第2章【紅獣眼の聖騎士】2節【計画者】
初撃の
皮一枚の隙をあけて、瘴魔も回避したが。でも炎で火傷を負っていた。
瘴魔「クっ…、にンゲんにみツかッタとなレバ、アノ方にモうしワケがナい…」
またまた気にかかる単語を聞いたコウガは、後でできたら尋問してみようか、何かわかるかもしれない。と思った。
コウガ「ほらっ、よそ見してるとその体断ち切るぞ!」
連続で、
瘴魔「くウっ…ナめルなヨ、ニンゲんが…」
触手を突き出して軌道をそらさせようとしたらしいが、コウガのイフリートは、その触手を半ばから断ち切った。切られた触手が宙に舞い、瘴魔の体液が飛び散る。
だが、瘴魔の別のナイフ状になった触手が、コウガの肩甲を切り裂き、その下の皮膚に傷をつけていた。赤い血が流れ落ちる。
コウガ「ほぉ…なかなかやるな。じゃ、こっちも本気でいくぞ!」
その言葉が言い終わられた途端、コウガの纏う
瘴魔「!……オまエ、マさか、
瘴魔が言った、
コウガ「その通り。さっさと降参した方が身のためだぜっ…!」
その言葉とともに、イフリートが振り下ろされる。炎と闇の属性を纏った一撃。でも瘴魔は死なない。コウガが使った武芸系特殊スキル【
瘴魔「ク……」
コウガ「じゃ、いくつか質問するぞ。ああ、嘘言ったら即叩き切るからな?」
尋問によって、あの方とは魔神(瘴魔のトップに立つ存在であるらしい)、計画とは、魔神を筆頭にして、地上へ侵攻することだということがわかった。
コウガ(ふぅ…まあよかったってことか、一応言っておくべきだろうな)
コウガは地上のギルドホームへと駆けあがっていった。
次回→第3節(鳴動の予兆) END
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