高く、高くこの思いを。

夕暮れの空の下で、この思いは燻っている。

焦がれるような心、今なお体が燻っている。

焙煎された思いは、香り高く響くだろうか。


星空に音を奏でよう。

月影に歌を歌おう。

陽光に旋律を調べよう。


大地に賛歌を謳い、

大海に高きを詠おう。


大空に溶けて消えていく。

この鼓動は、紡ぎだす物語の1ページに過ぎない。

されど、何を伝えられるだろう。

一体何を残せるだろうか。

それでも、何かを綴りたい。


いずれ彼方に、淡く薄れゆく命。

いつか此方に、儚く綺羅めく命。


風に包まれた思い。

黒く艶やかな思いもある。

白く素朴な思いでもある。


遥か高く、歌い上げよう。

誇り高く、手を差し伸べよう。


小さな奇跡に普通の感謝を。

いつの日か、大きな奇跡により大きな感謝ができるように。


朝焼けの空の下。

笑うことができるように。

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