41:トイレの花紙さん
静の失敗は、本当に迂闊としか言いようがないものだった。
そもそもの話、こうしてトイレに入る前に気付いておくべきだったのだ。何しろ考えてみれば、ここは夜の学校なのである。いくら疲れていたと言っても、なにをコンセプトにすれば夜の学校などという環境が作られるかなど、普段の静ならば容易に想像がついていたはずである。
それがトイレといういかにもな場所に足を踏み入れ、いざその事態に直面するまで気づかなかったというのだから本当に迂闊としか言いようがない。
これではまるで、急いでこの
(……く。あと少しというところで)
思いつつ、この期に及んでまだポーカーフェイスを崩さずに、静は自分の体、それを拘束する白い帯状のものの全貌をすばやく確認する。
扉を開けた瞬間、個室の中からあふれ出してきた大量の白い帯。静が反射的にその場を飛びのき、腰に差していた十手を引き抜いたのはさすがというところだったが、しかし一本二本ならば回避できた自信のある敵の攻撃も、至近距離で大量に、それも周囲に広がるようにして展開されてしまえば流石にどうにもならなかった。
瞬く間に白いものが静の手足に絡みつき、背後に走っていた手洗い場につながる水道管のパイプを巻き込むようにして静の体が拘束されて、今に至る。
(それにしても、よく見ればこれ――!!)
改めて自分の現状を確認し、同時に静はここにきてようやく、自分を拘束する白いものの正体を理解する。
驚いたことに、そしてある意味ではそれらしいことに、静の五体を拘束していたのは布なのではなく、大量のトイレットペーパーだった。
ただし、完全にただのトイレットペーパーというわけではないらしく、トイレットペーパー全体がうっすらと、見覚えのある黄色いオーラを纏っているのが見て取れる。
(なるほど、脆いトイレットペーパーを【甲纏】か何かで強化しているのですか)
自身を拘束するそのオーラが自分の知るものと同一であるのを看破して、静はどうにか現状を脱しようと己の四肢に力を籠める。
だがいかにトイレットペーパーと言えど強化された状態で、さらにこれだけの数で拘束されてしまえばさすがに引きちぎることも難しい。声を出そうにも口回りもペーパーによって塞がれてしまっていては外の竜昇に助けを呼ぶことも不可能だった。
それどころか、静の首にもペーパーの一部が巻き付いていて、とっさに首との間に差し込んだ左手が無ければすぐにでも首を絞められて殺されかねない状況である。
(これは、かなりまずい状況ですね……)
トイレの中でトイレットペーパーに拘束されるという、いっそギャグのような状態に惑わされかけたが、しかし静の陥っている状況はとても笑えないくらいには危険なものだ。
そもそも身動きが取れないというだけですでに静は生殺与奪の権利を相手に握られているようなものである。
そう、トイレの個室の中から、今まさに歩み出て来たこのトイレットペーパーの大元にいるその相手によって。
『アカァ? アオォ?』
まるで幽鬼のようにこちらへと姿を見せたのは、これまでの敵の中では一番小柄な、少女型の敵だった。
恐らくはこの学校の制服なのだろう。黒いセーラー服を身にまとい、しかし顔のある位置や制服からのぞく手足には、まるでエジプトのミイラのように大量のトイレットペーパーが巻き付いており、その隙間から見えるのも人間の皮膚ではなく、黒い煙が集まったような
そして一か所、顔に巻き付いたトイレットペーパーの隙間から、まるで一つ目のようにこの敵の赤い核が爛々と輝き、こちらへとその輝きを視線のごとく静の方へと差し向けている。
『アカァ? アオォ? アオ……、アオ、アオッ、アオォォォッ!!』
(なんだか怪談話が二つくらい混ざっていませんか?)
少女の姿で連呼されるそのセリフに、静は思わず二つの怪談を思い出す。
思えば初めてちゃんとした言語のようなものを発する敵と出会った形となる訳だが、しかし当然のことながら静にはそのことを喜ぶことはできなかった。
というかこの相手、セリフのようなものをしゃべってはいるものの、とても会話はできそうにない。機械的に襲ってくる対話不能の相手という意味ではこれまでの敵とそう大差はないようだった。
(―-ッ!!)
思ううちに、ギリギリと静の体を拘束するペーパーに力が籠る。現状首だけはどうにか守っているものの、しかし逆に言えばそれ以外の部位は全くの無防備だ。両手両足、そして胸や腹部を締め付けられるその感覚には、流石に静にも本能的な危機感を呼び起こされる。
『このままでは』と、静がなす術もないまま、それでもどうにか拘束から逃れようともがいていたその時、廊下から何やら焦ったような声と共に、竜昇がトイレの中へと飛び込んできた。
「小原さん――!!」
飛び込んで来て、そして現状を目撃した竜昇が絶句する。
流石の竜昇も、すでにここまで状況が進んでいるとは思っていなかったのかもしれない。
出入り口付近で立ち止まり、驚きの表情で目を見開いて――。
『アカァ――!?』
少女型の敵が反応し、竜昇の方へと視線を向けたその瞬間には、すでに竜昇は魔力と共に右手を前へと差し向けていた。
「【
その瞬間、竜昇がいち早く驚きから立ち直り、素早く魔法を発動できたのは、偏に何が起きても対応できるように心構えだけは済ませていたからだった。
トイレに危険性を感じたその時点で、すでに魔法の発動準備は済ませていた。
中にすでに敵がいる可能性も、事前に頭の隅にはおいていた。
上の階層で何度か戦う中で、竜昇は自身がお世辞にもとっさの対応力が高いとは言えないことに気が付いていた。
いや、それは単に静と比較してしまうから、自分が劣っているように見えているという、それだけの話なのかもしれないが、しかし現実問題として、危機に直面したときに判断が早いに越したことが無いというのもまた事実なのだ。
ならば普通であることはこの際たいして意味がない。
素早く判断を下せるようにするために、そして静に追いつき、並ぶためには、何らかの手を打つ必要性があるはずだ。
そう考えて竜昇がいたった結論は、とにかく先の展開について事前にいくつもの予想を立てておくということだった。
事前に危険な可能性を予想して、それに対する対応策をとりあえずでいいから決めておく。
いざ何らかの事態に直面したときに、その事態に対して決めていた手段だけでも迅速に取ることができるように。
「【
右手を突き出し、目の前の敵へと電撃を浴びせかける。
暗いトイレの中で閃光がほとばしり、その輝きを目の当たりにしたことで竜昇の中でさらにギアが上がるように思考が進む。
(――もう一発!!)
左のポケットから呪符を引き出す。
こんなことならトイレに踏み込む前に取り出しておけばよかったと、そんなことを反省しながら魔力を込めて、次の瞬間には竜昇は呪符を前へと突き出して静を拘束する白い布状のものへと魔法を発動させていた。
「
再びの電撃。
迸った雷光が今度は静を拘束する布のようなもの、その中で敵と静の間に伸びる位置を駆け抜けて、そこにある繋がりを焼き切るべく空を貫く。
「―-ッ、このオーラ、【甲纏】か」
静を拘束する白布のようなもの、それが纏う黄色いオーラが減衰しながらもほとんどの白布を守り切ったのを見て、竜昇はそのオーラが自分の知るものとまったく同一のものであることを理解する。
使われ方はだいぶ違うが、しかしもたらしている効果は竜昇にも覚えのあるものだった。以前同じ能力を使って襲ってきていた巨大大名も、武器に電撃を当ててもオーラが減衰するだけで攻撃が効いていなかったからだ。
(けど、それは一発だけではってだけの話だ)
攻撃によってオーラが減衰する以上、オーラで守り切れないくらいに攻撃を続ければ拘束を破壊することはできるだろう。
そう考えて、すぐさま右手で魔法の、左手で呪符を準備しようとした竜昇は、しかし直後に聞こえた声によってその目論見を一時中断することとなった。
「互情さん、シールド!!」
「っ!!」
どうやら静が口を塞ぐ拘束を、首元を守っていた左手の指を伸ばしてどうにか解いたらしい。
静の鋭い指示が飛んできて、直後に反射的に竜昇が展開したシールドに鋭い刺突が突き込まれた。
「アカァッ!!」
「うぉっ!?」
金属で突かれたような衝突音。透明な障壁のその向こうに攻撃の正体を見て、思わず竜昇は二重の驚きに襲われる。
一つは電撃を浴びせかけたと思っていた敵が、静を拘束するのと同じ白布で自身を守り切り、反撃してきたというその事実。
そしてもう一つは、目の前に展開した透明なシールドに突き刺さる、相手からの攻撃の正体だった。
(これ、トイレットペーパーか? けど、この音は……!!)
攻撃に使われていたのが白布ではなくトイレットペーパーであったことにも驚かされたが、しかしそれ以上に注目するべきはそのトイレットペーパーが攻撃に使えるほどに、それこそシールドに突き立てられるほどに硬質化していたという点だ。
見れば、突き出されたトイレットペーパーの先端が細くよじられて、それがオーラに包まれてその表面が金属か何かのように鈍い輝きを放っている。
(纏力系の何かの技で硬質化してるのか――?)
『――アカッ、アカッ、アカッ!!』
竜昇が敵の能力を分析するその間に、敵が壁にしていたトイレットペーパがほどけて左右に広がり、その向こうから同じような金属オーラを纏った、紙の槍を周囲に四本も構えた敵が姿を現す。
ふたたび打ち込まれる金属の刺突。それらが竜昇の展開するシールドに次々と突き刺さり、その乱打でもって硬いシールドに少しづつひびを入れていく。
「―-おいおいおいッ!!」
このままではまずいと、竜昇がシールドを消して飛び退いたのは、結果だけを見れば良い判断だった。
トイレの中にさらに踏み込むように飛んだ竜昇に対して、紙の刺突はうまく軌道を変えられなかったらしく、竜昇のいた空間を四本の刺突が貫いてその向こうの壁に次々と突き立ち、コンクリートの壁に穴をあけていく。
(く……。威力もそうだが、結構速度が速いな)
自分程度ではシールドを用いなければ防げないと、なんとか冷静さを保ちながら竜昇はそう判断する。
竜昇自身の技量という意味でもそうだが、それ以上に大きいのがこの場所がトイレであるという点だ。
見たところこのトイレ、一般的な学校のトイレのイメージと比べれば非常識に広いようだが、それにしたところで所詮はトイレ、大立ち回りを演じるには流石にスペース的な限界がある。
(どうする……。オハラさんが捕まってる以上、外に連れ出すのは多分無理。かと言ってシールドで身を守っていたら、魔法は発動できないしこっちもじり貧だ)
一応竜昇も、先のマンモスとの戦いでの教訓から、二人それぞれが保有する呪符の数を【雷撃の呪符】は三枚から五枚へ、【静雷】の呪符は二枚から三枚へとそれぞれ増やし、さらには【迅雷撃】の呪符である【迅雷の呪符】も一枚ずつではあるが作成し、保有している。
とりわけ、【雷撃】の魔法を撃てる【雷撃の呪符】の残数は四枚。竜昇自身がシールドの展開に意識を裂いていても、とりあえず四回までなら魔法を発動させることは可能である。
とは言え、それはあくまで撃てるというだけの話だ。実際に撃つとなった時、シールドを展開したままではどうしてもそのシールドに攻撃魔法が阻まれてしまうし、かといってシールド抜きでこの敵の攻撃から身を守るのは竜昇には難しい。
(なにかやるならまずこいつのトイレットペーパー自体を何とかしなくちゃだめだ。それもできることならこの数を全部まとめて……、となるとこっちの取れる手は――!!)
思い、竜昇が一つ対応策を思いついたのとほぼ同時、攻撃を回避した竜昇に対して、敵が何やら興奮したような様子で次の動きを見せ初める。
最初の電撃を浴びせた際に盾にしていた大量のトイレットペーパー。それらが鎌首をもたげるように竜昇に先端を向けて持ち上がり、同時にその先端が鋭利な金属のそれへと変化していく。
「マジかよ……」
頬を引き攣らせる竜昇に対して、少女型はますます興奮したような様子を見せる。
「アカッ、アカッ、アカッ!! ……アオ? アオォォォ? アカッ、アカッ、アカッ!! アカアカアカアカアカアカアカアカアカアカアカアカアカアカァァァァァァアアアアッッッ!!」
「……っ、い、意味が解らねぇ。なんだってこいつ、さっきからこんな強烈に赤推しなんだよ……?」
「……多分、私が青と、決まっているからではないでしょうか」
口元と首のトイレットペーパーを引きはがそうともがきながら、どうにか声を発する静がそんなことを言う。
確かに言われてみれば、トイレの中で赤か青かを問うてくる怪談に置いて、青は顔色真っ青、赤は血まみれという落ちが用意されていたような記憶がある。
すでに静を青くすると決めているから竜昇は赤というのは、迷惑極まりないが一応理解できるキャラづくりだ。
そんなことを考えながら、竜昇はふと視線をやった静が、何やらこちらに視線を送っているのを確認する。
見れば、相手の少女型から隠れる形で、静の右手の十手が、彼女が腰につけるウェストポーチの中へと、いつの間にか差し込まれて中を探っていた。
それだけを視認して、竜昇も小さく、彼女に対して頷きを返して見せる。
(結構かけの要素は強いが、やるしかない、か)
覚悟を決めて、竜昇はシールドをいつでも展開できるように準備しながらじりじりと横へと移動する。
とは言え、そんな竜昇の不自然な移動をいつまでもこの敵が見逃してくれるはずもない。
次の瞬間、竜昇が踏み切ると同時に、硬質化したトイレットペーパーの槍衾が一斉に竜昇目指して襲い掛かってきた。
「うぉっ!!」
走り抜ける背後、自身を貫こうとしたトイレットペーパーが背後の壁を貫く音を聞きながら、竜昇は自分のこの逃走が長く続かないことを確信する。
恐らくは持ってもたったの数歩分。それだけの距離を走るころには、竜昇は背後に迫る槍衾に追いつかれることになる。
だから、チャンスがあるとすればそのたったの数歩分。
(当たれ、当たれ、当たれ――!!)
踏みしめた床を蹴り、シールドを展開するギリギリのタイミングを計りながら、竜昇は内心で必死にそう念じていた。
実際、それほど可能性は低くないはずなのだ。前にいる竜昇がシールドで攻撃を“防いでしまわなければ”。
――これだけ大量の槍衾が、竜昇の背後にある手洗い場の、その水道管へと直撃して、それを破断してしまう可能性は。
(――ッ!! シールド!!)
これ以上は危険と、竜昇がシールドを展開したのとほぼ同時。
竜昇が通り過ぎたばかりの、背後の壁から勢いよく水が噴き出して、槍衾と共に竜昇のシールドへと降り注ぐ。
『―-アォオッ!?』
突如噴出し、浴びせかけられる大量の水に、少女型の敵が反射的にトイレットペーパーで自身をガードする。
だが――。
「なんせトイレットペーパーだ。元から丈夫なもんとは言い難いが、水をかけられるのにはことさら弱いよな?」
溶けていく。敵が自身を守ろうと展開した紙の壁も、竜昇に差し向けようとしていた紙の槍も、そして静を拘束していた大量の紙の拘束も。
「――【剛纏】」
ブチブチと、水によって溶けて脆くなった自身の拘束を、静が強化した筋力にものを言わせて引きちぎる。
水にぬれたトイレットペーパーと服が体に張り付いたままだが、しかし幸いにも動く分にはそれほど支障はないようだった。
「【静雷撃】は必要か? いったいどれくらい使っちまった?」
「十手と、後投げ銭用の古銭をいくつかでしょうか。とは言えこの相手にはこれ以上は必要ないでしょう。あまり有効な手段とも言えませんし――」
いかにトイレットペーパーが水に弱いと言っても、そもそも【甲纏】によって存在強度を底上げされている物体には水をかけるだけでは不十分だ。効果が無いわけではないだろうが、しかしどうしてもオーラによるその守りを剥ぎ取っておく必要は出てくる。
それが今、あっさりと水によって溶けて、引きちぎることができた理由はただひとつ。
トイレットペーパーによって拘束された静が、敵の注意が竜昇へと向いているその隙に、自身の持つ【
そして、武器となる紙を全て失った敵がたどる末路はただ一つ。
『ア、ガ……』
竜昇と簡単に言葉を交わした次の瞬間には、静は水を浴びる少女型へと距離を詰め、突き出した十手によってその顔面の核を砕いていた。
敵が煙となって解けるように消滅し、ドロップアイテムらしき大量のトイレットペーパーが水たまりの中へと落下する。
「うわ……、使えないアイテムの上に台無しに……。って、小原さん、大丈夫――」
致し方なかったとはいえ頭から水を浴びる羽目になり、全身びしょ濡れになってしまった静の状況に遅れて気が付いて、慌てて竜昇は静に対してそう問いかける。
だがそれに対して、振り返った静から発せられたのはいつもと変わらぬポーカーフェイスと、しかしどこか有無を言わせないような、そんな口調の言葉だった。
「――互情さん、助けていただいたところなんなのですが、とりあえず一度ここを出てください」
「―-え? いや、でも――」
いったいどうしたのかと、そんな疑問を胸に抱き、問いかけようとした竜昇に対して、先んじて静が発したのはたったの一言。
「ここは、女子トイレです」
言われて、竜昇はふと一つの事実を思い出す。
そう言えば先ほど、静が敵に捕まっていた際、彼女を捕らえていたトイレットペーパーの一部が彼女の腹部をも締め付けていたということを。
「―-、ああ、わかった。外で待ってる」
彼女を襲っていた本当の危機を密かに察して、竜昇はそれ以上追及することなく、何も言わずにそそくさと女子トイレを後にした。
互情竜昇
スキル
魔法スキル・雷:26
護法スキル:13
守護障壁
探査波動
治癒練功
装備
石斧×2
石槍
雷撃の呪符×5→4
静雷の呪符×3
迅雷の呪符×1
小原静
スキル
投擲スキル:12
投擲の心得
纏力スキル:9
二の型・剛纏
四の型・甲纏
装備
磁引の十手
加重の小太刀
武者の結界籠手
小さなナイフ
永楽通宝×10
雷撃の呪符×5
静雷の呪符×3
迅雷の呪符×1
保有アイテム
雷の魔導書
集水の竹水筒
思念符×77
神造物(?)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます