第七話

【闇と光とヒーローと】

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「うわあぁぁあああ!」

左の部屋から悲鳴が聞こえる。さっき挨拶をしに来た記者を名乗る奴がすむ部屋だ。

夜の見回りはとっくに終わっていたが悲鳴が聞こえたなら行かなければならない。これは父から課せられた使命なのだ。隣の部屋は空いていた。

「大丈夫ですかー。」部屋は真っ暗だった。「明かり付けますね。」

そう言って電気をつける。

そして男が悲鳴を上げた理由が分かった。そして俺も悲鳴を上げかける。

男の背中に世界一おぞましい、あの黒い奴がいたのだ。寝ながら悲鳴を上げるぐらいだからゴキブリはすごい。さぞかし気持ち悪かったのだろう。

さっき挨拶をしに来た時にいなかった2人の仲間に記者さんは起こされると、起きた記者さんは、どうした?という顔でこっちを見る。俺らは怪しいもんじゃ無い。疑うならば、俺らがここに居る理由を教えよう。と言い俺は俺の人生と仲間のことを話し始めた。

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