星の夜空と月天の桜
星降る夜に何を思う。
伝う雫の温もりを。
満ち行く天に何を感じる。
紡ぐ旋律の輝きを。
咲き誇る桜に何を示す。
終焉の旅路の果てを。
輝く望月に何を託す。
全ての想いに巡りくる祝福を。
ただ在る空に何を求める。
燃え散る命の安らぎを。
満天の星に何を願う。
静謐な終劇の幕を。
満ちきった天に何を望む。
響く調べの高鳴りを。
散り行く桜に何を導く。
輝く未来への道筋を。
欠けた新月に何を伝える。
永遠なる時空の超越を。
未だある空に何を識る。
心は悲しみで濡れはしない。
星を、見ていたい。
星がゆっくり巡る、そんな空をただ眺めていたい。
月を、見ていたい。
空をゆっくり進む、そんな月をただ眺めていたい。
幾星霜の年月に、必ず総てが尽きるだろう。
星屑が飾る空の下、与えられた命の重さを知り。
満月が射す天の下、巡りくる時の儚さを知る。
その言の葉は、塵と共に空へ溶けて消える。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます