閑話2 なぜか生徒会室にブラが置いてあったら

 ある日の放課後。

 大輝は葵に頼まれた用事を済ませて生徒会室に戻った。

 いつも誰かしら役員が中にいるのだが、その日はなぜか誰もいなかった。


 それは幸運だったのか不幸だったのか。

 特に仕事もなく、「お先に」と勝手に帰宅しても問題なかったのだが、誰もいない生徒会室のテーブルの上に、ピンク色の布が無造作に置いてあった。


 布といっても、ぶっちゃければそれは女性用の下着であった。さすがにパンツではない。おっぱいを包み込むアレだ。


 どうしてそんなものが生徒会室に放置されているのか。

 誰もいないといっても、大輝はブラジャーを見て頬を染めた。


 自分が寝ぼけているのではないかと頬をつねってみるも、痛いだけだった。

 夢ではないらしい。

 大輝はとりあえずブラの側まで寄っていった。


 近くで見ようと遠くで見ようとそれは間違いなくブラジャーだった。ピンク色でレースの刺繍の入ったものだ。


 大輝にとって女性の下着をまじまじと見たのは生まれて初めてのことだった。

 それは憧れでもあったし、さらに年頃の男子が恋いこがれてやまない、おっぱいを直に包むものでもある。


 一目で新品でないことは大輝でもわかった。つまり、これは誰かのおっぱいを包んでいたものなのだった。

 大輝は目を泳がせながら周囲を見回した。


 生徒会室には誰もいない。隠れる場所もない。これが葵の仕組んだ罠ならどこかに隠しカメラが仕込まれているはずだが、その形跡もない。

 すべての可能性を入念に調べ上げ、最後に大輝は生徒会室のドアに鍵をかけて「ふぅ」と一息ついた。


 これで密室ができた。誰かが突然、入ってくることはなくなった。葵は鍵を持っているのだから無意味なことではあるが、それでも時間は稼げる。

 ブラの側に戻って、大輝は心臓が破裂しそうなほどドキドキするのを覚えながら、ゆっくりとそれを手に取った。


 感動だった。

 手は震えていたが、確かにそれを掴んでいた。指先から伝わる感触は天女の羽衣を触っているかのようにすべすべとしていて、大輝が知っている普通の素材とは全く別のものでできているかのように錯覚した。


(お父さん、お母さん、僕はやったよ。生まれて初めてブラジャーを手にしたんだ)

 感動で涙が溢れてきそうだったが、最初にやったことはブラをまさぐってこれが誰のものか調べることだった。


 ブラは一目見て大きかった。葵のものでないことは真っ先に判明した。どこからも異論はないだろう。では明日香のものかというと、それにしてはやや小さい気もした。

 タグに書かれていたのはE70、バスト90という数字だった。


(90cm……)

 大輝は生唾をごくんと飲んだ。


 葵は論外として、明日香ではないとすれば、消去法で未来のものだろうか。

 未来のプロポーションを思い出してみても、90cmの大台に乗るほど大きい印象はなかった。隠れ巨乳ということはあるかもしれない。いや、水着姿からしてもせいぜいDカップがいいいところでEということはなさそうだった。


 ではやはり明日香のものだろうか。

 カップが包むものを想像する。どうしても体育祭の時に揺れていたもの、二人三脚の時に大輝に当たっていた感触を考えれば、こんなものでは済まない気がした。

 とりあえず自分の胸にブラを当ててみるが、やはり無理矢理詰め込むにしても無理がありそうだった。


 そうなると最後に残る候補者は教師の美穂ということになるが、合宿の時に見た下乳の大きさからいって未来より小さいのは間違いない。とでもではないがこんなものをつけていればスカスカだろう。


 候補者が全ていなくなった所で大輝は頭を悩ませた。

 いたずらとは考えにくい。葵なら何をしてもおかしくはないが、手から伝わってくるぬくもりからすれば脱いでまだそんなに時間は経っていない。


 そして生徒会関係者でもない。生徒会関係者でない誰かがここでブラを脱ぐ理由。そんなものがあるとも思えなかった。

 あり得ない事実を除いていって最後に残ったものが事実であるとしたら、これは明日香のブラに違いない。


 大輝は無理矢理そう結論づけた。

 大きいのを恥ずかしがってる明日香のことだ、わざと小さいサイズのブラを付けているのかもしれない。


 匂いをかげば何かわかるかも。

 無意識のうちに、大輝は手にしたブラを口元に当てていた。

 くんかくんか。すんかすんか。はぁはぁ。


 カップの内側の、おっぱいに当たっていた部分から女の子の甘い香りがした。乳の香りというか、媚薬というか、男を狂わせる魔性の匂いだった。

 あっと言う間に股間に血が集まっていくのを覚える。

 そこで大輝はハッと我に返った。

(これじゃ変態みたいじゃないか)


 まったくもって変態以外の何者でもない。

 それでも大輝は鼻に当てたブラを離そうとはしなかった。

 と、その時、突然入り口のドアがガタガタと音を立てて揺れた。


「ん? 鍵がかかっているのか。はて、かけて出ていった覚えはないのだが」

 葵の声に大輝は驚いて硬直する。血の気が引いていく思いとはこのことだが、大輝は犯罪者のように目を動かし、どうするべきかを音速で考える。


 鍵をかけておいたのはやはりよかった。もしブラの匂いを嗅いでいる所を葵に見られたら。これは人生終了のお知らせだった。

 とはいえ、葵は生徒会室の鍵を持っているはずで、時間的余裕はどこにもない。大輝はとっさの判断でブラをズボンのポケットに突っ込み、できる限り何食わぬ顔をするように自分に暗示をかけた。


 ガチャガチャと音がしてドアが開く。

 葵は体操服姿で入ってきた。


「ん? なんだ、大輝、いたのか」

 入室した所で大輝を見て葵は足を止めた。やや顔に疑問符を浮かべていたが、いつもの葵の微笑みは残っている。


「えっ、ええ」

 勘の鋭い葵にバレないかどうか、冷や汗を垂らしながら大輝は言った。

 一緒に行動していたのだろう、葵に続いて明日香と未来も体操服姿で生徒会室へ入ってきた。


「大輝、なんで鍵がかかっていたんだ?」

 葵の表情からはまだ疑念は生まれていなかった。単に素直な疑問を口にしただけだ。


 しかし、どう転んでも誤魔化しようのない事実に、大輝はどうやって弁明するか頭を高速に回転させる。

 ブラジャーが置いてある生徒会室に、男子役員が単独で鍵をかけて籠もっている理由。そんなものはどこにもない。


「えっと、その……ですね。なんか無意識のうちに鍵をかけてしまったみたいで。特に理由なんてなかったのでびっくりですよ」

 苦しいにも程があったが、葵は素直に納得してくれたようで笑顔のまま「そうか」と頷いた。


 助かったかなと内心、胸をなで下ろす大輝だったが、それよりも葵たちがなぜ体操服姿なのかは疑問だった。

 いや、むしろショートパンツで太股は惜しみなく晒され、パンツはきっちり股間に張り付いている。凝視すればあそこも見えてしまいそうな色気と、上半身の純白で清楚なシャツは、先ほどまでブラの匂いを嗅いで興奮していた大輝には毒以外の何者もでもなかった。


 しかも葵だけでなく、明日香や未来も体操服姿なのだ。

 葵のすらっとしたしなやかな肉体もいいが、明日香のむっちりしたものもいい。未来のバランスの取れた大人びた魅力もまた格別だった。


「ところでみんなはどうしてそんな格好なんですか?」

 また股間に血が集まってこないように、大輝はできるだけ話題を逸らすようにする。


 そうはいっても大輝は葵たちを凝視し続けていた。そしてある事実に気づいてしまう。

 乃木坂学園の体操服はやや小さめで体にぴったり張り付くデザインだ。おかげで体の凹凸も見やすいのだが、今日はなんだかいつもより色気があるような気がした。


 それもそのはずではあった。明日香を見て気づいたのだが、胸の輪郭が妙に柔らかそうなのである。まるでそこにおっぱいがあるような錯覚と、いつもよりやや下と外に位置する丸み。そして胸の頂点にうっすら浮かぶ小さな膨らみ。それは間違いなく乳首に他ならない。


(えっと、まさかノーブラ?)

 明日香がノーブラなら、生徒会室にブラが置いてあるのも不思議ではなかった。

 でもなぜ生乳が、体操服に直接擦れているのか。その理由がわからない。


「ああ、明日は女子の健康診断でな。心電図を使うのだが、生徒会役員はスタッフとして働くから今日先に済ませてきたのだ」

 と、葵が先の質問に答えて疑問は氷解する。


 つまりは葵も未来も明日香と同じようにノーブラだということだ。

 よくよく観察すれば、三人ともいつもと胸の形が違う気がする。葵だけはそれほど違いはないが、それでも胸の突起が浮いているような気がしないでもないのだ。


 大輝は衝撃的な事実に鼻血が出そうで頭がクラクラした。

 しかし、問題はなにも解決していない。

 むしろ重大な問題があった。どういう理由かはわからないが、明日香のブラジャーが生徒会室の机の上に置いてあったのだ。そして今、そこにブラジャーはない。なくなったと大騒ぎになるのは当然で、その下着泥棒の容疑は一人残っていた大輝に向けられるに決まっていた。


(やばい、やばい、やばいやばいやばい)

 どうしてズボンのポケットなんかに隠したのか。テーブルの上に投げ捨てればよかったではないか。

 今、検査されれば言い訳のしようもない。

 大輝はバラ色のような高校生活の終焉を悟っていた。


「まぁ、そういう訳だから私たちは更衣室に行って制服に着替えてくる。何もないなら大輝は先に帰っていいぞ」

 しかし、なぜか葵は追求することなく生徒会室を出ていった。明日香の顔も見るが、特別いつもと変わる所はない。未来もそれは同じだった。


「助かったぁ……」

 どうして葵たちが更衣室に寄る前に生徒会室へ顔を出したのかという謎は残ったが、大輝は虎口を逃れて腰砕けになるように床に座り込んだ。


 いや、謎はもう一つあった。

 このブラジャーは誰のものなのであろうか。

 ズボンの中のブラジャーは机に戻すわけにもいかず、大輝はそのまま家に持ち帰ることになる。




 翌日、また放課後に大輝は生徒会室へと足を運ぶと、中には一人の女生徒がいた。

 見知らぬ女子が生徒会室にいるのはそこまで不思議でもない。陳情やら苦情やら、生徒会室に来客がないわけでもない。


 驚くべきことは彼女が競泳用の水着を着て、さらに葵の席に座り、不敵に大輝を見つめていたことだった。


 ショートヘアでボーイッシュと言っても隠しきれない甘い女の子っぽい顔立ちと、引き締まった肉体と競泳水着で圧迫されていても盛り上がる胸部、それらがまだ水に濡れて湿った余韻が残っており、彼女の色気をより引き立てていた。


 見知らぬ、と言っても、大輝はすぐに彼女が何者であるか思い出した。


「えっと、水泳部部長の……」

「相川真由まゆだよ。よろしくね、生徒会副会長の三枝大輝君」


 体育祭でも活躍していた乃木坂学園の有名人の一人、それがどうして生徒会室に水着姿でいるのか大輝は理解できずにいた。


「どういったご用件ですか? それと、そこは会長の席なんですけど」

 葵たちはまだ来ていないようだった。二日続けて珍しいことだが、そういう日もないわけではないのだろう。


「ん、どこに座ってもいいじゃないか。別に知らない仲ってわけでもないし。君だってこの席に座りたいとか思ってるんじゃないのかな」

「そんなことないですって。僕が生徒会長になるだなんてそんな。それに、相川先輩の水着、まだ湿ってるんじゃないですか。それだとイスが濡れてしまうと思うんですけど」


「うーん、そういう意味じゃないんだけどね。それに、席の方は許してもらえるよ。ボクと葵との仲だからね。ああそれから、ボクのことは真由って呼んでいいよ。大輝くん」

 鷹揚な人なのか、真由はあっけらかんと言った。いや、どちらかといえばいろいろと含みのある台詞のように見える。大輝よりも年上だからか、艶妖という雰囲気を持った人だった。


「あの、それでご用件は? 会長ならそのうち来るとは思いますけど」

 質問がスルーされたことで大輝は再び言った。


「ああ、用件ね。昨日、ボクのブラジャーがこの机の上に置いてあったと思うんだけど」

 とんでもない爆弾発言に、大輝は内心、青ざめながら硬直した。


「あれ、聞こえなかった? ここにボクのブラジャーを置いておいたんだけど、大輝くんは何か知らないかな」

 真由は笑顔のままだった。年頃の乙女が男子に対して「ボクのブラジャー」なんて口にするべきことではないが、そこは体育会系のノリなのかもしれない。大輝を疑っているという風でもなく、開けっぴろげに真由は言った。


「えっと……さ、さぁ……。僕は何も知らないです」

 白々しすぎる返事だが、真由はあっさり信じて続けて説明する。


「ピンクのブラでさ。大きさはEカップだよ。昨日の夕方、取りに戻ってきた時にはなかったんだけど、何か聞いてないかい?」

「会長からは特に何も。えっと、下着を紛失したんですよね」


「状況から考えればそうだね。ボクのブラを盗んだ人がいるみたいだ。時系列から考えて、ボクがここにブラを置いてから葵が生徒会室に戻ってくるまでに無くなっていたみたいだ。大輝くんは葵の前に生徒会室に来たのだろう? 何かおかしいことはなかったかな」

「え、ええ。僕がここに来た時には何もおかしい所はなかったですよ。廊下でも怪しい人とはすれ違いませんでしたし」


「本当に?」

 何を言っているのか、真由は笑顔を絶やさずに聞き返してきた。


「も、もちろんですよ。でも、誰が取っていったんでしょうね。あまり男子は生徒会室には来ないんですよ」

 実際に生徒会室に用事があるのは男女比を考えてみても女子ばかりだった。それは部活の関係もあるし、委員会等で主導権を握っているのが女子ばかりだからということもある。

 むしろ大輝は自分で、容疑者は自分しかいませんと告白してしまったようなものだった。


「まぁ、ボクのファンの娘かもしれないね。パンツとかブラとかリボンとか、他にも小物なんかもよく盗まれるんだよね」

 さすがは学園のスターなのだろうか。女子校のようなノリを多分に残している乃木坂学園ではそういうことも多いのだろう。真由が女子の中でも圧倒的に人気だということは大輝も容易に想像がついた。


「なくなったものはしょうがない。さて、ボクは部活に戻るとするかな」

 笑顔のまま真由は立ち上がり、ゆっくりと大輝の方へと近づいてくる。

 すれ違う瞬間に、彼女は大輝の耳元で囁いた。


「昨晩はボクのブラジャーでオナニーしてくれたのかな?」

(なぜそのことを知っている?)

 大輝は思わずそう答えそうになった。


「えっと、いや、真由先輩、何を言って……」

「残念だったね。明日香ちゃんのじゃなくて。年頃の男の子なら普通のことだよね」

 真由の笑顔は変わらない。変わらず大輝を責め立てる。


「で、どうだった? 気持ちよかった? いっぱい出た?」


 もう既に大輝の顔は真っ赤だった。目の前にいる、湿った水着姿のボーイッシュな美少女が、意地悪そうな笑顔で大輝に顔を近づけてくる。


「あはは、返事しなくていいよ。全部顔に書いてあるから。でも、そっか、間違えたとはいえボクのでシてくれたのか。ちょっと照れちゃうなぁ」

 そう耳元で囁かれる声は艶めかしく、しかも密着するような近さのために彼女の匂いまで伝わってくる。


 ここで大輝は、あのブラジャーと同じ匂いがすると気づき、昨晩のことを思い出して不覚にも下半身に血が集まってくるのを感じる。


「大丈夫だよ。葵にも明日香ちゃんにも言ってないから。このことはボクと大輝くんだけの秘密だね」

 互いの体が近いため、真由の膨らんだ胸が大輝の体にかすかに当たる。


 どういう理由かはわからなかったが、真由は大輝のしたことを黙っていてくれるようだった。助かったというべきか、それとも重大な弱みを握られたといえるのか。大輝が困惑し続けていると彼女はさらなる爆弾を投下してきた。


「君が間違えて持って帰っちゃうから、昨日はボク、ノーブラで帰らなきゃならなかったんだぞ」

「す、すみません」


「あはは、ついに白状した。ま、思春期の男の子ならしょうがないよね」

 大輝はついうっかり謝ってしまうが、真由はからっと笑うだけだった。


「まぁ、そういう訳だからブラを返してほしいところだけど、もしかしてボロボロにしちゃった? それとも、とても返せる状態じゃない?」


「えっと、その……」

 大輝は目を泳がせながらどう答えるべきか考えた。ボロボロにはしてないが、このままではとても返却できないが、そもそもそういうことに使った下着を返されて着用する気になるものだろうか。


「まぁ、お近づきの印にそれは大輝くんにプレゼントするよ。間違った相手をオカズにサれるっていうのも癪だしさ。だからさ、ちゃんとボクでデきるようにこれもあげる」

 そう言って真由は、大輝の手に柔らかく、なま暖かい何かを押しつけた。

 何だろうと見てみると、それは水色と白とのストライプ柄のパンツだった。


「今日穿いていたやつだよ。まだ脱いでそんなに時間が経ってないから、微妙に体温残ってるかな。って、ずっと手の中にあったんだから暖かいのは当たり前か。

 昨日のと柄は違うけど、あっちは洗濯しちゃったから。匂いを嗅いでもいいけど、さすがにボクの目の前ではやめてくれるよね」


 あまりもの出来事に大輝は唖然とするだけで、とてもそんなつもりはなかったが、縞パンを突き返すようなことだけはしなかった。


「えっと、あの、その……、パンツなくて大丈夫なんですか?」

 頭の中がパニックになる中で、大輝が口にしたのはそんな疑問だった。


「ダメに決まってるじゃないか。大輝くんにパンツをあげたから、今日はノーパンで帰ることになるヨ。しかもうちの学校はスカートが短いから、ちょっとした風のいたずらでめくれたら、とんだ露出狂って思われちゃうね。まぁしょうがない。がんばってスカートを押さえながら帰ることにするよ」

 真由は頬を赤らめながら言った。


「じゃ、ボクは部活に戻るから。ああ、そうそう、今日じゃなくていいから今週中に必ずプールの方に顔を出してね。待ってるから」

 そう言って真由は生徒会室を出ていった。

 出ていった所で、すぐにまた真由が戻ってきて言った。


「それと、ボクがもう一人の生徒会副会長だって知ってたかい?」

 大輝初めて聞く情報に驚くとともに、葵と知己であるということで色々と妙に納得したのであった。

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