第26話

雲ひとつない月夜である。

こんな夜には外へ出掛けたいところだが、生憎体が故障中だ。それに元々そんな趣味も無い。

一刻も早くこの場から離れたい気持ちは強いのだが。

そんな最近の千秋の座右の銘は「ノープラン」である。


この状況がどこへ向かうのか分からなかった。

ただ、こんなことは春休みから常だ。宝蔵院お春こと西大寺千秋は命が危険に晒される状況に場慣れしていた。もちろん意味合いとしてはかなり悪いだろう。


もはや一刻の猶予もない。ゾンビ化したゴールデンヴァルキュリア和尚が構える前に言うべきことは言わなければ。出来る限りのことはしたい。


忍者、四教頭、総理が交錯する中、千秋はドア越しに電子組だけを見た。


「人間は精神的に成長しなければいけないわ。」


「人は成長せずにいられない愚かな生き物ですからね。」


千秋の道徳的な言葉に対して、電子組はアンニュイな返事をした。こいつはサイボーグ化した女子高生に道を解かれることに慣れてないんだ。千秋はそう思った。


その時ゴールデンヴァルキュリア和尚が槍を構えた。


「あれはッミレニアム宝蔵院流ッ!」


お茴が驚嘆した。

ミレニアム宝蔵院流。それは忍の者の間にまで名を轟かせているという点で、恐るべきに値する闇の武芸である。

その途端、お茴の顔に緊張の色が浮かんだ。


「ミレニアム宝蔵院流マジで何する者ぞ。甲賀を舐めるなァァァ」


お茴は大量に発汗しながら抜刀し、ゴールデンヴァルキュリア和尚に斬りつけた。


「あうー」


ゴールデンヴァルキュリア和尚が咆哮した!


「うわァァァっマジでゾンビじゃん。」


ゾンビなんて非現実的な物がいるわけがないじゃん♪などと内心タカを括っていたお茴であるが、この時ばかりは目の前の心霊現象を信じざるを得なかった。


「おいお春殿。お主が学校に潜入する姿を早く見たい!邪魔共を片付けてやろうか。」


余りにも激しい戦闘の最中、提案したのは白虎。いつの間にか千秋の背後にいる。


だがそれより、千秋は白虎の持ちかけの意味を理解することに傾注していた。

これは取引だ。

学校への潜入手引きする代わりに、学校に来いということか。

おそらく白虎は千秋の計略を察しているのだ。やはり四教頭から逃げ切ることは不可能か。


「私もそろそろ学校行かないと話が進まないと思ってた所よ!」


千秋は叫んだ!これは了解の意味である。ここに女子高生と教頭達との契約が成立した。


「では同盟成立だなっ」


白虎は凄まじい殺気を放ち、マダム・マリファナに向け直進した!その殺意は店内をも越え、ご町内全体を包んだ。あまりの殺気に町内の全生命体は死を覚悟した程だ。


この時、ご町内の全生命体は自分達が三途の河の只中にいる姿を幻視したという。

彼らの抱いた恐怖はある意味で正しい。


つまり、続く白虎の一連の動作は明らかに目的以外の存在を一蹴するものだったからだ。

これに反応可能な生命体は当然存在しない。

まず進行方向にいた総理が蹴られた。

続いて老猿が吹き飛ぶ。

次の瞬間、白虎の拳がゾンビ化したゴールデンヴァルキュリア和尚を吸い寄せ、爆発が起こった。


そして白虎はマダムの顔面に飛び込んだ。


「わしが行く」


「えっお前が行くの!?」


それは白虎にとって歩みに等しかった。彼は道を歩くように当たり前の動作をしただけなのだ。


「馬鹿!やり過ぎだ馬鹿!」


青龍の怒声。これを見逃すマダム・マリファナではない!


「隙あり!ハーブティーを飲むのは貴方達よ!」


油断した青龍を、朱雀を、玄武を次々とマダムがとりあえず顔面に吸い込む!この行動はさながらブラックホールのようだ。彼もまた一流のオカマだったのだ。千秋はオカマにだけは顔にブラックホールを開けてはいけないことを学んだ。


興奮したマダムは腕立て伏せを始めた。

後に残されたのは千秋達。老猿は壁に埋まり気絶、総理は天井に刺さり、ゴールデンヴァルキュリア和尚に至っては上半身が切断され、腹から下が爆裂して消し飛んでいた。

白虎が道を開けてくれた。


次善の選択だが悪く無い気分だ。


「逃亡は諦めるわ。そしてもう一度言う。」


どちらにせよ今すべきことは一つだけだ。


「私はここで精神的に一段階成長するッ!」


「もう人間じゃないのに成長?」


電子組の指摘はズレている。既に千秋は賭けに勝っているのだ。


「だから貴方が来たのよ。」


初めて、電子組は千秋を見た。汚染された地球のような瞳だ。


「私を強化改造して精神的に成長させるのよ。」


「えっ」


「修理ではなく改造よ。戦闘向けにね。」


千秋は当初、電子組を拉致した上で再改造手術を行わせる算段だった。精神的に成長し、忍者を出し抜く為に。


「いや精神の成長ってもっとこう…なあ!」


「私サイボーグだし。」


その時、お茴がふり向いた。


「私の本名はハドソン上辻って言うのよ。」


「マジでッ!?」


今になって初めて、総理は千秋のした自傷行為が任務放棄ではなく、電子組を誘き寄せる作戦だったと気付いた。


「お主は出奔を考えていたのか!つまり我らの支配からの脱出!」


随分と無謀な計画だ。思いつきにも程がある。四教頭がいなければ粛清されていた可能性すらあるだろう。だが。


「良いだろう。お春殿よ。亡命を許す。四教頭の庇護を受けるのだ。」


「なんですと。」


「元よりそのつもりなのだろう。出奔は忍者にとって反逆行為。である以上、どちらにせよお主は我らの下を離れる他ない筈。もっとも、お主はそこまで計算しておるのだろう?」


「いや、そこまで考えてなかった。」


千秋の人生は見切り発車が得意だったのだ。


「マジでッ!?アホなの!?」


「私の目的ははじめから一つ。貴方達忍者に手痛いしっぺ返しをすること。」


たまさか電子組にとって脳や身体機能を向上させることなど朝飯前だ。凄腕だからだ。これは忍者達も千秋改造をある程度想定してたという事実がある。


「分かった。」


電子組が決意の表情を込めてオカマバーに入室した。


「不本意だけど君は俺にバラバラにされたいんだね。」


チェーンソーを持ち返り血に塗れ、白衣を着て眼鏡をかけている。凄腕だ。


「えっ」


今度は千秋が素っ頓狂な声を上げた。


「いやはや、嫌がる女の子を分解するなんて不本意だなあ。」


チェーンソーには肉片みたいなのがこびり付いている。


「いやいや、やっぱ止め!今日は調子悪い!マジで止めろおいっあっアギィィギギギガガガガガガゴリゴリゴリ」


一方その頃、学校にワープした四教頭達は泣きながら入滅部隊とラジオ体操をしていた。目の前には入滅部隊の黒幕ビショップ。彼の顔面には虚ろな穴が開き、これはマダムの顔面と繋がっている。


「人の顔に何してくれてんですか。」


その時、顔の穴にお春殿が見えた。

丁度、観光地の顔出しパネルにお春殿の顔が嵌め込まれているような形である。


「おお、暫く見ぬ内に雰囲気が変わったか。」


白虎が冗談を言うと、お春殿は吐血した。土気色の生首は穴から分離して地面に落ちた。ゴトリという気持ち悪い音がした。


「あっ間違えた。」


突然ビショップの顔から手が出て、生首を引っ込めた。

すると暫くしてまたお春殿が出てきた。今度は首が繋ががっている。それはまるで人間の絆のように強固に繋がっていた。


「待たせたわね。」


「成る程な。成長したという事か。」


目に見えてわかる少女の成長に、その場に居合わせた全員は無理矢理自分を納得させざるをえなかった。具体的にはお春殿の身長が何センチか伸びているではないか。成長してないと言えば胸部くらいだろう。

宝蔵院お春の成長は顕著だった。四肢は毛で覆われ、黒く無機質な繊維状である。首はケーブルで繋がれ、腰から尻尾が生え、その表情は決意と自身に満ち涎を垂らしている。


「ごっつふてこなっとる。」


思わず白虎は大阪弁で評した。明らかに精神的に成長したとしか思えない。


「うううううう」


そしてお春殿は精神的に成長した代わりに理性を喪失していた。今存在するのは獣の本能。つまり精神的に成長したのだ。


「こいつッ!精神的に成長しやがった!」


ビショップもまた西大寺千秋が成長したことを認めた。


「侵入者だッ!」


僧兵が進み出た。

それはアマンダ和尚だ。半裸にマイクを持ちラジカセを背負いヒップホップしている。


「yo,yo.お前は何キャラなんだよ。」


アマンダ和尚はラップ調で質問した。彼は実は裏社会で有名なラッパーだ。

千秋は無視した。


「ビショップ、この娘どうしますか?」


「私が始末しましょう。」


言ってることが以前と違う。千秋がツッコむ合間を与えず、ビショップは抜刀した。


「部外者の侵入は許せない。」


「止めろ。今夜この娘は我らの盟友だ。」


止めたのは青龍だ。

青龍が両手からエネルギーを放ち、ビショップを拘束した。四教頭は既に千秋と盟約を結んでいる。『学校に潜入する姿を見たい!邪魔共を片付けてやろうか。』


「彼女を隊列に加えるつもりはありません。」


僧兵達が四教頭を前に微動だにしないことに千秋は愕然とした。おそらく彼らが四教頭に雇われた一番の理由はこれなのだ。彼らは忍者のように行動不能に陥らない。彼らは悟りを得ている。

この時、千秋は自分が女子更衣室にいることに気付いた。


「…お前ら何で女子更衣室でラジオ体操してんだよ。」


「そう、入滅部隊と四教頭はゾンビ退治と称し月一で女子更衣室を堪能していたのだ。これは趣味と実益を兼ねており、アマンダ和尚はラップをし、四教頭は泣きながらラジオ体操をし思い思いの趣味に走ったのだ。」


こんな怜悧で他者の行動を見透かしたような作戦を思いつくビショップはあまりにも難敵と言える。

そしてこれが明るみに出た以上、ビショップは千秋に対して譲歩せざるを得なかった。


「勘違いして貰っては困りますね。私はが好きなのは男の子の方です。」


なんという一手先を読む頭脳であろうか。

ビショップは男子が女子の部屋に忍び込み思い思いのオシャレ行為を気取る姿でしか興奮出来ない変態だったのだ。

ビショップは笑顔を崩さない。掴み所がなく余裕すら感じさせる。


「とはいえ自分の身は自分で守らねばならない。少しお話ししましょうか。西大寺千秋さん。」


千秋もまた笑っていた。精神的に成長し、脳内に多幸感を与える物質を垂れ流しにされているからだ。


「この学園のゾンビ。私は瀬戸内で発生したゾンビとは別モノだと考えてます。」


急にビショップは切り出した。

その時、何かが動く音がした。更衣室のロッカーからだ。


「おや、まだゾンビがいましたか。丁度良い偶然ですねえ。」


絶対計算の上だ。千秋は思った。


「この学園のゾンビが出現するのは夜だけなんです。」


ビショップは超然とロッカーに近づく。


「瀬戸内のゾンビは昼夜問わず動き続ける。学園ゾンビが月一しか現れず夜しか蘇らないという点と大きな相違点です。」


その細長く美しい手はロッカーに手を掛ける。


「そこには何らかの規則がある。規則立っているということはつまり科学で説明がつくということだ。

さて、我々は選択を迫られた。学園と瀬戸内、二つの怪物。この学園を支配するのはどっち?理論上説明可能な異常事態なのか、はたまた狂犬病に似た症状と偽って報道される、本当は証明不可能な怪異現象なのか。」


一同は固唾を飲んだ。


「この際、瀬戸内の方は妖怪の仕業にしちゃいましょう。」


「は?」


「科学で説明がつかない。それは妖怪の仕業と言わざるを得ないんですよ。というかそのものズバリじゃないかと確信してます。でも学園の方は妖怪じゃない。」


そう言ってビショップはロッカーを開けたが、そこにいたのは角を生やしたパンツ一丁の外国人だ。ビショップは扉を閉めた。


「…落ち着け私。ここに妖怪なんているわけないんだ。」


するとロッカーがひとりでに開き、中から角を生やしたパンツ一丁の外国人が出てきた。


「はじめまして。蔵石です。」


妖怪は実在したのだ。このことから学ぶべき教訓はヤバイことに変に首を突っ込まない方が良いということだ。


30秒後、蔵石さんは精神的に成長した千秋にとっちめられた。


「夜の学校で悪さを働くだけの妖怪め!」


「落ち着けえええ私は妖怪ではない!野菜商会の者だ!」


野菜商会。聞き覚えがある。陰陽組のアロエが所属していた野菜王国の商人連合だ。


「ゾンビに襲われここに隠れてたんだよ!」


「また幻術か!ちきしょう全部話せ!」


「本名はクライス・ヘックス斎。蔵石は日本での名前だ。野菜商会日本支部の館長だ。入滅部隊の学校への武器搬入に乗じて大量のベジ四駆在庫を押し付けようとしたらこのザマだ!そしてボンネットバスとアロエは私の式神なんだよ!」


「全部喋りやがった。」


蔵石ヘックス斎は趣味と実益を兼ねパンツ一丁で学校に潜入ところゾンビに襲われ、ロッカーに逃げ込んだら変態達がラジオ体操を始めて出られなくなってたのだ。


「学校への武器搬入って何よ。」


精神的に成長した千秋は役立つ情報があるのを聞き逃さなかった。


「それはね、以前あなたのせいで青龍が逮捕された折、入滅部隊が脱獄を手引きしたんだ。その貸しをビショップは最大限利用して、学校への武器密輸を認めさせたんだよ。ちなみにゴールデンヴァルキュリア和尚は青龍脱獄を気取られない為にあなたに勝負を挑んだんだ。」


「オイ何バラしてんの君」


「私はただの情報通の門外漢だからなぁ〜!君達が瀬戸内セキュリティグループという社名だとか、ドイツのマイクロビッチ社と只ならぬ関係にあるとか、でもそのICOは何故かビショップ名義になってる事とかしか知らないからな〜!」


「止めろ!ネタバレは止めろ!」


「あなた達かなりブラックな会社なのね。」


千秋は良いこと聞いたと思った。


「止めて!わかった!野菜在庫はうちが買い取ろう!遠慮しなくて良い!私は野菜が大好きだからな!」


ビショップは野菜が好きだったのだ。こうして野菜商会は見事に不良在庫を処分し、まんまと破産を逃れた。


だがそれすらビショップの策謀だったとしか思えない。野菜需要はこの後高まるに高まり、1週間後、バブルは弾けたのだから。そして直前に大量の野菜を売ったのはマイクロビッチ社だという。野菜商会ですら持て余した在庫をどう捌いたかは謎だ。


「さて、私は御暇させてもらうよ。」


ヘックス斎は見事敵陣を堂々と歩いて帰る権利を得たのだ。


「待てッ校庭にゾンビがいるぞ!」


アマンダ和尚が叫んだ。見ればゾンビがいる。クリムゾンコミックス和尚や嶋村和尚、あのカリフォルニア・ジョイトイ・ナイフまでいる。なんというかつて戦った強敵達であろうか。


「カリフォルニア・ジョイトイ・ナイフだと!」


カリフォルニア・ジョイトイ・ナイフ。あの女教師との戦いは熾烈を極めた。戦いを通して義兄弟となったあの徳川ソニックとあのブル佐助山の犠牲が無ければ今の千秋は生きていないだろう。だが千秋は東尋坊編より強くなった。


誰よりもしなやかな動きだった。千秋は四足獣の如き姿勢で駆け、一目散に窓を突き破った。

三階の高さから着地すると疾走!その姿は獣そのもの!


「ウアアァァァァ」


千秋は苦しみながら口から刀を吐き出した!そのまま何とか・ジョイトイ・何とかの首を貫いた!


続けて千秋の腰から生えた柔軟な尻尾が何とかコミックス和尚の頭部を破壊!残る嶋村和尚を腰に備え付けた小銃で破壊!所詮はガラクタ!

ここらが引き際だ。


「四教頭!」


千秋は叫んだ。四教頭達が窓から身を乗り出した。


「お願い!困った時はまた手伝って欲しい。」


四教頭達はこれに笑顔で答えた。そして白虎が叫んだ。


「八右衛門が消えた以上、次に動き出すのは二右衛門だろう。奴の入学を認めたのは俺だからな。」


千秋は訳も分からず走り去った。同時に、一台のトラックが校舎外に出て行った。それはこの学校に出入りするパン業社の物だ。


千秋はトラックと並走していた。そのトラックには覚えがあった。今は出家してしまった八右衛門が学校の潜入任務の為に得た協力者だ。主に敵の死体などを回収する役目を負っていた。運転手はヘックス斎だ。


「そういう事だ。ちなみに俺は式神ではなく実在だ。じゃあ信成に宜しくな。」


トラックはそのまま去ってしまった。千秋は追いかけなかった。一旦忍者カフェに戻るべきと思ったのだ。ここからは独立した戦いになるだろう。少しでも協力者は得たい。

千秋は獣のように俊敏な動きで四つ脚で駆け抜けると3分で忍者カフェに辿り着いた。


「ただいま。」


扉を開けると、総理と忍者と電子組が泣きながら内装の修繕をしていた。マダムは顔が元どおりになり、鞭で総理をしばいていた。


「さあ早く私の店で暴れた罪を償うのよ。」


「ひい〜勘弁してくださいよ〜」


「えっ馬鹿じゃないのあなた達。」


千秋は言った。


「おお、戻ったかお春殿。」


見れば老猿は身体中に包帯を巻き、お仮名は車椅子に乗り、お茴は体が腐って両手を無造作に突き出しながら呻いていた。


「うー」


千秋はお茴って漢字だと絶対読めないよなあ、と思った。


「生きてるって幸せだな!よし!お春殿!君にはこれをあげよう!」


総理が突然叫んだ。

総理は懐から一冊の本を取り出した。


「君は我々の下を離れ、四教頭に亡命しながら過ごす以上、何らかのアクションを起こさざるを得ないだろう。未だこの修羅界からは逃れ得ないように思う。だから謎を追え!これは『言伝集成』という。」


千秋は総理から言伝集成を受け取った。


随分古い本だ。


「それで、これからどうするつもりだね?

総理は心配そうに聞いてきた。


「次にする事は決まってるわ。まずは山田寺さんよ。」


それとなく本のページを開く。だが、千秋はそこに記載された文言に釘付けになった。より正確にはそこに記載された二つの名前に。


『半蔵選出の儀における参加者

桃地馬琴

〇〇〇〇

〇〇〇〇〇

〇〇〇〇

蔵石壁斎

この中で一人だけが伊賀忍者頭領となる。』


桃地八右衛門

桃地二右衛門

桃地馬琴

甲賀忍者、伊賀忍者。


そして、蔵石さん。

クライス・ヘックス斎。

蔵石ヘックス斎。

蔵石壁斎。


千秋はまたもや幻術に掛かっていたのだ。あの状況、逃がして良いはずが無かった。

『本名はクライス・ヘックス斎。蔵石は日本での名前だ。』

『ちなみに俺は式神ではなく実在だ。』

蔵石…下の名前はなんだった?

ヘックス斎…壁斎?

つづく



甲賀組

×百面刑部(死亡)

石ノ老猿

×舟渡伝次郎(死亡)

×桃地八右衛門(出家)

×果報矢文之介(入院)

×お茴(ハドソン上辻)

お仮名


グロリア和尚

ハーマイオニー和尚

メアリージェーンワトソン和尚

アマンダ和尚

マライア和尚

×レイチェル和尚(死亡)

×ローズマリー和尚(出家)

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