いつか、どこかで、だれかが紡いだ言葉達
「いつか、星空を描こう。この悲しみを癒したとき、この曇天が晴れたときに」
「真面目に生きることは、決して柔軟性を失うことと同義ではないよ、堅物クン」
「人間が人間であるために必要なものは実はそう多くない、
でも、自分が自分であるために必要なものは本当は沢山あるんだ」
「常識は初見で殺し尽せ、その先が崖だというのなら、
その向こう岸まで飛んでいけ」
「世の中にハリボテはたくさんある。運命もその一つなのさ。
近くだと圧倒されるが、遠くから見りゃ大したこたない」
「何かを綺麗だと思うことは、何かを汚れていると思っているということ、
それは大体の場合自分自身のことを指す。残念なことにね」
「時折見出すことがあるんだ。すぐ忘れてしまうんだけどね。
この世界は、なんてこんなに救いが遅いんだろうって。
なんで、幸福のうちに全てを救いきることがないんだろうって」
「完璧、か。残念ながらその言葉には語弊があるね、不備がないもの」
「問う、汝絶望の現実を覆す幻想の力を欲するか?
それとも、幻想の希望を砕く現実を欲するか?」
「魂に問え、信念に問え!
未来なんてわからない、過去なんて変えられない!
正邪も善悪も関係ない!
後世誰に
理想を実現するために!現実に夢を映すために!
名誉や権力なんていらない!財力や名声なんていらない!
ただ希望を持て!それは鎧となるだろう!
ただ誇りを持て!それは矛となるだろう!
ただ勇気を持て!それは盾となるだろう!
括目せよ!この光景を刻み付けろ!
遥か太古よりこの地に受け継がれた歴史を!
遥かなる未来へと向かう強き意思を!
この景色は泡沫のように消えるだろう!
戦え!争え!薙ぎ払え!その果てに、未来がある!」
「犠牲を許容するな!喪失を恐れよ!
未来に笑え!過去に学べ!そして今、奇跡を起こせ!
苦しい時、笑い飛ばして不吉を払い、
悲しい時、楽しんで明日に希望を持て!
例え歴史が途絶えても、民は時代を紡ぐだろう
例え夢を失おうと、民は未来を紡ぐだろう
例え希望を失おうと、民は願いを紡ぐだろう
しかし、紡いだ先、心に勝利の輝きが灯ることはないだろう。
顔を上げよ!今、その命は我の物だ!
その命果てるまで、その刀に信念を乗せろ!
その命尽きるまで、その心に誇りを持て!
その命絶えるまで、己が大切なものを守り抜け!
諸君、敵に剣を捧げよ!味方に勝利を捧げよ!」
「獅子は子を谷に突き落とすというが、実際崖から落ちると助けに行くそうだ」
「予想通りの反応って、時に予想以上に面白いときあるよね」
「未来か希望か、そのどちらかを選ぶとするなら、私は迷いなく希望を取るね」
「人ってそういうものなのさ、人類は皆バカばっかりだ」
「生きたいところで生きるがいいさ。
信念に従って、運命に従って、時間に従って。
その人生に限界はない。それこそ無限に分岐する。
可能性の先さえも、超えて行ける力がある。
全ては、おまえの心の中にある。
未来は、おまえの手の中にあるのだから。
さあ、脈々と紡がれる未来と過去の意志、その全てがおまえを祝福する。
おまえの魂が求める理想、それを余さず叶えて見せろ。
何、傲慢な位が丁度いい。
現実で妥協をするな。理想で満足しちゃいけない。
その斜め上を超えて見せろ。
さあ、その上で誇るがいい。
おまえがそれを成したとき、空想が現実になるその瞬間。
おまえは、
ああ、勿論そのための努力は不毛で滑稽なものだ。
しかし失敗ですら世界が進むためには必要なこと。
許せよ、その失敗は後の世界の糧となるのだから」
只高らかに詠え。
今朗らかに謳え。
伝えるための言葉。
紡ぎ続くだけの声。
届かせるだけの鼓動。
響かせるだけの振動。
語りかけるための旋律。
絶え無く唄うだけの歌。
誰かにとっての当たり前。
誰かにとっての命の叫び。
それこそ、形を変えて誰かに刻まれる想い。
いつか、どこかで、だれかが紡いだ言葉達。
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