カタストロフィでござるの巻

第32話

今日は朝から月曜日だ。

甲賀組と入滅部隊の決戦が土曜日で、つまり五日かかる。ごく普通の一般人である宝蔵院お春こと西大寺千秋にとっては煩わしい長さだ。


早朝から登校したのは精神的に焦っていたからか。

時間帯を外れた車内は閑散としている。

他に乗客は一人だけ。

向かいの席に同じ錦城の生徒だ。


この人もまた、なぜこんな早朝の早い時間帯の電車に乗ったのだろうか。

学生の本分は学業。今日は朝から元気に登校しようと、まさに電車に乗ったという次第であろうか。

上着は無地。スカートは足元まで伸びている。


生徒はこちらを見た。


顔は千秋に似ている。

一方、髪は垂れ流した墨のように黒く、肌は白い。


色味が無い。早朝、外の明暗が濃いからか。

着ている服も黒。シルエットこそ錦城の制服でも、学校のブレザーは紺色だ。

よく見れば顔もそこまで似て無いではないか。

ただ気になるのは四教頭達が横にいることだ。


両サイドで四教頭が一心不乱にじゃがいもを貪ってる以外はおそらく無関係の一般人に違い無い。


「既に始まっているぞ。」


女性は言った。


「えっ…ポテトマン?」

「えっ?」


女性は否定した。

じゃがいもでないとすれば何者だろう。

出会い頭にじゃがいも呼ばわりは失礼だったかもしれない。


「西大寺千秋。私が何者かは学校に着いてから説明するとしよう。」

そう言った矢先、女性は忽然と姿を消した。


「後はポテトばかりってことね。」

千秋は納得した。


あの女は教頭やら甲賀組やらの手合いだ。

「冷静だお春殿。数多の戦いを経て成長したようだな。」

青龍は嬉しそうに笑った。


「それで誰あの人?学校の生徒?また誰か雇ったの?」

四教頭は立ち上がり、千秋の両サイドに座った。


「実はな、今日はお前を洗脳して無理矢理始発電車に乗せたんだよ。」

青龍は嬉々として言った。

「えっ」

いきなり関係無い話に千秋は聞き返した。


「最初に会った時の事だ。あの時、私は」


「ちょっちょっと待って。洗脳って。何、この状況。どういう事なの、ねえ。」

「お前が早起きとか出来るわけないだろ。」

千秋は青龍の胸ぐらを掴んだ。


「おいっどういう事だ!マジで説明しろ。」

「だから最初に戦った時、こうして念動力を植え付けたんだよ。」

青龍は千秋の心臓を指さした。


「人のこと指差してんじゃねーよ!」


千秋は青龍を殴った。

「成長とはなんだったのかね。」

玄武が辛辣に評価した。


「お前は自分の安全が絡むと凶暴になるな。」

白虎も厳しめに言った。


「危険に晒されて冷静になれる訳ないだろ。」

千秋は冷静に答えた。


「それもそうか。」


果たしてあの女性は何者だったのか。

釈然とせぬまま学校に着けば、午前中は授業が全てじゃがいも収穫祭になった以外は全ていつも通りだった。

「良しッ!ごく普通の日常だな!」


四限目終了と同時に千秋は叫んだ。時刻はあっという間に昼休み。山田寺さん、菅原さん、橘さんが札束を数えていた。

「これ何のお金だよ?」

山田寺さんが疑問を唱えた。

「山田寺さんが密造してた銃売り飛ばしたよ。」

千秋は説明した。

「えっ!?何してんの。」


山田寺さんは四教頭とかの事情は知らなかったようだ。

「学校が雇った傭兵に敵対するよりマシでしょ。よくそんな何も知らずに銃密造したね。」


「技術に優れたゾンビ難民の東大犯の工場を匿って、学校の不可思議な敷地で銃を密造させるだけの簡単な遊びだったからな。」

「そっか…」


その時


教室のドアが開いた。

教室に入ってきたのは郡山さんだ。

「貴方は微妙なキャラの郡山さん。」

菅原さんは辛辣に評価した。


郡山さんは血塗れだった。


「大変だ!学校に不審者が乗り込んだぞ!乙女達は変な事されない内に避難す」


郡山さんは背後の力士に張手で突き飛ばされ動かなくなった。

「戦いたくないでござる!絶対に戦いたくないでござる!」

力士は泣きながら教室を見渡した。

「あっすみません間違えました。」

力士はドアを閉めた。


生徒達がパニックに陥るべきか決めあぐねていると校内放送が入った。

「お春殿は校長室に来て下さいって、アレ?うちの学校校長いたっけ?」


「丁度いいや。皆も来なよ。」

こうして全員で校長室へ向かう事にした。教室のドアを開けると力士がメリーゴーランドと相撲していたので反対側のドアから出た。


一階から階段を駆け上がると三階に校長室がある。

「ここだ、校長室。」

「お邪魔します。」


ドアを開けると、四教頭が檻の中に閉じ込められたチンパンジーに棒でバナナを与えていた。

「基本は無料です!基本は無料です!」


「あっすみません間違えました。」

千秋はすぐさまドアを閉めた。

すると反対側のドアが開いた。

「来たか。」


「ごめんなさい、すぐに帰りますね。」

「待ってくれお春殿。これには深い訳は無い。ただの趣味なんだが、違うんだ。」

「何も違わねーじゃねーか。」


青龍の手招きで校長室に入ると、中には四教頭とチンパンジー、キャスパー和尚がいた。

「なんでキャスパー和尚がいるの?」


すると青龍がチンパンジーに檻に引き込まれそうになりつつ答えた。

「ウキーキー」


「そっか。」

「お春殿、校長の復活が確認された。一週間で世界は崩壊するだろう。」

朱雀が切り出した。


「またイキナリだね。」

だから千秋は実感が湧かなかった。


「そうでも無い。兆候は随分前からあった。」

玄武が千秋の意見を否定した。

「だから今朝から変な事ばかり起こるのね。」

千秋は勝手に納得した。


「この学校は変な事だらけだろ。」

山田寺さんが横から言った。すると菅原さんが諫めた。

「山田寺さん、教頭が変だとか内申に響くよ。」


ドアが唐突に開く音で、会話が突然停止した。入口に立っているのは長髪の学生、今朝の電車で見かけた謎のポテトマンだ。


だが、あのとき見かけた様子とは違い、

血色が良い。


色味も薄っすらブレザーが紺色になり、顔面がじゃがいもになっている。

ブレザーの色が変わるなど、ありえるだろうか。


女性は千秋に手を差し出した。

仕方ないので千秋は握手で返した。


「私は長柄七江だ。」


「えっああはい。よろしく。」

「この人が、校長先生だよ。」


青龍が千秋に耳打ちした。


もしかしてこの人が百地二右衛門だろうか、

などと考えていた千秋は硬直した。


「ん?」

「私が上機嫌な理由が分かったろう。」

青龍は笑顔だった。


「えっえええーっ!?」

千秋は両手で長柄校長の手を掴んだ。

「世界滅ぶじゃん!」


「お春殿、全然わからないわ。貴方は美少女じゃ無いけどそれが良い感じの部類よ。落ち着いて。」

橘さんも混乱していた。


「ちょっ待って!」


「分かりやすく言うとな、今の姿は精神だけが復活し、代わりに生徒の体をあてがったんだよ。」

校長が説明した。

「目覚めるとヤバイのは肉体の方だ。」


「だから校長が目覚めたから世界が滅ぶんだろ!!」

千秋は校長の手を触りながら言った。


「そうだったんだ。」

菅原さんは納得した。


「そうだよ。お春殿も知らないと思うけど、私の体が目覚めると、因果律が崩壊する。超大規模なタイムパラドックスが発生して女子校が滅びます。」

校長が説明した。


「んん?どういう事?」


食いついたのはSF大好き山田寺さんだ。

「例えれば輪ゴムを広げる感じかな。因果応報が遠大に引き伸ばされるイメージ。」

「成る程な。学校が現在に存在しなくなると。」

「賢いね山田寺さん。そう。文明発達が遥か数千年後になるの。」

「で体が覚醒する証拠は?」


この時一同は気付いた。山田寺さんに任せれば小難しい話を聞き流せる事に。

「校長復活の兆候は主に三つ。

人間の闘争の増加。

死者の霊魂の復活。

不明生物の出現。」

千秋は全部見に覚えがあるので黙る事にした。


「この学校は変な事だらけだ。曖昧な基準じゃ分からないと思うけど。」

SF大好き山田寺さんが指摘すると、校長は自分を指差した。


「私が証拠だよ。」

校長が言うと、青龍がすかさず手を山田寺さんに翳した。

「四月から君の精神はいつ発狂しててもおかしく無いが私がいつもこうして処理してる。」

四教頭の権能は山田寺さんには計り知れ無い事だ。


「そこで事態を打開するべく、校長を女子高生にしたんだ。」

「熱い思いが通じたんだ。」

菅原さんは感動した。

「本題だお春殿。このビデオを見てくれ。」

朱雀が校長の机の上のビデオを流すと、ボナンザが映った。

「ボナンザ。」

驚いたのは橘さんだ。

「彼女が我々に預けた映像だ。」


「…私はボナンザ。このメッセージを見る時、私はもういないだろう。これを中立の者に託す。

時間が無い。校長復活を止める理事会の召喚について手短に話す。

召喚権を持つのは今の所グロリア和尚、メアリーなんとか和尚、アマン…和尚、あと私。

だが実際に召喚するのは一人だけだ。」


映像のボナンザはスマホの画面をカメラに向けた。


「今朝メールで理事会召喚の説明書が届いた。『理事会召喚の儀式について。旧校舎で呪文詠唱することで完了します。旧校舎へは重力が導く…』時間がない。私はこれから水ガーデンへ向かう。」

ここで映像が途切れた。

「何もわからねえ。」


「成る程。校長には対になる理事会がいるんですね。」

ここで初めてキャスパー和尚が口を挟んだ。

「キャスパー和尚、今の話理解できたんですか?」

菅原さんが至極真っ当な質問をした。

「いいえ全く何の事やら。ですが本当なら、その力を欲する者もいるでしょうね。」


「校長の能力は展開の引き伸ばし。対たる理事会はいわば歴史の修正力だ。」

玄武が答えた。


「理事会の承認を得れば歴史を操る事ができるのですね。」

「待て。色々小難しい話を重ねたが、要は校長の肉体復活に従って皆の知能が低下するぞ。人間だけで無い。理事会召喚すら条理を保つものか。」

確かに四教頭は人類を畏怖させる程の恐怖を持つ。校長ともなれば世界が良識を失うだろう。

「知能が低下するってどういう事。恐怖でおかしくなるの?」


「そういう事だ。もうめんどくさいから全部トーナメント形式で決めようぜ。」


校長の発案は恐怖に満ちていた。

「恐怖に負けてはダメよ。」

この発言をしたのは意外にも事態を理解してない菅原さんだ。


「菅原さん。」


「理性を持つのよ。恐れてはダメ。トーナメントなら私も同級生にさせたい事があるわ。」

「菅原さんの言う通りだ。君の話を聞こう。」


四教頭全員が食いついた。


菅原さんは勇気を振り絞って答えた。

「相撲よ。」


菅原さんはヨダレを垂らしながら答えた。


普通の一般人が

校長の狂気に打ち勝った瞬間である。


「成る程な。女子高生の相撲なら我々教頭も是非参加したい。」

時既に遅しである。この世で千秋が一番してはいけなかった行動は、四教頭と菅原さんを引き合わせてスポーツの話をさせることだったのだ。


「てめーら俺の封印されてる間はいつもこんな感じか。ていうかなんで俺は女子高生の体なんだよ。」

校長が半ギレだった。

「女子高生ならいくらでも怖くないでしょ。問題は相撲トーナメントを開いても女子高生は参加しそうにないということだ。」

白虎が校長の肩を叩きながら頭を抱えた。


この時、四教頭の視線が千秋に集中した。

「お春殿、なんかアイデアあるだろ?」


「ねえよ。」

「お前なんだかんだで今までピンチを切り抜けただろ。理事会の力を変な奴らに渡さない為にも頼むよ。」


「お春殿は何に関わってるのですか?」

再びキャスパー和尚の質問だ。

「政府の仕事さ。」


青龍が説明した。

「えっそうなの」

山田寺さんが驚いた。

「今更だけど私サイボーグ忍者なんだよね。」

「忍者って何ですか。」

「えっ」

「忍者なんて実在するわけないだろ。」

「そこが私も気になるんですよね。この話に忍者関係無いですよね?」

キャスパー和尚が言った。


千秋は説明しようとして、困った。詳しく把握してない事情をどうやって説明しろと言うのか。

「忍者が政府の手先で、利権を守ってるんだよ。」

「わかりませんね。よく分かる解説書とかないですか?」

キャスパー和尚の的確な質問で、千秋は総理に貰った古文書の存在を思い出した。


「思い出した。これが有ったんだ。」

千秋はお腹の収納スペースに収納していた『言伝集成』を取り出した。

「忍者とか興味無いんだけど。」

校長が素っ気なく言った。

「まあまあ、敵の情報を知る事も大切ですから。それは何ですか?」

「古文書。」

「えっ」

「古文書。」

千秋は理解力が低かった。

これは千秋は知らないことだが、千秋の脳は古今東西あらゆる文字を読めるように改造されている。


「読み解くのは難しそうですね…あれでもこれ精々五十年前の本ですよ。」

「古文書でしょ?」

「内容は古文書の解説書ですね。伊賀の頭領のみが使う最強忍術…第三の眼を開くと敵が死ぬ…」


「ここに女子校で相撲トーナメントを行うヒントが隠されてるかもしれない。」

朱雀が何か言い出した。


キャスパー和尚は無視して読んでいた。

「陰陽忍者の章…式神。いわばプログラムを与えた機械である。見立て遊びの術式化…設定の方が重要。ははあ、今の校長は陰陽道を参考にしたんですね。」


キャスパー和尚は古文書をパラパラと捲りながら読んでいた。

「…式神の見分け方。式神は死ぬ程のダメージを与えると稼働停止する。意味無いじゃ無いですか。」

「凄い!パラ読みだ!初めて見たよ。」

菅原さんは感動した。

「あった。女子校で相撲トーナメントを開く章。」

「マジで!?」


「おい、その章を詳しく読め。」

朱雀が興奮のあまり背中から炎の翼を生やしながら言った。


「何々この章は伊賀の歴史とは一切関係無いが、筆者の趣味を書き記すものである。願わくばこの本を手に取った女子高生が相撲トーナメントを開く事を願う。」

「忍者はこういう連中なんだな。」


「成る程、この本の内容は大体全部理解しました。」

キャスパー和尚はパタンと本を閉じた。

「お春殿、貴方の意見を聞きましょうか。」

キャスパー和尚は三度質問した。

「ベジ四駆大会と称して人を集めれば良いと思う。」

千秋は率直な意見を述べた。

「いやそうじゃなくて忍者の方です。」


「陰陽忍者は厄介だけど…」

「けど?」

「もう関わってくることは無いじゃ無いかと思う…何となく。」

「陰陽忍者。読む限り面倒な連中です。貴方はこれまで何度か関わってきた様だが、もう絡む事は無いと?」

「何ていうか、彼奴らが直接攻撃してきた事は無い。目的が別の所にあって


…それはもう達成されてるような。」

「いえ、まだ達成されてませんよ。そしてもう一度関わってくるでしょう。読み解く限りでは。」

キャスパー和尚は本を指差した。

「どうでもいいけど早くトーナメントで決着つけようぜ。」


まずは相撲部の下見だ。

一同は朱雀の力で相撲部へとワープした。


いきなり目の前に広がったのは

山頂から見える山々の起伏、

そして青い湖である。


「何ここ?こんな大自然が相撲部なの?」


木の柵の中では力士達が四股を踏んでいた。


「ようこそ。北海道の登蔑力士牧場へ。」

用務員のおじさんが現れ、相撲部を紹介した。


「これが我が校の相撲部の正体さ。」


錦城高校相撲部の正体、それは北海道の登蔑にある牧場の一角を借りて行われる、人間牧場だったのだ。力士とのふれあい稽古やプロテイン餌付けもあるぞ。

「そんな、これが私達の求めていた真実だって言うの。」


「人間など我々にとっては家畜に過ぎんという事さ。」

校長が冷徹に言い放った。


こうしてベジ四駆大会と称した女子高生相撲トーナメントが理事会の召喚権を掛けて開催されることになったのだ。しかも決行は明日で金曜日まで行われる。

果たして世界は正気を保つことができるのか。

クジの結果、組み合わせはクラスメイトとその他しか参加しなかった。


Aブロック

長柄七江

宝蔵院お春

青龍

朱雀

玄武

白虎


Bブロック

日本相撲協会連合会 光の刺客、忍海

山田寺星見

橘結

菅原琴美

南スーダン七本槍

郡山マオ


Cブロック

グロリア和尚

メアリージェーンワトソン和尚

キャスパー和尚

お茴

松平信成

百地二右衛門


Dブロック

蔵石壁斎

電子組代表 薬師博士

魔法のボンネットバス

アロエ

竹内開道

奈良火照


Eブロック

天野香久夜

天野美々奈

天野卯音美

テキサス電動金砕棒マーダー

初瀬葉月

ディフェクツハート船長


Fブロック

二上神社口頼子

ファミリー公園前信虎

学園前

薬師寺若菜

東大寺銅海

源九郎稲荷左京


Gブロック

マダムマリファナ

西大寺冬彦

西大寺千晴

菅原吾郎

橘柳生斎

トイプードラー黒滝


Hブロック

ホタテ

南スーダン七本槍の父

唐招提寺聖子

南京終町南々〆

源九郎稲荷神社小牧

当麻鞠


Iブロック

笠縫志真子

竜田川氷麗

竜田川葛籠

山之辺朱莉

三輪石榴

桜井弥久


Jブロック

高松塚稚夏

石舞台そねみ

藤原倫理

紀響

明日香村未来

ビショップ


Kブロック

昆虫館真比

八木宣子

甘樫刀子

真美ケ丘真名子

御所伊利江

斑鳩風月


Lブロック

生駒光

富雄伽耶

高の原摩耶花

巣山凛緒

五位堂五十鈴

奈落交通観光事業部闇の刺客 二上山


予選は各ブロック毎にバトルロワイアルを行い、勝ち残った者が本戦トーナメントに進出する

一体どうなってしまうのか

つづく

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