第8話魔法都市エリンへ
「よし!今日はここまでにしよう!」
「ああ」
「護衛って意外と大変なんだね~」
「こんなに盗賊がいるとはななんかおかしく無いか?」
「いやいや、それを一瞬で倒すお二人さんの方がおかしいと思うけど?」
「そんなことないよ~」
「僕たちがおかしいのだったらこれよりランクが上の人たちは、もっとおかしいと思うぞ」
「それもそうか!」
と、ハヤセは、あははと笑った。
「とりあえず今日は、お疲れ様これ食べて?」
アリスは僕たちに、干し肉を水で戻して味付けしたものと、僕には良くわからないものが入ったスープを渡した。
「じゃあ明日も頑張りましょう!頂きます!」
「頂きます。」
「いただきまーす」
「いただきます」
ハヤセ、アリス、リン、僕の順番で言った。
「このスープ食べたこと無かったが美味しいな」
「そうだね~何が入ってるんだろう?」
「私達の故郷の伝統料理なの」
「栄養がたくさんあるんだぜ!」
「へーそうなのか」
「二人とも同じ場所出身なんだ~」
「うん、そうなの」
「しかも幼馴染みなんだよ」
「へ~」
『僕たちと同じだな』
この日は、寝るまで故郷の話で盛り上がった
─────────
2日、3日と盗賊を問答無用で倒しながら、時は過ぎて行き、予定より早く5日目でついた。
「予定よりも一日も早く着いたよ!本当にありがとう!」
「いや僕たちは、無駄に多く出る盗賊を倒しただけだが?」
「いやいや護衛が君たちじゃなかったら完全に包囲されたときとか絶対死んでたよ」
「そうか?」
「二人とも五日間お疲れ様。」
「あ、これ報酬だ本当にありがとう!!」
「・・・1000G?何故二倍?」
「いや本当はもっとだしたいくらいだよ」
「ふーん?じゃあありたく1000G貰うね?」
「おう!本当にありがとな!じゃあ!」
「ああ五日間美味しいご飯ありがとう」
「さようなら。」
「じゃあね~楽しかったよ」
二人は、町の中に消えて行った。
僕たちの、初めての護衛のクエストが終わった。
「じゃあ僕たちも町の中に入るか」
「うん!」
「今日は、疲れたから今日は、宿を探して寝て、明日ギルドに報告に行こう」「そうだねもう疲れたよ~」
「あ!この宿でいいんじゃない?」
「そうだな」
僕たちはリンの見つけた宿に入っていき、快く了承されたのでその日は、荷物を下ろした後すぐに寝た。
次の日
「おはようございます。ご用件はなんですか?」
「クエストの報告に来た」
「はいでは、ギルドカードを貸して下さい・・・はい大丈夫です。報酬はきちんと貰いましたね?」
「ああ貰った」
「では大丈夫です。お疲れ様でした。」
「ね?これからどうする?」
「もう次の町まで移動しないか?」
「まあいいけど」
「早く着いて本格的に二人で暮らしたいからな」
「じゃあ一気に行こうよ!」
「ああ
「じゃあまず宿に戻って準備をしてすぐに出発しよ?」
「じゃあ戻るか」
──────────────────────────────────
「よし行くか、リンお願い」
「うん!」
〝
「よし!行くよ!」
僕たちは、力強く地面を蹴った。───────────────
「・・・まだかなり距離があったはずだが?」
「うん・・・もうついちゃったね」
まだかなり距離があったはずなのに一日掛からず、魔術都市エリンに着いてしまった。
「やっぱりリンは、僕より凄いよ」
「うんうんお兄ちゃんが一番だよ~」
リンは照れながら言った。
「よしそろそろ入るか」
「うん!これから楽しみだね!」
「ああ」
僕たちは、門の前に立っている人にギルドカードを見せ、門の中に入って行った。
崩壊の魔王 アイキ @5487
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