第3話固有魔法《ユニークマジック》

この世界の魔術の種類は火水風土霊雷に別れていて、それを混ぜたりして、色々な魔術を造っている。そしてその他に、固有魔術ユニークマジックがある。固有魔術ユニークマジックは、雷意外の火水風土霊が全て使えるようになったら出来るようになる魔術だ。そのなのとうり一人一人違う魔術が使えるようになるのだ。


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「で、何で今歩いてるのだ?」

「え?エリンに行くためじゃないの?」

「いや、乗り物とかつかわないのかなって」

「・・・お金余り無いから?」

「じゃあ何か食べ物持ってきたのか?」

「近くの町で買う?」

「近くの町に着くのって2日位掛かるとおもうが。」

「じゃあそこら辺にいる動物を狩ろう!」

「まあそれしかないか」



〝土火混合魔術(武具製作弓)〟

と僕は唱えそのまま上に向かって弓を放った。

弓は上を飛んでいた鳥のところえ吸い込まれていき突き刺さり僕とリンの間に落ちてきた。


「よし、じゃあそろそろご飯食べるか」

「うん!お腹すいてきたしね~」


そう言いながらリンは手際良く血抜きをして、内臓を取り除いて、火と風の混合魔術で火加減を調節させながら焼いていた。


「何でそんなに手際いいんだ?」

「ん~お父さんから教えてもらった~」

「そうえばリンのお父さん狩人だったな。」

「そうだよ?」

「ん、出来たよー」

「じゃあ食べるか」

「うん!頂きまーす!」

「頂きます」


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「そうえばリンの固有魔術ユニークマジックってなんだ?」

「へ?何で?」

「いや、これからずっと一緒だから知ってた方がいいかなって」

「じゃあお兄ちゃんが教えてくれたらいいよ~」


リンは、ホニャって感じの笑顔で言った。


「一言で言うと消滅魔法かな?」

「一言?」

「ああ他にも色々ある・・・まあそのうち実戦で教えるよ」

「へーあ!私は護符魔法エンチャントだよー」

「どんな魔術だ?」

「自分の能力を上げたり相手を補助したりする魔術だよ」

「じゃあ僕の魔術と相性がいいかもな」

「ん?お兄ちゃんと?」

「僕の固有魔術ユニークマジックは、設定が人数で行くと五人しか設定できないのだけど、リンの固有魔術ユニークマジックと合わせるともっと選択出来るかも知れない」

「へー!あ、そろそろ食べ終わったから出発しよ?」


リンは嬉しそうな顔でそう言った。


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「そろそろ暗くなってきたから今日はここで寝るか」

「そうだね!はー疲れた~」

「リンが歩いていくって言うからだろ・・・まあ、こうゆうのも良いと思うが。」

「だよね~お兄ちゃんと二人で一緒に歩くの楽しいよ」

「まあ僕も、リンと二人で歩くの楽しいよ」

「よし!1日め終了!明日も頑張るぞーおー!」

「おー」


二人とも拳を、空に突き上げそういった。


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朝、僕たちはご飯を食べたらすぐに出発した。

今日中に途中にある村に着くためだ。


「そうえば護符魔法エンチャントで、早くつけるように出来ないのか?」

「出来るけどそう言うの使わないで、行きたいかな~ってほらゆっくり歩いた方が楽しいじゃん!」

「確かにそうか。リンがいいんだったらいいがな」


それから2刻から3刻ほど歩いた時、僕はなんとなく嫌な感じがした。何か頭の奥がチリチリとする感じだ。

そこでリンに止まるよう促し、止まった。


「へー良く気付いたな坊主」

「山賊??いや森の中だから森賊かな?」

「いや、普通に盗賊じゃないかな?」

「おい!二人とも無視するな!!」


そこに盗賊?の仲間が十人ほど出てきた。


「僕の固有魔術ユニークマジック見せてあげるよ」

「じゃあ私の護符魔法も見せてあげる~」


護符魔法エンチャント対象:カイト効果:魔術補助〟


「ありがとうリン」


僕は心のなかで、

『消滅魔法:対象盗賊、効果:全消失オールロスト

と唱えた。

その瞬間盗賊たちは、その名の通り消えてしまった。


「え?何がおこったの??」

「僕の固有魔術・・・の消滅魔法の中の、一つかな?まあリンが補助してくれなかったらここまでスムーズにいかなかったよ」

「・・・やっぱりお兄ちゃんすごい」


リンは、熱にうなされたような顔でそう呟いた。



それから僕たちはまた、三刻から四刻ほど歩いたら、最初の中継地点の村が見えてきた。


「あー!あれじゃない?」

「そうだなあれが最初の中継地点だ。今日はそこに止まらせて貰おう」

「うんそうだね~」


僕たちは、最初の中継地点である村に向かって歩き出した。

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