届けるは光。

その体は、ただひたすらに真っ直ぐに。

運命に導かれて、誰も為せないことをする。


遠く照らされる希望を夢に。

遥か彼方の祈りを糧に。

問い掛ける願いを高らかに謳う。


温もり、それは証明。

どこまでも残酷な優しい煌めき。

孤独、それは安らぎ。

いつまでも甘美な哀しい輝き。


命題を与えられた。

いつの日か解いてみせると誓った。


空廻る思考。構うものか。

煮え滾る心。構うものか。

倫理と常識を投げ捨てて、その果てでなお果たせぬ想い。


感情を束ねる。

思考を重ねる。

澄ませる想い。

誇るがいい、絶望を。


奇跡はやがて伝説になる。

鳴り渡る音を届けよう。


脈動が聞こえるか。

泣き、笑い、感情の濁流の音が。

音楽が聞こえるか。

歌い、奏で、知性の清流の音が。


旋律に神話を宿らせる。

歌詞に物語を書き綴る。

歌唱に人生が紡がれる。


届けよ、生命。

伝えよ、神話。

歴史を、伝説を、物語を彼方まで。

高らかに、厳かに、雄大に。

遥か世界の果てまでも。


讃えよ、それは鼓動となるだろう。

詠え、それこそ文化となるだろう。


その先、虹が産まれる。

いつかの光を、宿して。


揺れ動く感情のように。

静謐なる理性のように。

無限にはてしなく続く世界の中で。

この光は輝き煌くのだ。

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