病院の食堂は穴場かもしれない第10話

世の中、加速して春に向かっているらしい。

病室から見ても、今日はすごく日差しが暖かそうだし。

どうも、うちのあたりでは後一週間もすると桜が開花し始める可能性があるとかなんとか。

無事に今年も満開の桜を眺めることができそうだなあ。

は〜るよ来い♪


さて、この話はもしかすると、うち近郊エリア限定の話なのかもしれない。

どうせローカルな話ばかりなので、それはそれでいいのだけど。


うちの病院には来院者向けの食堂がある。

内容的には定食、丼、そばうどん、パスタなんかで、その辺の社員食堂とかと変わりはないイメージだ。

ところがこの食堂。600円でお代わりし放題、時間制限なしのバイキングメニューを毎日していたりする。

最近はバイキングがそこまで珍しくないとはいえ、お値段考えるとなかなかだと思いません?


料理は以下のような感じ。

焼きそば、ナポリタンスパ、焼き魚、揚げ物数種、揚げ出し豆腐、たこ焼き、ミートボール、サラダ数種、ゼリー、白ご飯味噌汁、炊き込みご飯、他にも何種類か。

コストパフォーマンスはかなりいいのでは。

味が薄いという話も聞いたけど、自分の味覚的には濃いくらい。

これを薄いと主張する人は、将来高血圧が心配だと思ってしまうな。


おそらく、一般店にするとこの価格ではやっていけない気がする。

フードファイターみたいな方々がガッツリ食べ捲りに来たら、即赤字だろうし。

食堂で眺めている限り、一膳目をそれなりに盛る人はいるものの、お代わりする人は少ない。

客層が病人とか高齢者中心だし、病院内の施設というのが食欲を抑制しているのかも?


入院している今となっては、同じ病院の食堂とはいえ行くこともまずないし、行ったとしても体調的にバイキングメニューなど食べられない。

そういう状況ではあるが、ここのバイキングはかなりいいと思うよ。

たこ焼き好きなので、取り放題というのは嬉しい。

こういうところでよくあるのは、揚げたこ焼きになっているパターンだが、そういうこともないし。

ただ、時間制限がないとはいえ、補充をあまりしないので、ランチタイムの終了が近づいてくると、日によってはかなりショボくなる(笑)


それにしても、この病院だけならともかく、うちのエリアの総合病院では食べ放題をしているところが結構多いと聞く。

実際に元気な頃にいくつかは食べに行ったりもした。

なんで流行ってるんだろう?

残飯が少ないから、結果として儲かるんだろうか?


他のメニューのことを考えてみると、その通りなのかも。

定食とかカツ丼なんかは570円。バイキングよりも安いのは安いが……。

差額を考えてみるとバイキングに行く人が多そう。

こうやってバイキング料理が余るのを防いでいるのかも。


ラーメンなんかになってくると490円なので、差がある感じ。

好みとしてはラーメンやうどんはお値段考えても、なかなか味も良い。

そうなると、どうせならバイキングを食べるか、麺類にするかという選択になりそうで、これが食堂の戦略なのかな〜。

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