1章-①-Ⅱ:SideEpisode➁…近付く時
地球ではないどこかの世界での一幕――
そして…異なる世界が重なり合う前兆の一幕――
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
王国内の会議室にて白いドレスを着た金髪の綺麗な年若い女性と、白いフードで口元以外を隠している魔導の使い手である女性、王国に仕える鎧を着こんだ騎士や魔導士がこれからについて話し合っていた。
「では、召喚に必要なものは全て整ったのですね?
金髪の長めの髪を結っているこの場で最も高い地位なる者である少女が
「はい。姫様。召喚に必要な術式と詠唱、必要なものは揃いました。後は召喚先の正確な座標と、召喚時に必要な魔力が溜まるのを待つだけでございます」
「そうですか…これでこの国を、いえ、この地を【魔王】の手から救う存在を。”女神に選ばれし者”達を招きよせえる事ができます。…それで必要な魔力は後どのくらいかしら?白の魔導師殿」
「えぇ、私の計算通りですと…四日後が最も高まるとなるでしょう」
「そうですか。あと4日…待ち遠しいです…」
(これで……あの【魔王】を討てる者が招く事が出来ます…)
(さてっ……私の見たものが当たるか否か…当日立ち会えないのは残念ですが致し方ないですね…)
こうして、色んな思惑が交差する中、運命の時計の針が近づいていたのだった……
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます