第5話第3の中継地点そしてギルド
あれから一週間ほどたった。
途中で魔物に遭遇したりしたがすぐ倒しあるいた。もう少しで、第3の中継場所に着く位まできたのだった。第3の中継場所は、僕たちがうまれた場所より少し大きい町らしい。
そこで僕たちは魔法都市エリンに入る時の証明となり、これから僕たちの仕事となる冒険者の登録をしようと思う。
「ねー後どんくらい~?」
「もう少しだ・・・このペースで行ったら後1日位かな」
「もう
「前、
「そろそろお兄ちゃんと二人でゆっくり過ごしたいよ~」
「まあ、リンがいいんだったら僕はいいんだがな。あと、次の町で少し長めに休憩して、馬で行こう」
「うん!ありがとうお兄ちゃん!」
〝
唱えられたとたん体が少し、いや、かなり軽くなった。
「じゃあ全速力でいくよ~」
「レッツゴー!」
と、二人で言って、駆け出して行った。
─5分後─
「・・・後1日かかる筈の距離を、こんな早く着くなんて」
「ふふふ凄いでしょ~!」
「ああリンは、僕より凄いんじゃないか?」
「そんなことないよお兄ちゃん一瞬で敵を消しちゃうじゃん」
「いや、それもリンが補助してくれてるからなんだけどないつもありがとなリン。」
「えへへ~もっとお兄ちゃんのために頑張るねー!」
「ああっとそろそろ入るか」
「うん!そうだね」
─────────
「お待たせいたしました。ご用件は、何でしょうか?」
僕たちは、冒険者になるために、ギルドに来ていた。
「冒険者になるために、登録をしたいのですが」
「ああ、登録ですか二名様ですね。少々お待ちください」
・・・・・少し待っているとさっきの職員の人が戻ってきた。
「お待たせいたしました。登録をいたします。奥の方に来てもらっても良いでしょうか?」
「ああ」
僕たちは、職員に着いていった。
─────────────────────────
「ではこれが資料です。良く読んでから名前、出身場所、メイン武器を書き、あと、良ければ固有魔術を書いて下さい」
資料を読んで見るとギルドカードには、特殊な加工がされているので紛失した場合はお金がかかります。や、ギルドランクは例外を除きFランクから開始です。等がかかれていた。
特に不利益になるようなことはかかれていなかったので、名前の所にカイトと出身場所にルーエント、メイン武器は良くわからなかったので魔術と書いておいた。
「固有魔術は、書かなくていいんですよね?」
「はい。個人情報に値するので書かなくても登録出来ます。」
消滅魔法は書いてはいけないと、直感がいっていたので何があっても書かないと決めた。リンの方も固有魔術は書かないことにしたようだ。
「はい終わりました。」
「はい。確認させて頂きます。出身場所がルーエント・・・ここに来る間にある村が魔物によって全滅したとの情報があったのですが大丈夫だったのですか?」
「ああやっぱ魔物だったのか」
「あそこに魔物いっぱいいたもんね~」
「・・・どうやってここまで来たのですか?」
「え?普通に倒してですが?」
「倒してって言うより消してだったよね~」
「・・・しょ、少々お待ちください!」
またもや、少し待っているとさっきの職員が誰か女性の人をつれて戻ってきた。
「こんにちは私は、ここのギルドマスターにあたる者です。ギルマスと呼んで下さい」
ギルマスは、ニコニコしながら言った。
「あ、はい宜しくお願いします。」
「ところで、村を滅ぼしたほどの量の魔物を二人で倒して来たというのは本当ですか?」
「いや、死体の方がミイラ化しかけていたので魔物の量もかなり減っていたと思いますが・・・」
「それでもランクFの人がそんなことは出来ないですよ?」
「と言うと?」
僕は話の続きを促した。
「ランクFの仕事は薬草を摘んだり、町の雑用しかないのです。なので大量の魔物を倒せる人がランクFなんかもったいないので、例外として二人ともランクCからのスタートでよろしいでしょうか?」
「まあいいがしっかり確認してないのにいいのか?」
「ん?私は、いいよ~?」
「うふふあなたは、なんとなく分かんないですか?」
ニコッと笑いながらギルマスは言った。
・・・まさかそれが嘘でもギルドに損することはなにもないからか?
・・・この人は、怒らせないようにしよう。
まあ、立場的にも性格的にも。
「所でここを拠点にするのですか?」
「違うよ?エリンを拠点にするつもり」
とりあえずリンがいってくれたのでうなずいとく
「あら?残念ですね」
「すみません。最初っからエリンに移動するつもりだったのでそこは、譲れないです。」
「まあ、それならしょうがないですね。それではこれで登録は終わりました。表に戻り、ギルドカードをもらって下さい。」
「はい」
僕たちは、また職員に着いていき表に戻り、ギルドカードをもらった。
「何かクエストを、受けますか?」
「いや、2日位休んでそれからクエスト一回受ける。」
「はい分かりましたこれで終了です。お疲れ様でした。」
ということで宿を探しに行くことにして、ギルドの外に出た。
・・・ギルドを出たら厳つい男の冒険者が、三人ドアの前に立っていた。
「おい!ちょっと待て!」
無視して行こうとしたら呼び止められた。
「お前ら今登録終わった新人だろ?俺のギルド入れよ」
僕は今登録終わった訳ではないと、証拠を造り誤魔化すことにした。
「いや?違うが?きちんとギルドカード見ろよ?」
ギルドカードを見た三人組は、一瞬目を会わせ合い
「・・・す、すみませんでした!」
と言い何処かへいってしまった。
「・・・今の何だったんだろうね?」
「多分、新人を誘って優越感に浸りたい人たちなのだろう」
三人組がドアの前に立っていた時、やっぱりと思っていた。何故なら〝知識〟の中に何故かこう言う注意することも入っているからだ。
「まあ、そろそろ宿探しにいかないと停まる場所が無くなるかも知れないから行こう」
「そうだね!」
そうゆうことで、あっさり問題を解決しあっさり宿を見つけ余った時間で、二人は町の観光をしたのだった。
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