113:誘導と挑発

 敵と刃を交え、一度離脱を選択したフジンは、現在問題の四人と交戦した場所から三階層ほど上の階に身を潜め、下層の様子を俯瞰していた。

 ここからでもこの階層内の各所で、大量の囚人と看守の集団が衝突しているのが見て取れる。

 この状況は、別段フジンにとって予想外の事態ではない。

 というよりも、そもそものこの囚人暴動のきっかけとなった囚人の脱走を手引きしたのがフジン自身なのだ。大量の敵が入り乱れ、乱戦を繰り広げ、その全てを敵に回す危険があったとしても、フジン自身はそれを難なく切り抜けられるという自信があった。


 そう、例えばこのように。


『――オゴッ、リ、ア……』


 背後を単独で走っていた囚人、フジンの存在に全く気付くことなく、不用心にすぐそばを通りかかったその囚人の顔面に苦無を突き立て、赤い核を破壊してあっさりとその一体を絶命させる。


 周囲にそれを目撃したものはいない。

 これが人間だったとしても、気取られずに完遂できる自身がある絶対暗殺。

 それができるからこそ、このフジンという男は囚人の脱走を手引きして、この動乱を監獄内に引き起こすことにためらいを覚えなかった。


 それは試練主、竜昇たちが言うところのボスをあぶりだし、そのボスをあっさりと暗殺して先へと進むそのために。


 だがよもや思わなかった。姿も見えず、魔力も感じず、体臭も消して、“足音一つ立てていなかった”この自分に、まさか気付く人間がいようなどとは。


 この時、フジンが【光陰隠れ】を使うにあたり、事実上失われる視界をなにで補っているかについて、竜昇たちは音や魔力による索敵によってそれを行っているのではないかと予想していた訳だが、一方で当のフジンの方は自分が何によって詩織に索敵されてしまったのかをほとんど予想できていなかった。


 そもそも【音響探査】は最初から疑いの候補にすら入っていなかった。

 なぜならフジンは、足音、心音、呼吸音、その他ありとあらゆる音という音を何らかの技術によって完璧に隠ぺいしているのだから。


 故に分からない。想像もつかない。

 いったいあの少女が、なにゆえ自分を発見することができたのか。


(……!!)


 と、姿を消して、目の周囲だけ【光陰隠れ】を解除して標的の様子をうかがっていたフジンは、その視線の先で標的たる四人組が動き出すのを視界に収めていた。

 先ほどから何かを話し合っていたようだがその内容はわからない。

 音としてはかなりの精度で拾えているものの、四人の会話は未知の言語で行われており、会話の内容までは全く理解できなかった。

 だがそれでも、四人の行く先に先ほど四人が交戦していた特別強力な囚人がいるその時点で、なんとなくではあるがその狙いは読み取れた。


(……)


 読み取り、そこでしばしフジンは考える。

 自分の姿を捕捉する、そんな相手と遭遇したのは本当に初めてだ。

 もう一人の男のように、こちらの居所を『暴く』能力を持った相手には何人か遭ったことがあるが、そう言った手段をまったく取らずにこちらの位置を補足するあの少女には、これまでのやり方では恐らく通用しない。


 考えて、そして視線を周囲にめぐらせる。

 その視線が標的の四人から四人が探していると思しき試練主へと移り、そこからさらに周囲の、他の囚人や看守達へと視線をやって――。


(……)


 そうして言葉を発することなく、唯一朧げに見えていた目の周囲すら風景に溶け込むようにかき消して、フジンは再び音もたてずに動き出した。


 自分という人間を完璧に補足してしまう、自身にとって唯一にして最大の脅威となりうるその少女を、今度こそその仲間ごと暗殺せしめる、そのために。






「あの囚人が他の敵に遭遇したよ。この先の階段を下りたところで三体の敵を襲ってる――!!」


 走る四人の前から二番目、その場所を走る詩織のその報告に、竜昇はいよいよ訪れたその瞬間に小さく吐息して呼吸を落ち着けた。


 手の中の魔本、思考能力を補助してくれるそれに魔力を込めて、【増幅思考】を発動したくなるのをぐっとこらえる。

 ここから先、竜昇がしなくてはならないのは思考の読みあいだ。思考演算能力をあげてくれる【増幅思考】はこう言う場でこそ役に立つ強力な手札になるが、だからこそ使うタイミングを誤る訳にはいかない。


「それじゃあ、打ち合わせ通りにお願いします」


 竜昇がそう告げたその瞬間、背後から城司が竜昇を追い抜き、前衛能力を持つ三人が階段の下へと一気に駆けおりた。

 同時に、竜昇も少しだけ遅れて階段を下り、周囲に雷球を浮かべて援護射撃の構えをとる。


 見据える先で、他の二人より少し先行する形になっていた静が、交戦していた看守型と思しき敵に背後から距離を詰める。

 囚人への対応に意識を割いて、それゆえに気付くのが遅れた看守型もとっさに持っていた警棒で防御の構えをとったようだが、生憎とそれでは対応としては不十分だった。


「【突風斬】――!!」


 防御を固めたその瞬間を狙い、振りぬかれた静の右手、そこに握られていた十手が警棒へと接触して暴風の魔力を炸裂させる。


 見えない暗殺者にスキルや武器を奪って強くなるボスと、厄介な要素が山積みな現在の状況だが、しかし厄介というならこの不問ビルに出現する敵は皆多かれ少なかれ厄介だ。

 一体一体が厄介なスキルを習得していてなにをしてくるかわからない所があるし、行動原理の中にこちらを襲うというものが無条件で含まれているため乱戦になれば敵が二組になってさらに状況が複雑化する。

 一応この階層に限って言うならば、最凶悪囚人も共通の敵となっているため両者をぶつけあわせて漁夫の利を狙うという戦術もないではないが、ドロップアイテムによって囚人が強化されてしまう恐れがある上に、ただでさえ複雑な状況がより複雑さを増す恐れがあるためできればそれは避けたい事態だ。


 ただでさえ状況は複雑で、思考しなければいけないことは山積みなのだ。


 ならば、どう転ぶかわからない不確定要素などこの場にはいらない。

 状況はできるだけシンプルに。事態を複雑にする要因には何の影響も残さずに消えてもらう。


『リ、リリォオッ――!!』


 静の【突風斬】に晒されて、一瞬その場に踏みとどまろうとした看守型だったが、しかしその努力もむなしく両の足があっさりと地から離れた。


 あっさりと暴風に吹き飛ばされて、そのまま通路脇の欄干腰からに激突し、しかしそれでも勢いが殺しきれず上半身が監獄中央の吹き抜けへと泳ぎ出す。


 そこから踏みとどまる手段を、生憎とこの看守は持ち合わせていなかった。


 結果、看守の体がなす術もなく吹き抜けから落下して、ノイズがかった悲鳴のような声が微かに監獄の中にこだまする。


「オラァッ――!!」


 見れば、盾で別の看守に激突していった城司も、方法こそ違えどまったく同じ対応をとっていた。

 横からの全身による体当たりで相手を派手にふっとばし、監獄中央の吹き抜けから最下層まで投げ落とす。

 先ほどから下へ下へと進んできたおかげで、すでに下層の床が見えるくらいには下の階へと降りてきた竜昇たちだったが、しかし一階層の高さがそれ相応にあるためか、最下層まではやはりそれ相応の高さがある。

 恐らくは投げ落とされた看守たちは、十中八九そのまま最下層の地表に叩き付けられて絶命するだろうことは想像に難くない。

 普通に討伐するのと、結果としては大きな違いはないように見える転落による討伐だが、しかし二人がそろってその方法をとったことにはもちろん理由があった。


(これであの二体のドロップアイテムは、俺達にもこいつにも回収できない――!!)


 敵からのドロップアイテムは、その敵が消えたまさにその場所に出現する。

 これは竜昇たちがこの不問ビルで戦う中で見出した経験則から来る知識だ。

 通常であるならば、せっかく敵を倒すというのにドロップアイテムを回収不能の状態にしてしまうのは無駄が多いというものだが、しかし標的をあの最凶悪囚人に絞るならばこれは絶対に必須の行程となる。


 最凶悪囚人の最も厄介なところは、倒した他の敵からのドロップアイテムを我が物として自身を強化していくところにある。

 仮に、この囚人の目の前で他の敵を倒したとして、その後ドロップしたアイテムにはこの囚人に横取りされてしまう危険性が付きまとうのだ。

 うまくドロップアイテムを確保できたとしてもそれを使える保証などどこにもないし、それならばいっそのことこの場にいる敵にはドロップアイテムすら残さず退場してもらった方が都合がいい。


 とは言え、それでもこの囚人の略奪を完全に防ぐのはさすがに難しい。


「……やっぱり一体は奪われたか」


 視線の先で、囚人が直前まで交戦していた看守型、というよりも、西部劇のガンマンか、あるいは保安官の様な風体の敵を殺し、ドロップしたアイテムをつかみ取るのを見て、竜昇は思わずそう独り言ちる。

 とりわけ厄介なことに、ドロップしたのは役に立たない鍵ではなく、今一番あの敵にドロップして欲しくないスキルカードの類だった。

 竜昇たちなど、この階層に出てからほとんど役に立つものがドロップしていないというのに、あの囚人はまんまと自分を強化できるスキルカードを引き当てている。


「畜生……。間違いなくこの監獄内で、お前が一番日頃の行い悪いだろうによぉ……」


「こう言うのを悪運というのでしょうか? まったく、善良に生きてきていた私など、こんなビルの中で殺し合いをする羽目になっているというのに……」


 なぜか白々しく聞こえるそんな言葉を静が口にする中、スキルをもぎ取った囚人がそれを握りつぶし、光の破片を吸収しながら踵を返して竜昇たちからの逃走を図る。

 自身の確保した戦力だけでは不十分と見たらしい素早い判断。

 だがそれでも、他の敵一体を倒す時間をかけただけで少々その逃走は手遅れだ。


「逃がさない――!!」


 声と同時に、囚人の前方、その行く手を遮るようにX字状に閃光が走る。

 とっさに囚人が足を止めていなければそのまま核を撃ち抜かれていただろう【光芒雷撃】の牽制射撃。そして、足を止めた囚人をさらに牽制するように、囚人の行く手にさらに二つの雷球が回り込む。


「顔を見るなり逃げるなんて、ずいぶんな反応ではありませんか。流石に今のは少し傷ついた、気がします」


「心にもなさそうだよな静嬢……」


「……」


 軽口をたたく静と城司、そして若干緊張した面持ちの詩織が、足を止めた囚人の前に武器を構えて立ちはだかる。


 前に前衛三人を配置し、背後で竜昇が魔法を使って足止めと援護を行う攻撃陣系。

 そんな状況を整えて、竜昇は一度大きく息を吐き、まず一度目の【探査波動】を発動させた。






「作戦としては簡単です。敵の狙いを読み取って行動を誘導、それを迎え撃って捕縛する。端的に言ってしまえばそれだけです」


 作戦開始前、竜昇が他の三人に対して表明した作戦は、そんなあまりにもざっくりとしたものだった。

 もちろん、それだけでは何の説明にもなっていないため、その後の説明もきっちりとしたわけだが、結局のところ竜昇の作戦は敵の行動を予測し誘導するという、その部分が一番ネックになって来る。


 未だ何を目的にしているのかははっきりとわからない【決戦二十七士】なる者達だが、しかし先ほど襲って来たフジンに関して言えば、一つその行動に予想できる部分がある。


 思い返してみれば、フジンは最初の攻撃によって静を負傷させた後、なぜか徹底して詩織一人に狙いを定めていた。


 幸いにして本人が気付いて反撃したうえ、その後も城司が彼女を守り続けたため詩織自身の身に攻撃が届くことはなかったわけだが、近くには先制攻撃によって負傷した静がいて、詩織のそばにもほとんど無防備な状態の竜昇もいたというのにそれらすべてを無視して詩織に狙いを定めていたのである。

 一応詩織の話では、【光陰隠れ】なる技は光の屈折を操る関係上自分自身も周囲の様子が見えなくなってしまうという弊害はあるようだが、視覚に頼れないというのならなおさら、近くにいる静はではなく、詩織の方に狙いを定めていたのは不自然だ。


 つまるところ、竜昇はフジンの行動から、その狙いは最初から詩織ただ一人であり、静への攻撃はついでか、あるいは陽動としての側面が強かったのではないかと予想したのである。


 ではなぜ、フジンは詩織を優先目標に定めていたのか。

 その答えは恐らく彼女だけが持つ特異性、通常であればその存在を感知できないフジンを、彼女だけが察知できるという点にあるのではないかと竜昇は考える。


 フジンの戦闘スタイルは、明らかに不意打ちのアドバンテージを最大限に生かして戦う暗殺者スタイルだ。それ以外の、直接戦闘のスキルがどれほどあるかはわからないが、少なくとも相手に気付かれないことを前提として動いているフジンにとって、自身の存在を音によって察知できてしまえる詩織の存在は明らかに邪魔な存在だったことだろう。

 逆に言えば、楽に殺せそうな相手よりも詩織を優先して狙ったその事実は、自分の存在を察知できる人間さえいなければ、残る者たちなど簡単に殲滅できるという、そんなフジンの自信の表れとみることもできる。


 恐らく、フジンはここまでのどこかで、詩織が自身の存在を察知しうる存在であることを知ってしまったのだ。


 あるいはその事実こそが、フジンがこのパーティーに襲撃をかけて来た理由なのかもしれないが、それについては今は考えることではない。

 今重要なのは、フジンが自身の存在を看破できる索敵タイプを優先して狙ってくる傾向があるという点ともう一つ、このパーティーの中で索敵能力を持つ人間は詩織だけではないということだ。


 そう、索敵能力というのなら、竜昇もまたフジンに通じる能力を持っている。

 もちろん、詩織のように常にフジンの接近を察知できるわけではないが、しかし一時とは言え敵の姿を暴くことができ、詩織一人だけでなくこの場の全員にフジンの姿を見せることができるという点では、竜昇の【探査波動】もまた詩織の【音響探査】と同等か、それ以上の脅威としてフジンの眼には映っていたはずだ。実際、【探査波動】を使った直後にフジンが詩織から竜昇に攻撃の矛先を変更したことからもその事実がうかがえる。


 つまり、この中で優先目標として見られているだろう人間は詩織と竜昇の二人。

 そして最初に誰がどういう理由で狙われるかが予想できるなら、それに対する対策も立てられるし、二人いる候補を一人に絞り込むこともできる。


(二回目……)


 思いつつ、竜昇は内心で数えた通り、二度目の探査波動を周囲に向かって投射する。


 優先目標は詩織と竜昇の二人。そうと看破していたからこそ竜昇は、最も襲撃の可能性が高い最凶悪囚人との戦闘に際して今の陣形をとっていた。


 まず実際に囚人と切り結ぶ位置にまたも静を配置。彼女にとっては決して楽な戦いではないだろうが、そこは他のメンバーの援護によって補完する。


 続けてその後ろに城司と詩織を配置。この二人は前に出て切り結ぶ静の援護と後衛の盾役を兼ねているが、実際のところは詩織を囚人の戦闘区域のギリギリまで近くに配置して、その護衛として城司が付いていると言った方が実情としては近い。


 そしてその後ろ、最後列に竜昇自身が陣取っている。


 この配置、一見するとRPGなどでよくある、敵に斬り込む前衛、それを後方で援護する後衛、その後衛を守って間に陣取る中衛というような配置だが、実際には後衛の位置にいる竜昇がやっているのは前衛である静の援護だけではない。


 事実、竜昇は【光芒雷撃】で発生させた六発の雷球のうち、四発を静の支援に充てて、囚人の動きを制限したり、攻撃や援護のために先ほどから動かし続けているが、より重要な役割として周囲に【探査波動】を投射して、【分割思考ディバイドシンキング】で分割した思考を周囲の索敵に大きく割いている。


(三回目――)


 これで、もしもフジンがこちらに近づこうとすれば、その自慢の隠形がかき乱されて剥がれ、その姿が気配と一緒に一瞬とは言え感知できるようになるはずだ。

 欠点としてはフジン以外の人間も【探査波動】を浴びることでその気配が露わになってしまうことだが、幸い先ほどから竜昇の魔力が届く範囲にいる敵達は皆混乱の渦中にいて、投射される魔力を重要視していないのか、その敵達がこちらに向かってくる様子が無い。


 この状況であれば、恐らくフジンは詩織の索敵能力を考えても、なお竜昇の存在を無視できないはずだ。

 仮にこの状態で詩織を襲撃しようとしても、詩織は自分でフジンの接近を感知できるし、近くには防御に秀でた城司が控えている。

 もしも他の二人を狙おうとしても、城司の場合は詩織が狙われた場合と同じく、詩織がそれを感知して二人まとめて防御の構えをとることができるし、静の場合は一見一人で敵と交戦していて無防備に見えるが、彼女の場合はその交戦している敵の存在が邪魔だ。

 なにしろ静は、敵と切り結びながらずっと動き続けているのである。

 この状態では遠距離攻撃による狙いは付けにくいし、直接近づいて攻撃しようにも【光陰隠れ】によって視界が効かない状況で、この二人の立ち回りの中に飛び込むのはあまりにも無謀だ。


 つまるところ、フジンがこの四人のうちの誰かに狙いを定めようとした場合、その誰かとして狙えるのは唯一竜昇しかいないのである。


 そうなるように、状況を設定した。

 あえて自分を狙いやすい位置に置いて、フジンが襲撃を掛けやすいように。


(後は、奴がこの状況で襲撃して来るかどうか……)


 思い、竜昇は四度目の【探査波動】を投射する。

 この【探査波動】も言って見れば誘いだ。確かに近づいてきたときに気配を察知できるようにという狙いもあるが、それ以上に重要な意味として、竜昇からフジンへの挑発の意味もある。


 恐らくフジンは、あえて竜昇が一人で後ろに配置されている、その意味にも気づいてくるだろう。

 当り前だ。なにしろ一〇〇パーセント竜昇の安全を考えるなら、竜昇は詩織同様、城司と共に置いて彼の盾で守れる位置に配置するべきなのだから。

 だというのに、自身が優先目標として定める竜昇が一人だけ離れたところに配置されていて、しかもその相手がひっきりなしに自身の存在を誇示するように索敵用の魔力を投射して来るのである。恐らくフジンも、竜昇の行動を自分の狙いを知ったうえでの誘いとして受け取ることだろう。


 後はフジンが、実際にこの誘いに乗って来るか否か――。


(――ッ――!?)


 ――と、そう思ったその瞬間――。


(――来た!!)


 己の身から放たれた魔力が一つの気配を洗い出し、竜昇の感覚が自分たちに猛スピードで接近して来る、一つの存在を察知する。


 向かってくる気配の方向は斜め上方。

 奇しくもそれは、先ほど静が今相手にしている囚人を襲撃したときと同じ、吹き抜けを落下しての上空からの襲撃だった。

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