看護師さんって激務だよねと言いつつdisってしまう第2話

なんかいい天気だ。

一週間前くらいには、雪が積もっているのを病室から眺めた気もするのだが。

いつの間にか、すっかり春の風情だな。

今月末くらいには桜が眺められるかもな〜。

自分がサクラ散るとならないといいんだがな。ハッハッハ。

む、自虐ネタを使うようになったらオッサンだと言われたことがあったような…。

今後は控えよう。


さて、ここの病院。

ほどほど新しくて設備もいい。いいから入院したんだが。

しかし、入ってみないとわからんのはスタッフの質。

いや、医者の質はネットや噂である程度わかる時代なんだが、看護師とか他のスタッフはまあわからんよな。

異常に厳しかったりすると、入院生活が大変なわけだしな〜。

ところが、入ってみると看護師さんは全員親切だった。

いやめでたい、で終了するとネタにならないわけであるのだが。


実際のとこ、組織的なものなのか、偶然なのかみんな愛想は良い。

ビジネスライクに愛想がいい人もいるが、それは仕方ないだろう。

しかし、いい人ばかりと客観的に思える看護師さんたち、その中にも苦手というかなんというかの人はいたりするのだ。

困ったな、なんでだろう。

と悩んでしまうのは、こんな人たち。


一人目、体臭がきつい人。

どうも自覚があるらしく香水をかなりつけているもんだから、体臭と混じって得も言われぬ香りが。

なんで香水つけちゃうんだろうね?

体調がしっかりしてる時でもキツイのだが、吐き気がある時にはもう大変。

お察しください…。


二人目、対応がパーフェクトすぎる人。

これはひどい、何がひどいっておそらく私の性格が。

この看護師さんすごいんだ。

ビジネスライクでない笑顔満面、非常に細やかに気を使ってくれる、挨拶は完璧、質問すると医者並にきちんとした回答、等々。

ところがだんだん苦手意識が芽生えてきた。

いやほんと、なぜだろうと真剣に考えましたよ。


で、これはもしかすると、噂に聞く「美女が喪男を嫌がる心理」なのかと。

もちろん私は美女ではなくオッサンだし、看護師さんも私に惚れてるわけではない。

仕事としてパーフェクトにしてるだけなんだがね。

どういうことかというと、例えばだ。

職場に紅一点の美女がいたとしよう。

モテナイ男どもは人生最後のチャンスと舞い上がり、至れり尽くせりチヤホヤするかもしれない。

女は「優しい男が好き」なもんだからな。

ところが結果論としては誰も美女と仲良くすらなれず、ぽっと出のオラオラ男がさらっていったりする。

女心っておかしくないか? と男なら叫びたくなる状況だな。

これは恋愛心理的にいうと、無償で困ってもないところまでチヤホヤしてくる相手のことを、重すぎると感じて忌避してしまうということなのだそうだ。

ん〜、理不尽。


それはそれとして、もしかすると今の自分の心理ってこれに近いのかも?

パーフェクトにされすぎて重く感じてる。いや、違うかもしれないが。

ホントに人間ってワガママだよね〜、でも治らないよね〜、というのが今回の話なのであった。

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