなべっぴんさんを嫁にもらうとか、あの兄ちゃんも隅におけねぇな」


「帰ってきたら是非お祝いさせてくだせぇ」


 嘘では無いが少し脚色してメディアに話を合わせたのだが思ったより反響が大きい。


「こらこら、我らはこれよりダフネ大森林の調査がある故、しばらく戻るのに時間がかかるかもしれぬ。万が一戻らぬ場合はコリントスの伝令にそのことをお伝えいただきたい」


 さすがに領内の巡回もこなした経験もあり、デメトリオスも手際よく農民達を落ち着かせる。

 本当に……何かを理解することと上手くできることは全く別のことなのだ。

世の中には知識だけでは解決できないことが多すぎる。


 馬車に乗り込みながら、フィオナはそう感じていた。


*************************


 それより少し前、山の上の台地。かつて、村が存在した場所。

突き当たりの崖から勢いよく吹き出す泉。そこから続くツタに覆われた水路を見つめながら彼は思案していた。


「これはどういうことだ?」


 泉から流れ出す石組みの水路の上には大きな岩が横たわっている。

岩は大人が五人がかりで抱えられる程の巨大さ。それが倒れて水路の一部が壊れて周囲の土砂が流れ込み水を変色させていたのだ。


 ただしその状況には一つ不自然なところが有る。


「とりあえず、この岩を何とかするのが先か」

 

 それが大したことではないように、彼は手にした単槍を両手で構え大きく深呼吸。助走をつけて大きく振りかぶると、大岩のひび割れた箇所を全力で突く。

 

 直後、けたたましい音を立て岩は粉々に砕け散った。

彼が二人の師から教わった技術、相手の弱点を見抜きそこを全力で突く。

一人の時もこの一年半欠かさずに修行を続けた成果が現れていた。


「よし、これで完了。腕は……まだ大丈夫だ」


 視線を落とした先には彼の腕が確かにある。

しかし彼の中に目覚めた邪悪な風はその右腕を腐敗を振りまく毒蛇に変える。

その浸食は少しずつ、ゆっくりとだが進んでいる。

腕を浸食する闇緑色の痣はあまり時間が残されていないことを告げていた。


 こうなってしまった以上は自分の意識が完全に消える前に、せめてコリントスに到達しなくてはならない。そこにいけば彼の目的は果たされるはずだからだ。


 そしてもう一度足下に視線を向ける。

山の中とはいえ、このような巨大な岩が転がっていることに違和感を覚える。

 これはどこからか転がってきたのではなく、元からここにあったものが引き倒されたように見える。

 武技によって破壊することはできても、持ってくることは大変だ。

 必ず原因があるに違いない。


 このまま調べるべきか、それとも一度村に戻るべきか?

そんなことを考えながら周囲を調べているうちに時間は過ぎ去っていた。


「こういう時にフィオナがいればな……」


 少し休もうと砕いた岩の欠片に腰を下ろしたその時である。


「……アム。リアム!!!!」 


 街道が開けた木々の合間に腰掛ける茶色い髪の少年。

背はだいぶ伸びたが、優しそうな眼差しも笑う時になにか考えているような仕草も、フィオナが最後に見た時と何一つ変わっていない。

 

 言いたいことや伝えたいことは沢山あった。

正直な話、ぶん殴ってやりたいと思ったことも一度や二度じゃ無い。


 それでもその意思とは裏腹に、即座にリアムの胸に飛び込んでいた。 


「フィ、フィオナッ!!」


 自分の胸に飛び込んできた柔らかい感触と懐かしい匂いにリアム・ライアンは驚いて叫ぶ。

 藍色の髪。美人だが目つきは鋭くいつでも彼に容赦が無かった婚約者フィオナ

もう二度と逢うことはできないのかと諦めかけていた彼女が腕の中にいる。


「フィオナ。危険だ。僕からすぐに離れるんだ!」


 彼女と離れることになった理由を思い出し、必死に彼女から離れようとする。


「なによ! バカッ! そんなこと知ってるわよ。何とかするために来たに決まってるでしょ!」


 咄嗟のことに思考がまとまらない。突如現れたフィオナは彼が魔精霊ダイモーンであることを知っている。その上で彼を治す?。


 そもそも雪割り谷からどうやってここまで来たんだ?。


「二人とも落ち着くがよい。リアム、お主の苦しみを理解できず面目ござらぬ」


「師匠!」


 今度は彼の師であるデメトリオスまで現れた。一体何がどうなっている?


「迎えに来たのだよ。帝国騎士リアム・ライアン。俺はヘリオス・ジェイソン。誓約の勇者だ」


「その紋章官のメディア・ラプシスです」


 逢いたかった者と逢おうとしていた者が一度に現れ、どんな反応をして良いのかわからない。


 普段は適切な知恵を授けてくれるフィオナはずっと胸の中で泣いている。


「フィオナ。とりあえず落ち着こう」


「落ち着こうっていわれてもできるわけないでしょ! どれだけ心配したと思ってるの!」


 頭ではリアムがそうする他無かったのだとわかっていても、それでも溢れる感情は抑えられない。

リアムにしても、ここまでフィオナが来てくれた。ただそれだけで決意が鈍りそうになる。


「僕だってフィオナのことも父さんや母さんのこともずっと心配だった。師匠だってそれは知ってる」


「そんなことわかってるわよ! バカッ!」


 嬉しいのか悲しいのか良くわからない表情で、リアムの胸ぐらを掴んで揺するフィオナ。 

そんな二人の体が不意にふわりと宙に浮き上がる。


「どちらの言い分も正しいことは拙者が知っておる。とにかく二人とも落ち着かれよ」


 親猫にくわえられた子猫みたいに吊り下げられた二人。

見るに見かねたデメトリオスが強引に引き離したのだ。

 その時になってフィオナもやっと自分のしでかしたことに気がついた。

もっと落ち着いて話ができると思っていたのに現実は無情である。

 ちらりと反対側を見るとフィオナと同じようにぶら下げられたリアムと目が合った。


「フィオナ。本当に……ごめん」


「うん。私こそごめんなさい」


 こうして再会できたのだ。今はやるべきことをやろう。

そうしているうちに、ヘリオス達が森から歩いてきた。

 二人をそっとしておこうとでも思ったのか、少し森の様子を見に行っていたのだ。


「話は済んだか? 申し訳ないがフィオナ。向こうの跡に心当たりは無いか?」


 ヘリオスは少し離れた場所で薙ぎ倒された木々を見つけていた。


「ヘリオス様ー。反対側の森の奥に続いてるみたいですー」


「そうだ、フィオナ。僕が壊した岩は元からここにあったものだ。何か原因があるはずなんだ」


「積もる話もあろうが、ここはヘリオス殿達に協力してもらえぬだろうか?」


「わかったわ……」


 まだ胸の奥がざわついているが、それでもフィオナにしかできないことがある。今はそれをしよう。いつものように世界辞典を取り出して周囲の観察を始める。


「これは大きな生物が移動した跡ね。さっき聞いた魔獣かもしれない」


「つまりこの水の濁りはその魔獣のせいなのでござるな?」


「そうです。おそらく何かから逃げてくる途中に、岩にぶつかったんでしょう。痕跡はあるかしら?」


「そこの草むらに落ちてる鱗みたいなのがそうじゃないか」


 情報さえあれば狩りに慣れているリアムが痕跡を見つけるのに時間はかからなかった。

 崩れた岩の側には紫青の鱗が落ちていて、それには異臭を放つ青黒い液体が付着していた。

その鱗に真っ先に反応したのはヘリオスだ。


「フィオナ。これは多頭龍ヒュドラーの鱗だ」


 それを聞き、拾い上げようとしたリアムを制止する。


「リアム、猛毒だからその液体に触れちゃだめよ!」


 この地方の出身であるヘルメスはこの魔獣のことを知っている。

鷲獅子グリプスが山岳地帯を代表する魔獣なら、多頭龍は南部森林の象徴のような魔獣だ。


 その血には猛毒が含まれていて、触れただけで体が痺れて皮膚は爛れてしまう。指摘されたリアムは慌てて手にした短鎗でなるべく触れないように水路から遠ざける。


「だけど、多頭龍は巣から出てこないものだろ?」


 リアムも知識としては知っている。多頭龍は腐食した沼地に棲息し、基本的にそこから出てこない。

危険きわまりない魔獣だが、知っていれば回避する方法はいくらでもある。


「村に向かったりはしませんよね?」

 

 そんな魔獣が村に現れたら大変な騒ぎになる。メディアの心配ももっともだ。


「追い詰めて狩るしかあるまいか」


「たぶんそれは大丈夫。多頭龍はこういう澄んだ水が大嫌いなの。この泉に触れて慌てて逃げたのね」


「それなら今日のところは村に帰って大丈夫でござるか?」


「危険な魔獣には変わりないから様子を見に行く必要はあるわ。それにそれよりも今はリアムの体の方が心配よ。急いで村に帰りましょう」


「はい。ライアン家の紋章はお借りしてきましたからもしかしたら浄化できるかも知れません」


「リアム。と呼ばせてもらうが皇帝陛下から許可はいただいている。まずは麓に降りて騎士認証を済ませよう。話はそれからだ」


 仕方の無いことだったとはいえ、自分のためにこれだけの人間。たぶんそれ以上のだろうが……が骨を折ってくれたことに、今更ながらリアムは自責の念に囚われそうになる。


「ありがとうございます殿下。それに師匠にもご迷惑を」


「気に病むな。それに俺のことはヘリオスでいい」


「まずはゆっくりフィオナ殿と話されよ。その後で積もる話は聞かせてもらおう」


 そうだ。師のいう通り何よりもフィオナに謝らねば。彼には何よりも彼女に伝えたかった言葉があった。


「ありがとう。フィオナ。長く留守にしてごめん」


「迎えに来たわ。リアム。雪割り谷に帰るわよ」


 絶対に怒られるかとおもったが、フィオナは彼の両手を握ると穏やかに微笑んでいた。

失った平穏を取り戻せるかどうかはわからない。


 だけどフィオナのためにも自分のためにも絶対に失うわけにはいかないと思うためには、その笑顔だけで十分だった。

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